目指す“空”のため、安全で豊かな社会を実現する 航空新分野創造プログラム

航空新分野創造プログラム(Sky Frontier)とは

航空輸送は、その高速性と機動性から、長距離移動や捜索・救難などで欠くことのできないものになっています。そして、「もっと環境に優しく」はもちろんのこと、「もっと速く移動したい」、「もっと時間と場所にとらわれず航空機を利用したい」といった利用者の要求にも応える航空輸送システムの実現が期待されています。

本プログラムでは、こうした多様な要求に対して長期的視点に立った研究を進め、航空分野の新たな世界を切り拓くべく航空輸送のさらなる可能性に挑戦します。具体的には、超音速旅客機や極超音速機のような速さの追求、脱化石燃料や電動推進のような新エネルギーの適用、さらに、高速ヘリコプタのような空間利用の拡大といった航空輸送システムの技術革新を目指した航空機概念とそれを実現するためのキー技術を創出します。

D-SENDプロジェクト/静粛超音速機技術

超音速飛行時の課題だった衝撃波に起因する騒音(ソニックブーム)を半減し得る全機設計コンセプトを世界で初めて飛行実証しました。その成果をもとにソニックブーム低減、抵抗低減、離着陸騒音低減、軽量化を同時に満たすシステム統合設計技術に取り組みます。

極超音速旅客機技術

太平洋を2時間で横断できるマッハ5クラスの極超音速旅客機の実現を目指して、離陸からマッハ5まで連続作動できる極超音速ターボジェットの研究開発を中心に、極超音速旅客機のシステム検討、空力設計、耐熱設計等を進めています。

航空機用電動推進システム/
ハイブリッド推進システム

航空機におけるエミッションフリー(排出物ゼロ)の実現を目指して、燃料電池とガスタービンを組み合わせた高効率の電動ハイブリッド推進システム、水素燃料の適用、新しい形態の電動航空機の研究などを行っています。

VTOL/STOL機技術

航空輸送のさらなる移動時間短縮や空間利用の拡大をもたらす将来技術の一つとして期待されている、ヘリコプターのように垂直離着陸ができ、かつ固定翼機のような高速巡航も可能な航空機、VTOL/STOL機の研究に取り組んでいます。

将来型回転翼機システム技術

優れたホバリング性能を維持しつつ、最大飛行速度を通常の約2倍に向上することを目指す、高速性と機動性を併せ持ったコンパウンド・ヘリコプターの研究を進めています。

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