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国際宇宙ステーション長期滞在クルー 油井亀美也宇宙飛行士搭乗の
クルードラゴン宇宙船(Crew-11)帰還

2026年(令和8年)1月15日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終了した油井亀美也宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船(Crew-11)は、以下のとおり無事帰還しました。

1.

帰還日時(時刻は24時間制表記):

2026年1月15日 (木) 17時41分 (日本時間) 2026年1月15日 (木) 3時41分 (米国東部標準時間)

2.

着水場所:
カリフォルニア州サンディエゴ沖

3.

搭乗員:ISS第73および74次長期滞在クルー

Crew-11 コマンダー ジーナ・カードマン(NASA) Crew-11パイロット マイク・フィンク(NASA) ミッションスペシャリスト 油井 亀美也(JAXA) ミッションスペシャリスト オレグ・プラトノフ(ROSCOSMOS)

4.

備考:

  • Crew-11ミッション飛行日数:166.7日(4,000時間58分)
  • Crew-11ミッションISS滞在日数:165.6日(3,975時間53分)
  • 油井宇宙飛行士の通算滞在時間
    通算宇宙滞在時間:308.3日(7,401時間7分)(日本人宇宙飛行士で5番目)
    通算ISS滞在時間:306.9日(7,366時間57分)(日本人宇宙飛行士で5番目)

以上

理事長談話

油井亀美也宇宙飛行士搭乗のクルードラゴン宇宙船(Crew-11)帰還について

 本日、国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終え、油井亀美也宇宙飛行士がクルードラゴン宇宙船(Crew-11)にて、米国カリフォルニア州沖に無事帰還いたしましたことを、大変嬉しく思います。

 油井宇宙飛行士は、2度目となるISS長期滞在において、仲間のクルーとともに地上の管制チームと緊密に連携し、ミッションを遂行しました。

 今回のミッションにおいて油井宇宙飛行士は、「明るい未来を信じ、新たに挑む!」を自身のキャッチコピーに掲げ、将来の国際宇宙探査への貢献を見据えた様々な活動に精力的に取り組みました。日本が開発した新型宇宙ステーション補給機HTV-X1号機のISS到着時には、ロボットアームによる把持操作を担い、地上の管制チームと連携の上、正確に遂行しました。この成功により、HTV-X1号機は、大型のシステム機器や実験装置、生鮮品を含む長期滞在クルーに不可欠な物資をISSへ届け、日本の技術力と信頼性の高さを国際的に強く示すものとなりました。
 また、「きぼう」日本実験棟では、従来装置よりも効率の高い二酸化炭素除去の技術実証装置(DRCS)を設置するなど、複数の実験・技術実証の実施に着実に貢献しました。これらは、地上での暮らしの改善に加え、将来の月・火星探査にも役立つ重要な成果です。さらに、油井宇宙飛行士は「応援してくれている世界中の人々に宇宙から恩返しをしたい」という思いを胸に、ISSから撮影した地球や地域の写真を発信し、衛星地球観測や防災分野との情報発信の連携にも取り組みました。

 計画を前倒しての帰還となりましたが、長期滞在クルーが互いに支え合い、協力しながら課題を乗り越えたことは、未来の宇宙探査に向けた強固な絆を示すものと考えています。この連携と助け合いに基づく関係者の迅速な対応に心から感謝するとともに、NASAやSpaceX、並びに各国際パートナーのリーダーシップに、あらためて敬意を表します。

 帰還後は、ISS滞在中に得られた知見や成果を、2027年にISS長期滞在が予定されている諏訪宇宙飛行士の訓練をはじめ、ポストISS時代を見据えた地球低軌道における有人活動のさらなる発展、そして国際宇宙探査に向けた研究開発の推進に反映してくれることを期待しております。

 これまで多くのご協力、ご支援を頂きましたアメリカ航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙庁(CSA)、ロシア連邦宇宙局(Roscosmos)をはじめ国際パートナーの皆様、国内関係機関の皆様、国民の皆様に心から御礼を申し上げるとともに、引き続き、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2026年(令和8年)1月15日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
理事長 山川 宏

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