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国際宇宙ステーション長期滞在クルー 野口聡一宇宙飛行士搭乗の
クルードラゴン宇宙船(Crew-1)の帰還について

2021年(令和3年)5月2日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終了した野口聡一宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船(Crew-1)は、以下のとおり無事帰還しましたのでお知らせします。

 1. 帰還日時:
   2021年5月2日(日)15時56分(日本時間)
   [2021年5月2日(日)2時56分(米国東部夏時間)]
   ※時刻は24時間制表記
 2. 着水場所:
   フロリダ・パナマシティ沖
 3. 搭乗員:
   Crew-1コマンダー マイケル・ホプキンス(NASA)
   Crew-1パイロット ビクター・グローバー(NASA)
   ミッションスペシャリスト 野口聡一(JAXA)
   ミッションスペシャリスト シャノン・ウォーカー(NASA)
 4. 備考:
   Crew-1搭乗員宇宙滞在時間:167日6時間29分(ISS滞在日数:165日20時間34分)
   野口宇宙飛行士の通算滞在時間
    ・通算宇宙滞在時間:344日9時間34分(日本人宇宙飛行士で2番目
    ・通算ISS滞在時間:335日17時間56分(日本人宇宙飛行士で最長)
                    ※最長は若田宇宙飛行士(347日8時間33分)

理事長談話

野口聡一宇宙飛行士搭乗のクルードラゴン宇宙船(Crew-1)帰還について

 本日、国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終えた、野口宇宙飛行士が、クルードラゴン宇宙船(Crew-1)にて、フロリダ・パナマシティ沖に無事帰還いたしましたことを大変嬉しく思います。

 野口宇宙飛行士は、ミッションテーマである、「挑戦」の下、数多くのミッションを確実に遂行してまいりました。特に、臓器創出を目指した立体培養技術の開発や、火災安全性向上に向けた固体材料の燃焼現象に関する実験準備等を実施し、微小重力を生かした新たな研究領域創出を可能としました。また、船外活動では、新規システムとなる新型太陽電池アレイの架台取付けを行うなどISSのアップグレードにも貢献しました。

 帰還後は、滞在中に得た経験を、長期滞在を開始した星出宇宙飛行士並びに今後長期滞在を控える若田宇宙飛行士、古川宇宙飛行士につなげるとともに、ISS・「きぼう」等の地球低軌道利用の拡大や、月探査などの国際宇宙探査の技術開発・国際協力に反映していくことを期待しております。

 これまで多くのご協力、ご支援を頂きましたNASA、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙庁(CSA)、ロシア連邦宇宙局をはじめとする国内外の関係機関の皆様及び国民の皆様に心からお礼を申し上げるとともに、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年(令和3年)5月2日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
理事長 山川 宏

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