2020年（令和2年）6月12日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（以下「JAXA」）では、このたびJAXAの知的財産活動の基本的な考え方を示す「宇宙航空研究開発機構　知的財産ポリシー」（別紙、以下「本ポリシー」）を制定いたしました。

 JAXAは、自らが創造した技術成果を本ポリシーに基づく知的財産活動により知的財産として創出し、適切に我が国の産業界等に移転することで、研究開発成果を活用する事業創出及びオープンイノベーションを喚起する取組を強化し、世界的に期待される宇宙航空産業の拡大や新たな宇宙活動の広がりを我が国の経済成長に最大限取り込むことを目指します。

 また、宇宙科学・探査等、新たな知の創造につながる活動においては、人類の英知を結集して宇宙空間等における活動領域を拡大し、JAXAの世界的な成果として本ポリシーで定義する知的資産（※）を創造します。

 JAXAは、これら知的財産を含めた知的資産を、宇宙航空開発利用の意義及び創出する成果の価値と重要性を示すものとして情報発信を行い、JAXAに対する国民からの幅広い理解や支持を得ることに努めます。

 「知的資産」とは、JAXAの競争力の根源となる無形資産のことを示し、社会で活用可能と識別された知的財産としてのノウハウ、ソフトウェア、データだけでなく、学術的な知見や職員が有する創造力、経験、技能等の人的資産等を含む幅広い概念です。