新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の大気圏への再突入完了
2026年(令和8年)5月27日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)は、5月26日(火)22時44分頃(日本時間)に最終軌道離脱マヌーバを実施し、大気圏に再突入しました。
HTV-X1は、所期の目的である国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送、及び技術実証プラットフォームとしてのミッションを完遂しました。なお、再突入推定時刻及び着水推定時刻は下記のとおりです。
記
【再突入※1推定時刻】
2026年5月26日(火) 23時09分頃 (日本時間)
【着水推定時刻】
2026年5月26日(火) 23時09分頃~ 27日(水) 00時09分頃 (日本時間)
※1 高度120km到達
以上
理事長談話
新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)のミッション完了について
昨夜、新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)は軌道離脱を実施し、計画どおり、大気圏に再突入いたしました。HTV-X1は、2025年10月26日に種子島宇宙センターから打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)への飛行・結合に成功した後、搭載した補給物資をISSへ移送しました。その後、ISSでの不用品を搭載した上で2026年3月7日にISSを離脱し、2か月半にわたり軌道上での技術実証を行い、昨日の大気圏への再突入を無事完遂しました。
シリーズ初号機となったHTV-X1は、合計9機の「こうのとり」ミッションにより蓄積した開発・運用技術を引き継ぎ、輸送能力や運用性の向上に加え、離脱後の運用機会を活用した技術実証プラットフォームとしての新たな機能を実現しました。これにより、大型の実験装置をISSへ輸送できる唯一の宇宙船として、日本の物資に限らずISS国際パートナーの物資輸送という我が国の責務を果たすとともに、軌道上での多様な技術実証の機会を提供する宇宙機として、ISSの安定的な運用及び将来の宇宙利用・探査の発展に大きく貢献するものと考えております。
次号機以降も月火星探査、ポストISSを見据えた将来の宇宙ステーションへの物資補給等にも活用可能な発展性のある宇宙機として、着実な開発と運用を進めてまいります。
最後に、HTV-Xの開発・打上げ・運用に対してこれまで多大なご協力、ご支援をいただきました国内外の関係機関の皆様方及び国民の皆様方に心からお礼を申し上げます。引き続き、皆様のご理解及びご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2026年(令和8年)5月27日
宇宙航空研究開発機構
理事長 山川 宏