大西卓哉宇宙飛行士のISS船長(ISSコマンダー)就任
2025年(令和7年)4月21日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
2025年4月19日(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の大西卓哉宇宙飛行士は、前任のアレクセイ・オブチニン宇宙飛行士(ロシア)から引き継ぎを受け、ISS船長に就任しました。
大西宇宙飛行士は、ISS離脱前に次のコマンダーに交代するまでの間、ISS船長として搭乗員を統括し、指揮を執る予定です。
参考リンク:より詳細につきましては、次のホームページをご覧下さい。
JAXA 大西宇宙飛行士 ISS 長期滞在ミッション特設サイト :https://astro-mission.jaxa.jp/onishi/
理事長談話
大西卓哉宇宙飛行士のISS船長就任について
2025年4月19日(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の大西宇宙飛行士が、ロスコスモスのアレクセイ・オブチニン船長から引き継ぎ、ISS船長に就任したことを非常に喜ばしく思います。
大西宇宙飛行士は、日本人3人目のISS 船長として、搭乗員の安全を確保し、ミッション全体の成功に向けて、ISS搭乗員を統括し、指揮を執るという重要な役割を担うことになります。
今回の任命は、大西宇宙飛行士のこれまでの宇宙活動実績に加えて、地上でのフライトディレクタとしての経験や訓練において発揮される、卓越したリーダーシップが高く評価されたものと思います。
大西宇宙飛行士は、現役の宇宙飛行士とフライトディレクタという前例のない“二刀流”の挑戦を続ける中で、地上と宇宙をつなぐ架け橋となることを期待しています。そして、ISS船長として米国、ロシアの宇宙飛行士のチームをまとめ、地上の管制官やエンジニアなどの多くの専門家と緊密に連携しながら、数々の成果を上げてくれることを信じています。
これまで多くのご協力、ご支援を頂きましたNASA、ロスコスモス、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙庁(CSA)、をはじめとする国内外の関係機関の皆様及び国民の皆様に心からお礼を申し上げるとともに、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2025年(令和7年)4月21日
宇宙航空研究開発機構
理事長 山川 宏