プレスリリース・記者会見等

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水星磁気圏探査機MMOの愛称、探査機に搭載するメッセージ等の
募集について

平成30年2月20日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、欧州宇宙機関(ESA)と共同で進めている国際水星探査計画(BepiColombo)に基づき、水星磁気圏探査機MMO(Mercury Magnetospheric Orbiter)の開発を行っています。
 MMOは、太陽系で最も内側に位置する水星の周辺環境や磁気圏の解明を主目的とする探査機で、ESA開発の探査機とともに平成30年度※1にフランス領ギアナから打ち上がる予定です。この探査機に対して広くみなさまに親しみを持っていただきたく、下記の要領にて探査機の愛称と、探査機に搭載するメッセージ(1MBの容量以下であれば寄せ書き、イラスト、音声、動画も可能です)を募集します。

※1 探査機の開発状況等の都合により、翌年度以降に打上げが延期される場合があります。


概要

  1. 1. 募集期間
    平成30(2018)年2月20日(火)14:00 ~ 平成30(2018)年4月9日(月)10:00(日本標準時)
  2. 2. 応募方法
    愛称募集サイトの「応募フォーム」か、郵送、JAXA相模原キャンパス等に設置された特設応募ボックスによりご応募ください(お電話、FAX等でのご応募はできません)。
    愛称募集サイト: http://isas-info.jp/mmo/
  3. 3. 探査機愛称の選考について
    応募愛称の中から、選考委員会で選考を実施し、探査機の愛称を決定します。
    なお、日本の主な人工衛星・探査機で既に使用されている愛称については別紙をご参照ください。
  4. 4. 応募要領(詳細)
    募集サイトでご確認ください。
  5. 5. 愛称発表時期
    平成30(2018)年4月~5月頃に、JAXAのプレスリリース及びホームページ等でみなさまにお知らせします。
  6. 6. 選定愛称ご提案者への特典
    (1)認定証及び記念品
    選定愛称ご提案者全員に、後日送付します。


(別紙1)

参考:日本の主な人工衛星・探査機等の愛称一覧

技術開発・試験衛星通信測位放送衛星地球観測衛星地球周辺観測衛星月・惑星探査機天文観測衛星
おおすみ さくら うめ しんせい すいせい たいよう
たんせい ゆり ひまわり でんぱ ひてん はくちょう
きく あやめ あじさい きょっこう はごろも ひのとり
さきがけ *かけはし もも じきけん のぞみ てんま
じんだい ふじ ふよう おおぞら はやぶさ ぎんが
おりづる こだま *みどり あけぼの *かぐや *ようこう
みょうじょう きらり *だいち あらせ あかつき あすか
りゅうせい *きずな *いぶき ひさき はるか
*おりひめ・ひこぼし *みちびき *しずく すざく
つばさ きらめき *しきさい あかり
れいめい ひので
*つばめ ひとみ
国際宇宙ステーション関係
*きぼう
*こうのとり

*は、一般公募によるもの
    は、現在運用中の衛星・探査機等(2号機以降のものを含む)



国際水星探査計画(BepiColombo)とMMOについて

 国際水星探査計画(BepiColombo)は、ESAとJAXAの共同で、観測目的に合わせた「2つの周回探査機」を水星周回軌道に送り込んで水星を観測する計画です。水星の表面・内部の観測を行う「水星表面探査機(Mercury Planetary Orbiter:MPO)」と、水星の磁場・磁気圏の観測を行う「水星磁気圏探査機(MMO)」)から構成されています。
 JAXAは、日本の得意分野である磁場・磁気圏の観測を主目的とするMMO探査機の開発と水星周回軌道における運用を担当し、ESAは打ち上げから惑星間空間の巡航、水星周回軌道への投入、MPOの開発と運用を担当します。
 MMOとMPOはアリアン5型ロケットで一緒に打ち上げられ、水星到着後に分離して、協力しながら約1年間の観測を行う予定です。

MMOと水星の想像図

2015年に報道公開した際のMMO



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