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人工衛星・探査機による貢献 太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)

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2016年5月11日 更新

「ひので」が見た水星の太陽面通過

「ひので」が見た水星の太陽面通過

日本時間の2016年5月9日夜から10日未明にかけて、水星の太陽面通過が起きました。これは、地球から見て水星が太陽の前を通り過ぎる現象です。残念ながら日本からは見られませんでしたが、太陽観測衛星「ひので」は地球上空の軌道上からこの現象を観測しました。
画像:可視光・磁場望遠鏡で見た水星の太陽面通過 (C) 国立天文台/JAXA

「ひので」衛星が観測した画像・映像は、プロジェクトのページをご覧ください。

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)とは

太陽の影響を究明する観測衛星「ひので」

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)は、「ようこう」(SOLAR-A)の後継機です。日本・アメリカ・イギリスにより共同開発され、2006年9月23日6:36(日本標準時)、M-Vロケット7号機で内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。

開発における各国の役割として、衛星システムはJAXAおよび三菱電機が担当。可視光望遠鏡についてはJAXAおよび国立天文台が望遠鏡本体を、アメリカのNASAが焦点面検出装置を製作。X線望遠鏡についてはNASAが光学系、JAXAがCCDカメラを製作。イギリス(PPARC)は、NASA・JAXAと共に極紫外線撮像分光装置を製作しました。

2006年9月23日打ち上げ

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)の特徴

主な科学的目的は、太陽コロナで起こる活動現象の謎とメカニズムの解明

太陽は詳細な観測ができる唯一の恒星です。これまでの観測データの蓄積と新たな観測データと併せて分析・研究することで、あらゆる現象のメカニズムをより詳しく知ることができ、またそれを知ることが、宇宙に起こるさまざまな現象を解明するカギとなるのです。

「ひので」には、可視光・X線・極紫外線の3種類の望遠鏡が搭載されます。太陽大気中の磁場分布や電流分布、速度分布の精密な観測などを行うことで、太陽での爆発のメカニズムを明らかにし、太陽が地球に及ぼす影響の予測に大いに貢献すると期待されています。また「ひので」は、1年のうち9カ月間にわたり地球の陰に入らない軌道をとるので、長期の連続観測が可能です。

主要諸元

国際標識番号 2006-041A
打ち上げ日時 2006(平成18)年9月23日 6:36
打ち上げロケット M-Vロケット7号機
打ち上げ場所 内之浦宇宙空間観測所
形状 約1.6m×1.6m×4.0m
太陽電池パドルの端から端まで約10m
質量 900kg
軌道 円軌道(太陽同期)
軌道高度 680km
軌道傾斜角 98度
軌道周期 96分

チームリーダが語る私たちのミッション

プロジェクトマネージャ 坂尾 太郎

「ひので」は3台の先進的な望遠鏡を搭載し、太陽表面の磁気的な活動と、対応するコロナの活動を同時に、
詳しく観測することで、太陽の謎に迫るミッションです。

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