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人工衛星・探査機による貢献 水星探査計画「BepiColombo」

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2018年9月5日 更新

BepiColombo計画の2機の水星探査機が最終状態に結合されました

BepiColombo計画の2機の水星探査機が最終状態に結合されました

欧州宇宙機関(ESA)とJAXAの国際協力ミッションである水星探査計画BepiColombo(ベピコロンボ)において、ESA担当の水星表面探査機(Mercury Planetary Orbiter: MPO)とJAXA担当の水星磁気圏探査機「みお」(Mercury Magnetospheric Orbiter: MMO)2機の探査機が打ち上げに向けた最終状態へと結合されました。間もなくMPOおよび推進モジュール(Mercury Transfer Module: MTM)への燃料充填が開始され、いよいよ打ち上げに向けた最終準備へと向かいます。探査機を載せたアリアン5ロケットの打ち上げ予定時刻は日本時間2018年10月19日10:45(打ち上げ場のあるクールー現地時間2018年10月18日22:45)です。

Credits: ESA-B.Guillaume

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プレスリリース

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水星探査計画「BepiColombo」とは

謎に包まれる惑星の素顔を探る
水星探査プロジェクト「BepiColombo」

国際水星探査計画「BepiColombo」(ベピコロンボ)は、JAXA担当の水星磁気圏探査機「みお」(MMO:Mercury Magnetospheric Orbiter)と欧州宇宙機関(ESA)担当の水星表面探査機(MPO:Mercury Planetary Orbiter)の2つの周回探査機で水星の総合的な観測を行う日欧協力の大型ミッションです。

水星は、太陽に近い灼熱環境と軌道投入に要する多大な燃料から周回探査は困難で、過去の探査は米国マリナー10号の3回の通過(1974~1975年)のみでした。この時、金星を通過してその重力でスイングバイを行うことによって何回か水星に接近できることを示唆したのが、イタリアの著名な天体力学者ジウゼッペ・コロンボ博士で、新しい水星探査ミッションの名前には博士の愛称である「BepiColombo」が使われています。
マリナー10号の探査によって、水星にも磁場と磁気圏活動があることが発見されました。「BepiColombo」は、この惑星の磁場、磁気圏、内部、表層を初めて多角的・総合的に観測し、「惑星の磁場・磁気圏の普遍性と特異性」、「地球型惑星の起源と進化」について明らかにします。

「BepiColombo」の観測ミッション

国際水星探査計画「ベピコロンボ」(BepiColombo)は、ESAとJAXAの共同で、観測目的に合わせた2つの周回探査機を水星周回軌道に送り込んで水星を観測する計画です。水星の磁場・磁気圏の観測を行う水星磁気圏探査機「みお」(MMO)と、水星の表面・内部の観測を行う水星表面探査機(MPO)から構成されています。

JAXAは、日本の得意分野である磁場・磁気圏の観測を主目標とする「みお」の開発と水星周回軌道における運用を担当し、ESAは、打ち上げから惑星間空間の巡航、水星周回軌道への投入、MPOの開発と運用を担当します。

「みお」とMPOはアリアン5型ロケットで一緒に打ち上げられ、水星到着後に分離して、協力しながら約1年間の観測を行う予定です。

水星磁気圏探査機「みお」の目的

  • 固有磁場の解明
    水星周辺の磁場を高い精度で計測し、惑星磁場の成因を探る。
  • 地球と異なる特異な磁気圏の解明
    水星磁気圏の構造や運動を観測し、地球と比較して惑星磁気圏の普遍性と特異性を明らかにする。
  • 水星表面から出る希薄な大気の解明
    ナトリウムを主成分とする希薄大気の大規模構造・変動を観測し、その生成・消滅過程を探る。
  • 太陽近傍の惑星間空間を観測
    地球近傍では見られない太陽近傍の強い衝撃波を観測し、そのエネルギー過程を解明する。

主要諸元

水星磁気圏探査機「みお」(MMO)

MMOに搭載されている科学観測装置観測内容
プラズマ・粒子観測装置:MPPE
(Mercury Plasma Particle Experiment)
計7つのセンサーをもち、水星周辺における様々な エネルギーの電子・イオンおよび高速中性粒子を計測。
磁力計:MGF (Magnetic Field Investigation) 水星本体、磁気圏、および太陽風の磁場を計測。
プラズマ波動・電場観測装置:PWI
(Plasma Wave Investigation)
水星磁気圏および太陽風における電場・電磁波動・電波を観測。
ダスト計測器:MDM (Mercury Dust Monitor) 太陽系内縁である水星軌道上での惑星間ダストや水星本体から放出されるダストを検出。
ナトリウム大気カメラ:MSASI
(Mercury Sodium Atmosphere Spectral Imager)
水星の希薄なナトリウム大気の分布と変動を分光撮像。

水星表面探査機(MPO)

クレジット:ESA - S. Corvaja

MPO に搭載されている科学観測装置
レーザー高度計:BELA (BepiColombo Laser Altimeter) Ka帯送信機:MORE (Mercury Orbiter Radio science Experiment)
加速度計:ISA (Italian Spring Accelerometer) 紫外線分光撮像器:PHEBUS
(Probing of Hermean Exosphere by Ultraviolet Spectroscopy)
磁力計:MPO-MAG (Magnetic Field Investigation) 中性粒子・イオン観測装置:SERENA
(Search for Exosphere Refilling and Emitted Neutral Abundances)
赤外線分光撮像器:MERTIS
(Mercury Radiometer and Thermal Imaging Spectrometer)
分光・撮像複合カメラ:SIMBIO-SYS
(Spectrometers and Imagers for MPO BepiColombo Integrated Observatory)
ガンマ線・中性子線検出器:MGNS
(Mercury Gamma-Ray and Neutron Spectromete)
太陽風モニター:SIXS (Solar Intensity X-ray and particle Spectrometer)
X線分光器:MIXS (Mercury Imaging X-ray Spectrometer)

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