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人工衛星・探査機による貢献 太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)

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2017年9月19日 更新

「ひので」がとらえた大規模フレアのX線動画の公開

「ひので」がとらえた大規模フレアのX線動画の公開

2017年9月6日から11日(いずれも日本時間)にかけて計4回、太陽で大規模フレア(爆発現象)が発生しました。9月6日のフレアは太陽面の中央付近で起こりましたが、その後、フレアを起こした活動領域は太陽の自転により西(向かって右)側へ移動し、11日のフレアは太陽の縁で起こりました。9月6日と11日に起こった大規模フレアについて、太陽観測衛星「ひので」はX線観測により、その爆発の瞬間をとらえることに成功しました。その時の動画が2017年9月15日付けで公開されました。

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)とは

太陽の影響を究明する観測衛星「ひので」

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)は、「ようこう」(SOLAR-A)の後継機です。日本・アメリカ・イギリスにより共同開発され、2006年9月23日6:36(日本標準時)、M-Vロケット7号機で内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。

開発における各国の役割として、衛星システムはJAXAおよび三菱電機が担当。可視光望遠鏡についてはJAXAおよび国立天文台が望遠鏡本体を、アメリカのNASAが焦点面検出装置を製作。X線望遠鏡についてはNASAが光学系、JAXAがCCDカメラを製作。イギリス(PPARC)は、NASA・JAXAと共に極紫外線撮像分光装置を製作しました。

2006年9月23日打ち上げ

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)の特徴

主な科学的目的は、太陽コロナで起こる活動現象の謎とメカニズムの解明

太陽は詳細な観測ができる唯一の恒星です。これまでの観測データの蓄積と新たな観測データと併せて分析・研究することで、あらゆる現象のメカニズムをより詳しく知ることができ、またそれを知ることが、宇宙に起こるさまざまな現象を解明するカギとなるのです。

「ひので」には、可視光・X線・極紫外線の3種類の望遠鏡が搭載されます。太陽大気中の磁場分布や電流分布、速度分布の精密な観測などを行うことで、太陽での爆発のメカニズムを明らかにし、太陽が地球に及ぼす影響の予測に大いに貢献すると期待されています。また「ひので」は、1年のうち9カ月間にわたり地球の陰に入らない軌道をとるので、長期の連続観測が可能です。

主要諸元

国際標識番号 2006-041A
打ち上げ日時 2006(平成18)年9月23日 6:36
打ち上げロケット M-Vロケット7号機
打ち上げ場所 内之浦宇宙空間観測所
形状 約1.6m×1.6m×4.0m
太陽電池パドルの端から端まで約10m
質量 900kg
軌道 円軌道(太陽同期)
軌道高度 680km
軌道傾斜角 98度
軌道周期 96分

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