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「太陽系フロンティア開拓による人類の生存圏・活動領域拡大に向けた
オープンイノベーションハブ」のイノベーションハブ支援事業への採択について

平成27年6月11日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「太陽系フロンティア開拓による人類の生存圏・活動領域拡大に向けたオープンイノベーションハブ」が、科学技術振興機構(JST)の事業であるイノベーションハブ構築支援事業に採択されました。
 研究開発法人を中核としたイノベーションハブの形成は、「科学技術イノベーション総合戦略2014」(平成26年6月24日閣議決定)における「世界で最もイノベーションに適した国」を実現するための重点施策の一つです。これを受け、本年4月にJAXAにおいても本取り組みを実現するための改革に着手しました。
 本イノベーションハブでは、月をはじめとした重力天体での持続的な活動に向けて、新たな産業が参加できる拠点を形成します。具体的には、今後、本イノベーションハブで取り組む課題例の紹介や宇宙分野以外の企業・大学の方々との意見交換を行う機会を設ける予定です。また、非連続的に人類の生存圏・活動領域を拡大させるための革新的な宇宙探査技術の実現に向けた情報提供依頼書(RFI)の発出を予定しています。これらの議論を踏まえ、具体的な研究課題を設定し、研究チームを設置して活動を開始する予定です。
 本イノベーションハブで実現される技術は、今後の宇宙開発利用に活用されるだけでなく、参画した企業等の事業にフィードバックされることを目指しています。このため、JAXAでは従来の知的財産管理および人事の規定を見直し、新しいパートナーが参画しやすい制度を整備しています。

宇宙探査イノベーションハブ 國中 均ハブ長からのメッセージ

 JAXAの新しい組織である「宇宙探査イノベーションハブ」は、新たな参加者を募り新機軸として宇宙開発利用に資する技術研究開発を実施します。ここで培った技術は、従来の発想にとらわれない革新的なミッションを実現させるだけでなく地上へ応用展開され、Game Change(現状を打破する、革新的な、考え方を根本から変える)を巻き起こすことでしょう。みなさまの専門領域と宇宙探査の接点や共通課題を共に見出して、探査ハブの仕組みを活かして協働しましょう!

「太陽系フロンティア開拓による人類の生存圏・活動領域拡大に向けたオープンイノベーションハブ」概要

 宇宙探査の進展により人類の生存圏・活動領域を拡大することは、新たな宇宙開発利用の価値創出に繋がります。今後10~20年の宇宙探査は、民間企業を含む多様なプレーヤーが参画し、国際協働・競争による月・火星への探査に向けた活動を中心に進められようとしています。本イノベーションハブでは、宇宙探査に新たな産業が参加できる場を設けるとともに、非連続的に人類の生存圏・活動領域を拡大させるための革新的な宇宙探査技術へ挑戦することで新たな技術イノベーションの実現を目指します。

JSTイノベーションハブ構築支援事業の詳細については、下記ウェブサイトをご参照下さい。




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