平成26年12月理事長定例記者会見

理事長定例記者会見

奥村理事長の定例記者会見のトピックスをお伝えします

日時:平成26年12月18日(木) 11:00-11:40

場所:JAXA東京事務所 B1F プレゼンテーションルーム

司会:広報部長 上垣内茂樹

 小惑星探査機「はやぶさ2」は、当初の打上げ予定日から3日遅れての打上げでしたが、平成26年12月3日(木)午後1時22分04秒に、H-IIAロケット26号機により打ち上がりました。現在、「はやぶさ2」は順調に航行を続けており、初期機能の確認を行っているところです。
 多くの人たちが「はやぶさ2」の打上げをご覧になりました。報道機関の皆様にはご支援、ご協力を頂きありがとうございました。 「はやぶさ2」の航行状況を身近に感じていただくために、位置情報等については「はやぶさ2」打上げ特設サイトにて週1回程度で紹介していきます。また、現在実施中で約3か月を予定している初期機能確認終了や、地球スイングバイ実施結果等、主要なイベントについてもタイムリーに、お知らせやプレスリリース等にて情報を発信していく予定です。特に、科学的意義、技術的に注目されているイベントについては、報道機関の皆様に、事前に科学的意義、技術等含めてイベントをご説明する会を行います。具体的な日程は別途広報部からご連絡しますが、まずは、平成27年3月頃に初期機能確認が終わった時点での開催を想定しています。
 本日の人物紹介でご紹介する、宇宙科学研究所 生田ちさと准教授には、宇宙科学の広報・普及のキーパーソンとして科学研究分野の広報をお願いする予定ですが、また「はやぶさ2」の広報についても積極的に対応をしてもらうことにしています。

 平成26年12月2日(水)~5日(土)の4日間、日本科学未来館及び東京国際交流館にて第21回アジア・太平洋宇宙機関会議(APRSAF-21)が開催され、総参加者数は580名となり、過去最高の参加者となりました。今回の会合では、宇宙機関・開発援助機関、現場の機関の連携による、より地域協力の創出に向けた議論が行われました。また、宇宙探査に関する意見交換を行う場が今回初めて設定され、アジア太平洋地域からの国際宇宙探査フォーラム(ISEF)への積極的な参加を呼びかけを行いました。さらに、会議の最後に、「人類のよりよい未来のための宇宙開発・探査活動に向けてアジア太平洋の宇宙機関リーダからの共同声明」を発表しました。

 Space X 5号機が日本時間の12月20日(日)ごろに打ちあがる予定です。JAXA関連ではいくつかの搭載品がありますが、有償利用の枠組みによる、ブラジル宇宙機関が提供した超小型衛星も搭載しています。来年3月までに放出する予定です。

 12月19日(金)0:00-01:30 (日本時間)に、国際宇宙ステーション(ISS)一年滞在ミッションに係る記者会見がユネスコ本部(パリ)で開かれます。記者会見には、ISS第43/44/45/46次長期滞在クルーとして、平成27年(2015年)3月から約一年間の宇宙滞在を開始する予定のスコット・ケリー宇宙飛行士(米)、ミカエル・コニエンコ宇宙飛行士(露)に加え、日本から野口宇宙飛行士が出席し、日本のISSでの活動をご紹介する予定です。
 一年滞在を行う両宇宙飛行士は、第44/45次長期滞在クルーの油井 亀美也宇宙飛行士と同時期にISSに滞在いたします。
 今回のISS一年滞在ミッションの目的は、将来の有人探査ミッションに向けて、宇宙飛行士の宇宙長期滞在の影響についての知見を得ることです。JAXAはこれまで取り組んできた宇宙医学研究の知見を活かし、米露宇宙飛行士がISS一年滞在で実施する宇宙医学研究にも協力していきたいと思います。

 JAXAの研究者を中心とする「あかつき」研究チームは、「あかつき」が地球から見て太陽コロナの背後を通る貴重な機会をとらえ、太陽からのプラズマの流れ、つまり太陽風を観測しました。これまで、太陽から離れた場所にあるプラズマの観測は難しく、調査が進んでいませんでした。本研究により、太陽風加速メカニズムを解明するための知見が初めて得られたことになります。既にお知らせにてご案内の通り、本成果をアストロフィジカルジャーナルに掲載されたのに合わせ、本日13:30から、皆様にその成果をご説明する機会を設定させていただきました。皆様には是非ご参加をお願いしたいと思っております。

PAGE TOP