低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト
第2フェーズ試験(D-SEND#2)延期について
平成25年8月21日
宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、スウェーデンエスレンジ実験場において、低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト第2フェーズ試験(D-SEND#2)の1回目試験を8月16日(現地時間)に実施しましたが、試験機が気球から分離後、計測地点の約12km手前で想定飛行経路から外れ、約8km手前で着地したことが確認されました。ブーム計測システム(BMS)は正常に作動しましたが、計測されたソニックブームの波形は、想定していた飛行状態のデータではないことを確認しています。
JAXAでは、調査・対策チーム(チーム長:航空本部事業推進部長)を立ち上げ、現在機体が想定飛行経路から外れた原因の究明を進めておりますが、現時点では原因の特定に至っておらず、2回目試験を8月24日までに実施することは困難と判断し、試験を延期することにいたしました。
今後の試験実施につきましては、さらなる原因究明と対策の状況により判断してまいります。
- D‐SEND#2 1回目試験結果について(340KB)