平成26年5月理事長定例記者会見

理事長定例記者会見

奥村理事長の定例記者会見のトピックスをお伝えします

日時:平成26年5月8日(木) 11:00-11:30

場所:JAXA東京事務所 B1 プレゼンテーションルーム

司会:広報部長 上垣内茂樹

冒頭挨拶

 まず、国際協力関係の話になりますが、4月23日に国際協力機構(JICA)と私どもJAXAが、包括的協力協定を締結しました。
 これまでにも、JICAとJAXAは、個別の案件では開発途上国に向けた衛星の利用という協力をしてきたところですが、今回この協力関係を形として見えるようにしたいということで、JICA側のご理解も得られ包括的協力協定を締結することができ、大変嬉しく思っています。
 JAXAの側から申し上げますと、この5月に打ち上げられます陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2)や、先般打ち上げられた全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)、さらに遡れば水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)、あるいは測位衛星というように、最新の衛星が数多く整ってきたタイミングにこれらの衛星の機能をフルに発揮してJICAの取り組んでおられる開発途上国の社会課題解決の事業に活かしていきたい、という思いもあり、今回の包括協力協定を締結しました。
 これらの衛星を使うことにより、従来以上に開発途上国の社会課題の解決、農業問題や自然災害など、より大きな開発途上国への援助ができるのではないかと期待しています。
 また同時に衛星の利用を通じて、衛星のより有効的な活用の道を拓いていきたいと思っています。

トピックス

I. 安全保障・防災
II. 宇宙科学等のフロンティア
III. 教育・普及・国際協力など

I. 安全保障・防災

しずく(GCOM-W)関係者の平成26年度文部科学大臣表彰 科学技術賞受賞

 水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)開発責任者が「水循環変動観測衛星による高精度マイクロ波観測技術の開発」の功績により、平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)を受賞し、4月15日に文部科学省で授賞式が行われました。同賞は科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者に贈られます。

II. 宇宙科学等のフロンティア

(1)有人宇宙活動

若田宇宙飛行士の活動

 若田宇宙飛行士に関してですが、今日(5月8日)時点で国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在を開始してから、183日目となります。これまで古川宇宙飛行士が持っていた日本人の長期連続の宇宙滞在記録(167日)を更新しました。これにより日本人のISS長期滞在記録保持者となっています。

 また、先月の4月10日に首相官邸において、安倍内閣総理大臣、下村文部科学大臣、山本内閣府特命担当大臣(宇宙政策)、ケネディ駐日米国大使とISS船長(コマンダー)として活動中の若田宇宙飛行士との交信イベントが行われました。
 この翌日、4月11日に若田宇宙飛行士らISS第39次長期滞在クルーは、ロシアのウラジミール・プーチン大統領と交信をしております。
 さらに、4月24日には来日された米国のバラク・オバマ大統領が日本科学未来館を見学された際、ISS船長としてビデオメッセージを送り、野口宇宙飛行士と共にそのビデオを大統領がご覧になられました。
 これらのように国際的な政治指導者との交信を行う機会に恵まれ、国際的にも大変な活躍をしており、あとは無事に帰還することを強く願っております。

若田宇宙飛行士の帰還予定日

 5月14日 午前10時57分(日本時間※)に帰還予定です。私もカザフスタンに行く予定です。正式な帰還日時は、飛行準備審査会により最終決定される予定です。

※5月8日時点の帰還予定日時です。

(2)大樹航空宇宙実験場における大気球実験

 5月14日より6月30日までの間、大樹航空宇宙実験場において第一次気球実験が予定されています。
 この実験期間の間に、実験の視察を兼ねて大樹町を訪問する計画です。

III.教育・普及・国際協力など

(1)イベント等

筑波宇宙センター特別公開

日時: 4月19日(土) 10:00~16:00 (入場は15:30まで)
場所: 筑波宇宙センター(茨城県つくば市千現2-1-1)
来場者: 12,125名(過去2番目の来場者数)

調布航空宇宙センター一般公開

日時: 4月20日(日) 10:00~16:00 (入場は15:30まで)
場所: 第1会場:調布航空宇宙センター(東京都調布市深大寺東町7-44-1)
第2会場:調布航空宇宙センター飛行場分室(東京都三鷹市大沢6-13-1)
来場者: 8,823名

 ご来場いただいた多くの皆様におかれましては、JAXAの事業を直接ご覧いただくことにより、JAXA事業へのご理解が深まったのではないかと嬉しく思っています。
 できるだけ多く皆様からのご理解を得るためにも、引き続き施設公開には前向きに対応したいと考えています。

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