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人工衛星から見た地球のデータポータルサイト「JAXA for Earth」の
公開について

2020年(令和2年)5月11日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、衛星データ利用の利便性向上を目的に、JAXAが一般公開している「JAXA地球観測衛星のデータの解析結果・画像」及び、「JAXAの協力の下で地球観測衛星のデータが掲載されている機構外サイト」を集約し、一覧できるように掲載したデータポータルサイト「JAXA for Earth」を2020年5月1日に公開いたしました。

データポータルサイト「JAXA for Earth」
日本語版 http://earth.jaxa.jp/
英語版  http://earth.jaxa.jp/en/

 現在、JAXAでは、50種類の「JAXA地球観測衛星のデータの解析結果・画像」を公開しています。これらは地球観測衛星で取得したデータを、様々な目的に合わせて処理・解析し、それぞれ個別にインターネット上で公開してきたものです。
 これら多くの解析済みの地球観測データを活用していただくために、この50種類の地球観測衛星のデータサイトに加え、JAXAの協力の下で衛星データが掲載されている16種類の機構外サイトも集約して、合計66種類の衛星データが一覧できるポータルサイトを構築いたしました(図1)。

図1

図1「JAXA for Earth」トップ画面

 「JAXA for Earth」は、優れた検索機能を有しています。どなたでも煩雑な処理・解析等を行うことなく、目的に応じて必要な解析済みの衛星データにアプローチでき、利用・活用できます。

 この他に、「入門者向け」の選択機能も付加しました(図2)。
この機能を利用すると、地図上に重ね合わせた視覚的に分かりやすい形式の衛星データを抽出することが可能です。これから衛星データを使ってみたいと考えている小中高の先生・生徒や、衛星データになじみの少ない方に便利な機能です。

図2

図2「入門者向け」選択機能をON(画面右上の赤丸の中)にした画面

 「JAXA for Earth」ではGlobal site(英語版)も充実しており、世界中の方に、地震や噴火などの自然災害の監視、降水分布からの洪水予測、森林の状況変化の監視、大気汚染の観測、赤潮や油の流出などの海上災害の観測データを使っていただき、SDGsが掲げる目標に役立てていただくことも期待できます。

 また、これまで各サイトに分散していた衛星データの利用ポリシーについても、本サイトに集約することで明確化いたしました。

 JAXAではこれらの様々な衛星データを世界中の多くの方々に分かりやすく、使いやすい形で提供することで、今後も衛星データ利用の利便性向上を図っていきます。

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