「IN FLIGHTモード」はエムティーアイのこれまで培ってきた3D描画のノウハウを生かし、容量の大きい3Dの気象データを大幅に軽量化することでコックピット内での通信を可能にしています。パイロットは地上運航従事者からの天候に関するアドバイスと合わせて、飛行中に自ら手元のタブレットにて最新の気象情報を視覚的にも分かりやすい3D描画で確認できます。また、航空機内での活用が初となるJAXAの「GSMaP」を搭載することで、衛星から検知した世界中の雨雲情報を上空でも確認が可能です。これにより運航中に最新の気象情報を確認し、被雷回避などによる最適な運航ルートの選択を実施できるようパイロットをサポートします。
今後ZIPAIRとエムティーアイは、本取組みを通じて航空機の被雷被害軽減における効果検証を行うことで、安全性の高い正確な運航サポートを目指すとともに、「IN FLIGHTモード」の機能改善に繋げます。
JAXAは、効果検証を通して得られるパイロットなどからのフィードバックを踏まえて「GSMaP」の改良や、新しい分野における地球観測データの利用促進を目指します。