平成25年11月理事長定例記者会見

理事長定例記者会見

奥村理事長の定例記者会見のトピックスをお伝えします

日時:平成25年11月14日(木) 11:00-

場所:JAXA東京事務所 B1 プレゼンテーションルーム

司会:広報部長 寺田弘慈

冒頭挨拶

先週の木曜日、バイコヌール宇宙基地からソユーズの打上げがあり、私も見送りに行きました。もちろん、バイコヌールも初めてですしソユーズも初めてですが、天候も良く大変美しい打上げであったと思います。

今回の打上げからドッキングまでの一連の動きを見て、改めてISSの活動が国際協力の賜物であるということと、日本の宇宙技術及び若田宇宙飛行士の優れた実績と能力が高く評価されたということを現地でも改めて感じたところです。

その後の若田宇宙飛行士の状況と今後の予定を簡単にご紹介します。ISSに到着した後、クルーが現在の6名になった段階で火災、急減圧などの緊急事態が発生した際の各クルーの役割を確認するなどの作業を行っています。

また、今回ISSに到着した3人の宇宙飛行士にとっては、ある意味久しぶりのISSですので、ISSに慣れる為の時間も確保しているようです。
現在のところ全く問題なくISSで活動しているという状況です。

今後の予定ですが、11月20日頃(※)に日本の「きぼう」のエアロックとロボットアームを使って超小型衛星の放出を予定しています。今回放出する4つのうちの一つが、ベトナムの国立衛星センター(Vietnam National Satellite Centere)と日本の東京大学、IHIエアロスペースが開発した「ピコドラゴン(Pico Dragon)」と呼ばれる衛星です。

また、JAXAとNHKが協力してISSに打ち上げた4Kカメラによるアイソン彗星の撮影を12月4日に予定しています。
その他、科学実験の目的で、植物実験、氷の結晶成長実験の準備に取り掛かっているという状況です。

超小型衛星の放出は、11月19日及び11月20日に実施されました。

トピックス

I. 安全保障・防災
II. 宇宙科学等のフロンティア
III. 教育・普及・国際協力など

I.安全保障・防災

NASAゴダード宇宙飛行センター(GSFC)におけるGPM機体公開

NASAゴダード宇宙飛行センターにおいて、米国時間11月15日(金)にGPM主衛星の機体公開が予定されています。GPM計画では、全球の降水量を観測することで天気予報の一層の精度向上、あるいは災害監視などが期待され、当然日本にも役立つことが期待されるものです。

GPM主衛星にはJAXAとNICT(情報通信研究機構)が協力して開発した二周波降水レーダ(DPR)が搭載されており、より精度が高い雨量の観測ができることになります。

NASAでの機体公開にあたってはJAXA GPM/DPRプロジェクトマネージャも現地での会見に対応する予定です。

GPM主衛星は米国での機体公開後日本に運ばれ、種子島から打ち上げられるという予定になっています。

II.宇宙科学等のフロンティア

X線天文衛星「すざく」を用いた観測成果

X線天文衛星「すざく」を用いた観測により、100億年以上前には、鉄などの重元素が宇宙全体にばらまかれていたことが確認されました。この成果は10月31日号のネイチャーに掲載され、大変大きな宇宙科学の研究成果であると思っています。

惑星分光観測衛星「ひさき」の現状

現在順調にチェックアウト作業が進んでいます。データの取得にはもう少しお待ちください。

イプシロンロケットがグッドデザイン賞金賞を受賞

イプシロンロケットがグッドデザイン賞金賞を受賞しました。2010年には「きぼう」が同じく金賞を受賞しましたが、それに続く受賞となりました。

III.教育・普及・国際協力など

第20回 アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-20)

12月3日から6日までベトナム・ハノイにおいてアジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-20)が開催される予定です。

1今回の統一テーマはValues from Space: 20 Years of Asia-Pacific Experiencesとして、この20年間のアジア・パシフィック地域における宇宙での様々な経験を今後どのように生かしていくかということを検討する予定になっています。
 現在のところ私も出席する予定となっています。

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