プレスリリース・記者会見等

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宇宙戦略基金事業技術開発テーマの実施機関を決定

2025年(令和7年)2月28日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙戦略基金に係る政府の基本方針・実施方針を踏まえ、民間企業・大学・国立研究開発法人等に対して、技術開発テーマの公募を実施しており、このたび、下記の技術開発テーマについて、審査会において、提案された各技術開発課題の審議を行い、実施機関を決定しました。

技術開発テーマ 衛星サプライチェーン構築のための衛星部品・コンポーネントの開発・実証(経済産業省計上分)

概要 基本方針で定められている、衛星等分野の技術開発の方向性として、「小型~大型の衛星事業(通信、観測等)や軌道上サービス等の国内の民間事業者による国際競争力にもつながる衛星システムを実現する」とともに「そのための産業基盤を国内に構築し自立性及び自律性を確保するとともに、革新的な衛星基盤技術の獲得により我が国の国際競争力を底上げする」ために、技術的優位性、自律性、ユースケース等に基づき、我が国の衛星サプライチェーン上重要な衛星・部品コンポーネントの開発を推進し、社会実装されることを目指す。
また、衛星サプライチェーンの構築・革新のための横断的な仕組みの整備に係る検討も併せて進める。

詳細 https://fund.jaxa.jp/techlist/theme21/

(A)衛星サプライチェーンの課題解決に資する部品・コンポーネントの技術開発(補助)

実施機関(代表機関) 技術開発課題名
株式会社ウェルリサーチ
(研究代表者:渡辺 和樹)
宇宙用国産ループヒートパイプ(LHP)の開発
NECスペーステクノロジー株式会社
(研究代表者:大瀬 貴之)
国産COTS品の宇宙転用による高性能・低コストバッテリ開発
NU-Rei株式会社
(研究代表者:小田 修)
衛星用軽量低コスト高性能新型リチウムイオンのバッテリーの開発
コンポジットテーラーズ株式会社
(研究代表者:尾崎 毅志)
CFRP主鏡を有する超軽量CFRP望遠鏡の開発
シャープエネルギーソリューション株式会社
(研究代表者:山口 洋司)
宇宙用化合物薄膜太陽電池シートの製造技術開発
株式会社ジーエス・ユアサ テクノロジー
(研究代表者:瀬川 全澄)
第5世代宇宙用リチウムイオン電池の開発および実用化体制の構築
三菱電機株式会社
(研究代表者:浅野 なつき)
国産太陽電池セル・カバーガラスおよび搭載アレイの開発

(B)特に自律性の観点から開発が必要な部品・コンポーネントの技術開発(委託)

実施機関(代表機関) 技術開発課題名
三菱電機株式会社
(研究代表者:浅野 なつき)
国産太陽電池セル・カバーガラスおよび搭載アレイの開発

(C)衛星サプライチェーンの構築・革新のための横断的な仕組みの整備に向けた FS(委託)

実施機関(代表機関) 技術開発課題名
株式会社INDUSTRIAL-X
(研究代表者:八子 知礼)
衛星メーカー間における衛星アーキテクチャ共有及び開発プロセスの標準化・効率化に係る FS
一般財団法人衛星システム技術推進機構
(研究代表者:鈴木 隆太)
宇宙環境試験の課題整理及びCOTS部品の利用促進に関する検討・FS

 詳しくは、宇宙戦略基金Webサイトにて情報発信いたします。
宇宙戦略基金Webサイト

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