グリーン購入(平成18年度)

環境物品等の調達の推進を図るための方針

 JAXAでは、地球を全ての生命の生存基盤と認識し、宇宙開発は地球環境と共生のため「持続可能な発展(Sustainable Development)」を目指します。
 そのため、研究開発利用を通して様々な分野に貢献するよう努めると同時に、日常の業務においても環境負荷の軽減を心掛けます。その一端としてJAXAは、グリーン購入を行い、循環型社会の形成に寄与します。

平成18年4月2日
独立行政法人宇宙航空研究開発機構 理事長



 国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(平成12年法律第100号。以下「法」という。)第7条第1項の規定に基づき、平成18年度における環境物品等の調達の推進を図るための方針(以下「調達方針」という。)を定めましたので公表いたします。

I.特定調達物品等の平成18年度における調達の目標
 平成18年度における個別の特定調達物品等(環境物品等の調達の推進に関する基本方針の変更(平成18年2月閣議決定)以下「基本方針」という。)に定める特定調達品目毎に判断の基準を満たすもの。)の調達目標は、以下のとおりです。 なお、基本方針に規定された判断の基準は、あくまでも調達の推進に当たっての一つの目安を示すものであり、できる限り環境への負荷の少ない物品等の調達に努めることとします。

1. 紙類:調達を実施する品目については、調達目標は100%とします。

情報用紙(コピー用紙、フォーム用紙、インクジェットカラープリンター用塗工紙、ジアゾ感光紙)印刷用紙、衛生用紙(トイレットペーパー、テイッシュペーパ)

2.文具類: 調達を実施する品目については、調達目標は100%とします。

シャープペンシル、シャープペンシル替芯、ボールペン、マーキングペン、鉛筆、スタンプ台、朱肉、印章セット、印箱、公印、ゴム印、回転ゴム印、定規、トレー、消しゴム、ステープラー、ステープラー針リムーバー、連射式クリップ(本体)、事務用修正具(テープ)、事務用修正具(液状)、クラフトテープ、粘着テープ(布粘着)、両面粘着紙テープ、製本テープ、ブックスタンド、ペンスタンド、クリップケース、はさみ、マグネット(玉)、マグネット(バー)、テープカッター、パンチ(手動)、モルトケース、(紙めくり用スポンジケース)、紙めくりクリーム、鉛筆削(手動)、OAクリーナー(ウェットタイプ)、OAクリーナー(液タイプ)、ダストブロワー、レターケース、メディアケース(FD,CD,MO用)、マウスパッド、OAフィルター(デスクトップ(CRT・液晶)用)、丸刃式紙裁断機、カッターナイフ、カッティングマット、デスクマット、OHPフィルム、絵筆、絵の具、墨汁、のり(液状(補充用を含む)、澱粉のり(補充用を含む)、固形、テープ)、ファイル、バインダー、ファイリング用品、アルバム、つづりひも、カードケース、事務用封筒(紙製)、窓付き封筒(紙製)、けい紙、起案用紙、ノート、タックラベル、インデックス、パンチラベル、付箋紙、付箋フイルム、黒板拭き、ホワイトボード用イレーザー、額縁、ごみ箱、リサイクルボックス、缶・ボトルつぶし機(手動)、名札(机上用)、名札(衣服取付型・首下げ型)、鍵かけ

3.機器類:調達を実施する品目については、調達目標は100%とします。

いす、机、棚、収納用什器(棚以外)、ローパーティション、コートハンガー、傘立て、掲示板、黒板、ホワイトボード

4.OA機器:17年度に購入する物品及び17年度より新たにリース契約を行うものの調達目標は100%とします。

コピー機等(コピー機、複合機、拡張性のあるデジタルコピー機)、プリンタ等(プリンタ、プリンタ/ファクシミリ兼用機)、ファクシミリ、スキャナ、磁気ディスク装置、ディスプレイ、シュレッダー、デジタル印刷機、記録用メディア、電池

5.家電製品:調達を実施する品目については、調達目標は100%とします。

電気冷蔵庫等(電気冷蔵庫、電気冷凍庫、電気冷凍冷蔵庫)、電気便座

6.エアコンディショナー等:調達を実施する品目については、調達目標は100%とします。

エアーコンディショナー、ガスヒートポンプ式冷暖房機、ストーブ

7.温水器等:調達を実施する品目については、調達目標は100%とします。

電気給湯器、ガス温水機器、石油温水機器、ガス調理機器

8.照明:調達を実施する品目については、調達目標は100%とします。

蛍光灯照明器具、ランプ(蛍光ランプ、電球形状のランプ)

9.自動車等

 自動車は、ハイブリッド自動車15台、天然ガス車1台、ガソリン車(国の基本方針による判断の基準に従ったもので、短期間のリース、レンタルを含む)154台を調達予定としています。

(1) 一般公用車
  ハイブリッド自動車15台、ガソリン車149台調達します。なお、天然ガス自動車、燃料電池自動車、メタノール車、電気自動車の調達予定はありません。
   
(2) 一般公用車以外の自動車
  天然ガス車1台、ガソリン車5台を調達予定としています。それ以外の自動車についての目標は100%とします。
   
(3) ITS対応車載器
 
ETC対応車載器         :調達の予定はありません。
カーナビゲーションシステム  :53個を調達します。
(4) タイヤ
  一般公用車用タイヤの調達目標は100%とします。
   
(5) 2サイクルエンジン油
  2サイクルエンジン油の調達目標は100%とします。

10.消火器

 調達を実施する場合は、調達目標は100%とします。

11.制服・作業服

 調達を実施する場合は、調達目標は100%とします。

12.インテリア・寝装寝具:調達を実施する場合は、調達目標は100%とします。

カーテン、布製ブラインド、タフテッドカーペット、タイルカーペット、織じゅうたん、ニードルパンチカーペット、毛布、ふとん、ベッド(ベッドフレーム、マットレス)

13.作業用手袋

 調達を実施する場合は、調達目標は100%とします。

14.その他繊維製品:調達を実施する場合は、調達目標は100%とします。

その他繊維製品:テント・シート類(集会用テント、ブルーシート)、防球ネット

15.設備:

太陽光発電システム        : 概ね2kw程度の設備を1基調達します。
太陽熱利用システム        : 18年度の調達の予定はありません。
燃料電池             : 18年度の調達の予定はありません。
生ゴミ処理機           : 18年度の調達の予定はありません。

16.公共工事:

 公共工事の中で、基本方針に位置付けられた資材、建設機械、工法及び目的物を調達する場合は、原則として、基本方針に定める判断の基準を満足するものを使用するものとします。なお、目標の立て方については、今後、実績の把握を進める中で検討するものとします。

17.役務:

省エネルギー診断     :   2箇所で実施します。
                (実施場所は相模原キャンパス、臼田宇宙空間観測所)
印刷           :   調達目標は100%とします。
食堂           :   9件を調達します。
自動車専用タイヤ更正   :   調達目標は100%とします。
自動車整備        :   調達目標は100%とします。
庁舎管理等  庁舎管理  :  調達目標は100%とします。
        清掃   :  調達目標は100%とします。


II.特定調達物品等以外の平成18年度に調達を推進する環境物品等及びその調達の目標等


1. ラベルライター用テープカットリッジを調達する場合には、再生プラスチックが製品のプラスチック重量の50%以上使用されているものを100%調達します。
2. 宅配便等の調達をする場合は、低公害車導入または車両走行量削減計画等で環境配慮しエコドライブを行う者を100%調達します。
3. 洗剤等の一般生活用品を調達する場合は、容器を再利用し詰め替え可能なものとし、容器の廃棄時はパーツ素材毎に分別廃棄が可能なものを100%調達します。
4. 潤滑油、グリース等を調達する場合は、製品比較の上で生分解性が高く、水、土壌等自然環境への負荷がすくないものを選択します。

III.その他環境物品等の調達の推進に関する事項


1. JAXAは環境憲章、環境基本方針を定めています。グリーン購入については「環境経営推進会議」を設置し、その下に「グリーン調達幹事会」を置き、各部署には「推進員」を配置し、グリーン購入の推進に努めております。その体制の概要は別紙1のとおりです。
2. 本調達方針は全ての部署及び施設等機関を対象とします。
3. 調達の実績は、各品目毎に取りまとめ、公表します。
4. 物品等の調達にあたり調達量はできるだけ少なくするよう務めます。
5. 機器類等については、できる限り修理等を行い、長期間の使用に努めるため、社内イントラネットに「JAXA資産利活用掲示板」を設けています。
6. 調達する品目に応じて、エコマーク等の既存の情報を活用することにより、基本方針に定める判断基準を満たすことにとどまらず、できる限り環境負荷の少ない物品の調達に努めます。
7. 本調達方針記載以外の調達においても、可能な限り環境負荷の低減されたものを調達するため、「環境への負荷の少ない物品等の調達に関する選定要領」を定めています。
8. 物品等を納入する事業者、役務の提供事業者、公共工事の請負事業者等に対して、事業者自身が本調達方針に準じたグリーン購入を推進するよう働きかけるとともに、物品の納入に際しては、原則として本調達方針で定められた自動車を利用しエコドライブを行うよう働きかけます。
9. 自動車の運転業務の調達を行うときは、ドライバーにエコドライブを行うよう働きかけます。
10. 事業者の選定に当たっては、ISO14001又は環境活動評価プログラム等により環境管理を行っている者、又は環境報告書等を作成している者を優先して考慮する枠組みがあります。
11. 本調達方針についての窓口は経営企画部とします。



別紙1

JAXAグリーン購入の推進体制

★JAXAは「環境憲章」「環境基本方針」を定めています。
◎JAXAはグリーン購入の推進体制を社内規程として定めています。

基本的な役割

【環境経営推進会議】

  • 環境物品等の調達推進案を作成し理事長に提案をします。
  • 調達方針を全組織に徹底させます。
  • 環境物品等の調達推進及び実績の評価をします。


【グリーン調達幹事会】

  • 環境物品等の調達方針の作成についてグリーン調達推進会議に提案します。
  • 環境物品等の推進や実績の集計をします。
  • グリーン調達幹事の下に推進員を置きグリーン購入業務のサポートをします。

【グリーン調達事務局】

  • 事務局は経営企画部が行い、契約部が協力します。

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