2006年9月23日打ち上げ > 運用中

プロジェクトトピックス


2012年5月21日 更新

「ひので」が部分日食を撮影

2012年5月21日(月)、太陽観測衛星「ひので」が部分日食を撮影しました。
今回公開したX線太陽画像・動画は、5月21日(月)午前6時34分頃(日本時間)、「ひので」が東シナ海上空からインドネシア上空にかけて飛行している際に撮影したもので、月が太陽の南西から現われ、北東に向けて太陽面を横切っていき、太陽コロナを背景に黒い月が通過していく様子を、「ひので」に搭載しているX 線望遠鏡(XRT)が捉えました。

チームリーダが語る私たちのミッション


「ひので」は3台の先進的な望遠鏡を搭載し、太陽表面の磁気的な活動と、対応するコロナの活動を同時に、詳しく観測することで、太陽の謎に迫るミッションです。
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プロジェクト概要


プリント

太陽の影響を究明する観測衛星「ひので」

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)は、「ようこう」(SOLAR-A)の後継機です。日本・アメリカ・イギリスにより共同開発され、2006年9月23日6:36(日本標準時)、M-Vロケット7号機で内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。
開発における各国の役割として、衛星システムはJAXAおよび三菱電機が担当。可視光望遠鏡についてはJAXAおよび国立天文台が望遠鏡本体を、アメリカのNASAが焦点面検出装置を製作。X線望遠鏡についてはNASAが光学系、JAXAがCCDカメラを製作。イギリス(PPARC)は、NASA・JAXAと共に極紫外線撮像分光装置を製作しました。


主な科学的目的は、太陽コロナで起こる
活動現象の謎とメカニズムの解明

太陽は詳細な観測ができる唯一の恒星です。これまでの観測データの蓄積と新たな観測データと併せて分析・研究することで、あらゆる現象のメカニズムをより詳しく知ることができ、またそれを知ることが、宇宙に起こるさまざまな現象を解明するカギとなるのです。
「ひので」には、可視光・X線・極紫外線の3種類の望遠鏡が搭載されます。太陽大気中の磁場分布や電流分布、速度分布の精密な観測などを行うことで、太陽での爆発のメカニズムを明らかにし、太陽が地球に及ぼす影響の予測に大いに貢献すると期待されています。また「ひので」は、1年のうち9カ月間にわたり地球の陰に入らない軌道をとるので、長期の連続観測が可能で、最低でも3年間は太陽観測を行う予定です。


主要諸元

国際標識番号 2006-041A
打ち上げ日時 2006(平成18)年9月23日 6:36
打ち上げロケット M-Vロケット7号機
打ち上げ場所 内之浦宇宙空間観測所
形状 約1.6m×1.6m×4.0m
太陽電池パドルの端から端まで約10m
質量 900kg
軌道 円軌道(太陽同期)
軌道高度 680km
軌道傾斜角 98度
軌道周期 96分