陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)の
Lバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)アンテナ展開結果について
平成26年5月26日
宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)のLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)(※1)のアンテナ展開(第2翼展開)が正常に行われたことを確認しましたので、お知らせいたします。
これにより予定していたPALSAR-2アンテナ展開作業は、全て完了いたしました。
現在、衛星状態は正常です。
(次回のお知らせ予定)
次回は、「だいち2号」のクリティカル運用期間(※2)の終了について、お知らせする予定です。
「だいち2号」の運用に関する情報につきましては、上記以外についてもJAXAウェブサイト内「だいち2号特設サイト」にて随時ご覧いただけます。
https://fanfun.jaxa.jp/countdown/daichi2/index.html
(補足)
- (※1)Lバンド合成開口レーダ(PALSAR-2):
- 1.2GHz帯のマイクロ波Lバンドを利用した合成開口レーダ(PALSAR-2:Phased Array type L-band Synthetic Aperture Radar -2)(パルサーツー)は、天候や昼夜の影響を受けず観測可能なレーダです。10mの分解能を有する「だいち」に搭載されたPALSARから高性能化を図り、分解能1~3mのデータを得ることが可能です。また、右側しか観測できなかったPALSARに比べ、PALSAR-2では左右観測機能をもたせることで、観測可能範囲が3倍程度(870kmから2320km)に拡がっています。
- (※2)クリティカル運用期間:
- ロケットからの衛星分離後の太陽電池パドル展開、通信用アンテナおよびミッション機器のアンテナ展開を実施した後、姿勢制御系を定常状態の姿勢に確立するまでの期間です。
別紙