小型月着陸実証機(SLIM)の
クリティカル運用期間の終了について
2023年(令和5年)9月14日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小型月着陸実証機(SLIM)から受信したテレメトリにより、探査機を維持するために必要となる機能が正常であることを確認しました。これによりクリティカル運用期間(※1)を終了します。
今後、地球周回運用期間(※2)へ移行し、約20日程度をかけて引き続き探査機搭載機器の機能確認を実施しつつ、月遷移軌道への投入に向けた準備を行う予定です。
この度の小型月着陸実証機(SLIM)の打上げ及び追跡管制にご協力、ご支援頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。
※1 クリティカル運用期間
ロケットからの探査機分離後、探査機の維持に必要となる太陽電池パネルによる電力発生、地上との通信、姿勢制御等の機能が健全に動作することが確認でき、さらに軌道制御に必要となる推進系等の機能が健全に動作することが確認できるまでの期間。
※2 地球周回運用期間
搭載機器の機能確認を実施しつつ、所定のタイミングで月遷移軌道への軌道制御を行うための準備を行う期間。