プレスリリース・記者会見等

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三井不動産とJAXA、宇宙ビジネスの創出促進に関する連携・協力を開始
-日本橋エリアを中心にビジネスマッチングなどの「機会」を提供-

2021年(令和3年)2月15日

三井不動産株式会社
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 三井不動産株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:菰田正信、以下「三井不動産」)と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(理事長:山川宏、以下「JAXA」)は、日本橋エリアからの宇宙ビジネスの創出促進に関する連携・協力を開始します。

 本共創活動は、日本橋エリアにおいて、三井不動産が進める街づくりを通じた宇宙ビジネス活性化促進プロジェクト「X-NIHONBASHI(クロス・ニホンバシ)(※1)」において運営する「場」を中心に、「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)(※2)」における事業化促進に資する活動として、三井不動産とJAXAが、宇宙ビジネスの創出を目指す企業等に対し、事業化促進につながる「機会」を提供することで、宇宙産業の裾野拡大を図るものです。三井不動産とJAXAは、2018年度から昨年末にかけ、「宇宙ビジネス拠点X-NIHONBASHI」を活用した事業化促進活動を試行し、宇宙ビジネスのプレイヤーが集まる場として認知されつつあります。本共創活動においては、「場」の提供だけでなく「機会」の共創・提供にもより注力することで、宇宙産業の裾野拡大を目指します。

 本共創活動においては、企業等に対し、①マッチング機会の提供、②アクセラレーションと実証機会の提供、③ベンチャー支援共創の3つをテーマとして様々な取組を推進します。

本共創活動の概念図

本共創活動の概念図 ©三井不動産・JAXA

マッチング機会の提供
 宇宙関連領域における日本企業と海外企業との連携や、非宇宙関連領域の企業等の参入・連携の促進を目的としてビジネスマッチングプログラムを共創し、機会を提供します。
 三井不動産はビジネスプログラムの企画・運営のノウハウを拠出し、JAXAは宇宙関連領域の知見、国内外のネットワーク等を活用することで、多様なプレイヤー間のマッチングを継続的に行うことができるイベント・プログラムを実施します。

アクセラレーションと実証機会の提供
 宇宙を活用した事業アイデアを持つ企業等の社会実装に向けた取組や、新たな宇宙の市場創出を目的として、新しい宇宙ビジネスの成長加速を支援し、実証の機会を提供します。
 三井不動産は「宇宙ビジネス拠点X-NIHONBASHI」や「X-NIHONBASHI TOWER」等の拠点を生かし、ビジネスの都市型地上実証やメンタリングを行うことができる場を、JAXAは別途活動している企業等と連携した宇宙に関わる衣食住等のコミュニティ活動への橋渡しや、当該活動と連携した支援の提供を行います。

ベンチャー支援共創
 ベンチャー企業を支える宇宙ビジネスエコシステムの構築を目的として、三井不動産とJAXAのそれぞれの取組を連動させ、包括的ベンチャー支援施策を共創します。
 三井不動産は、三井不動産のベンチャー共創事業である31VENTURESで培ったノウハウを活かした施策について、JAXAは民間企業への技術的支援活動を軸とした様々な施策について、それぞれの強みを生かした、新しいベンチャー支援の在り方を検討・実施します。

 三井不動産とJAXAは本共創活動を通じ、新しい宇宙ビジネスの創出促進を積極的に行い、日本橋エリアからの宇宙ビジネスの拡大を目指します。

※1:X-NIHONBASHI
 「X-NIHONBASHI」は、三井不動産が推進する、日本橋の街において「場」の提供と「機会」の創出を通じて宇宙関連領域のビジネス拡大に貢献、そこに集まる産・学・官の多様なプレイヤーと共創活動を推進し、地上においてもイノベーションを起こしていくための一連のプロジェクトです。
 「日本橋再生計画第3ステージ」における戦略カテゴリーである「宇宙」領域の取り組みを進めていく中で、2020年12月に宇宙ビジネスを牽引する新たな「場」として、日本橋三井タワーに共創や情報発信の拠点として「X-NIHONBASHI TOWER」を開設し、「X-NIHONBASHI」を本格的に始動させました。
 三井不動産は、本共創活動を「X-NIHONBASHI」の一環と位置付け、「機会」創出における象徴的な事業の一つとして推進します。

X-NIHONBASHIプロジェクト概略図

X-NIHONBASHIプロジェクト概略図 ©三井不動産

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