プレスリリース・記者会見等

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大西宇宙飛行士の宇宙滞在における
リアルタイム交信イベント企画の募集について

平成28年2月5日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、約4か月間の予定でISSに長期滞在する大西宇宙飛行士との交信イベントの企画提案募集を行います。
 交信イベント実施を希望される方は、下記をご覧の上ご応募ください。

I.募集概要

■募集内容 ISSに滞在する大西宇宙飛行士とのリアルタイム交信を含めたイベント企画。一般の方々に宇宙を身近に感じ宇宙への興味・関心をもっていたただけるよう、以下のいずれかの内容を含む企画をご提案ください。
  1. 1. 宇宙開発の理解促進
  2. 2. 有人宇宙開発及び宇宙探査の促進
  3. 3. 宇宙利用の拡大
  4. 4. 日本の高い技術力や国際的な信頼度のアピール
■募集件数 3~5件程度(ISSとの交信時間は1件につき10分~20分程度)
■実施時期 平成28年6月頃~平成28年10月下旬頃を予定
具体的な実施時期は選定後に調整させていただきます。
NASAとの調整を要するため、ご希望に沿えない場合がありますので予めご承知おきください。
■交信概要 NASAが配信するNASAテレビ(※)の映像を利用し、リアルタイムでISSの大西飛行士と交信します。
(地上の映像はISSには届きません。)
(※):http://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/index.html
■募集締切 平成28年3月22日(火)12時
■選定結果発表 平成28年4月上旬~中旬頃

II.条件等

応募条件:

  • 日本国内を拠点に活動する団体であること。
  • 公共性の高い内容であること。
  • 公序良俗に反しない内容であること。
  • 商業目的(商品販売、有料興業等)、広告宣伝目的、また、特定の個人や団体等の支持・支援者の勧誘につながる内容ではないこと。
  • 企業等がCSR活動の一環として実施する場合、あるいは企業等をスポンサーにする場合には、ライブ交信中の宇宙飛行士の映像と当該企業名等を同時に映し出さないこと。
  • ISSへの持込品を伴わず、事前準備のために宇宙飛行士の時間を要することなく実施できる内容であること。
  • ISSの運用状況によってスケジュールが流動的なため、突然のスケジュール変更に対応可能であること。
  • NASAテレビで放映された映像(ISS内で交信する宇宙飛行士の映像)の、他組織による使用に同意いただけること。
    (映像は、JAXA公開ホームページ(デジタルアーカイブス)でも紹介されるため、デジタルアーカイブスの「素材のご利用条件 https://jda.jaxa.jp/service.php 」に基づき、教育活動目的、あるいは新聞、テレビ等のメディアが報道目的で使用する可能性がある。)
  • ISSではグリニッジ標準時間を基準としていることから、交信は原則として日本時間の20時頃から22時頃までの間に実行されるため、この時間帯での対応が可能であること。
    (ただしISS運用状況に応じて変更となる可能性がある。)
  • 交信に係る経費(交信イベント企画運営費、音声回線敷設、NASAテレビ受信用アンテナの調達、)交信に係るNASAとの調整、交信の際の通訳2名(日本語1名、英語1名)及び日英併記台本作成等)及び企画運営に係るJAXA職員の旅費等(JAXA規程に準じる)をご負担いただけること。音声回線は、NASAテレビ受信用アンテナ/チューナーの敷設を含め、国際電話用の回線が5回線必要となる。
  • 原則として実施後2週間以内に来客者数やメディアにおけるイベントの報道他実施内容をまとめた実績報告書を提出する。
    (※実施翌日に来客数やインターネットアクセス概要数を、JAXAへ速報する。)
  • 企画の内容等について、説明やプレゼンテーションを求められた場合、これに応じられること。
  • その他、機構の要求に柔軟に対応できること


評価基準:

(1)宇宙でしかできない、宇宙だからできる内容が盛り込まれていること、また、宇宙を身近に感じ宇宙への興味・関心を抱いていただける内容であることを前提に、以下のいずれかの内容を含むもの。

  • 宇宙開発の理解を促進するような内容
  • 有人宇宙開発及び宇宙探査を促進する内容
  • 宇宙利用の拡大につながるような内容
  • 日本の高い技術力や国際的な信頼度をアピールするような内容

(2)交信イベントへの参加者が多数見込まれること。またそれを実現するための方法等について、具体的に示されていること。

  • TV、ラジオ、インターネット、携帯端末等を複合的に活用して、多方面、多数の方々に波及する効果が期待できる企画、実施方法であること。


基準を満たす応募が多数の場合は、評価基準に基づき選定します。
なお、評価結果に対するご質問には、お答えできません。
選定となった際にはJAXAと覚書を交わしていただきます。
音声回線は国際電話用の回線を5回線ご準備ください。
NASAテレビ受信用アンテナ/チューナー敷設。
(専門的な技術を要します。概要は以下のイメージ図のとおりです。)


交信イベント申込者とJAXAとの作業分担抜粋

本イベントの実施に関する交信相手方及び機構の作業はそれぞれ次の以下のとおり。


(1)交信相手方

  1. 1. 本イベントの実施に係る全体運営
  2. 2. 本イベントの台本(日英併記)作成
  3. 3. 本イベントの実施会場の手配及び準備
  4. 4. 本イベントに係る回線及び設備等の設置(イメージ図参照
  5. 5. 本イベントの普及活動に係るメディア媒体との調整
  6. 6. その他、本イベントを遂行する上で必要な作業(申込書に記載の応募条件から生じる作業を含む。)

(2)機構

  1. 1. 「きぼう」日本実験棟で実施する作業手順書の作成
  2. 2. 大西宇宙飛行士との台本調整等
  3. 3. NASAとのスケジュール調整、台本受け渡し等
  4. 4. 大西宇宙飛行士の本イベントにおける軌道上作業

III.申込先

添付の「お申込書」と企画書を下記「受付窓口」宛にメールでお送りください。
以下の内容の明記は必須とした上で様式は問いません。

書類に記載する内容:
主催団体名、連絡先(住所・電話番号・E-mail)、担当者名(複数名)、企画書、主催団体の概要がわかるもの。希望するイベント催行日を3日程度、もしくは「この月のこの週」というような単位提示を3候補程度明記する。ただし、開催日時をお約束するものではありません。
なお、JAXAから選定決定のご連絡をした応募者様は、交信イベント催行当日に支援を受ける技術的支援者情報が必要になります。

【受付窓口】

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 広報部
「大西宇宙飛行士 交信イベント募集」担当
E-mail:

IV.実施にあたっての留意事項

(1) 交信イベントの実施日時については、交信イベント開催日の概ね1~2週間前に設定される見込みですが、ISSの運用状況によって予定されていた日時が直前に変更されたり延期になることもあります。また、日時の再設定ができず交信イベントそのものが実施できないこともありますので、予めご了承ください。
なお、変更または中止になった場合においても、JAXAは一切の責任を負いかねますのでご了承の上、ご応募願います。
(2) 上記の理由から日時を指定したご提案は実施が困難です。 柔軟に対応いただける内容でお申し込みください。

V.問い合わせ窓口

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 広報部
「大西宇宙飛行士 交信イベント募集」担当
TEL:03-5289-3650
E-mail:

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