H-IIAロケット26号機による
小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の
打上げ延期について
平成26年11月28日
三菱重工業株式会社
宇宙航空研究開発機構
三菱重工業株式会社および宇宙航空研究開発機構は、種子島宇宙センターからの小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)/H-IIAロケット26号機(H-IIA・F26)の打上げを平成26年11月30日(日)に予定しておりましたが、打上げ時間帯にかけて射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲(別紙参照)の発生が予想されることから、打上げを12月1日(月)以降に延期いたします。
今後、天候状況等を踏まえ、打上げ日について判断していきます。新たな打上げ日については、決定し次第お知らせいたします。
※ 本情報につきましては,次のURLでもご覧頂けます。
(別紙)

雷に係る制約条件
-
1.
ノミナル飛行経路から 20km以内に発雷が検知された場合、30分間は発射してはならない。
ただし、発射時にノミナル飛行経路から20km以内に雷雲、積雲及びかなとこ雲がない場合はこの限りではない。 - 2. 発射時15分間は、射点近傍の地表電界強度が -2kV/m以上、+2kV/m以下の範囲にあること。
- 3. 射点を中心として半径10km以内に雷雲のないこと。
-
4.
ノミナル飛行経路が以下を通過する場合には発射を行わないこと。
- a. 雷雲、積乱雲及びかなとこ雲から 20km以内
- b. 氷結層を含み、鉛直の厚さが1.8km以上の雲
- c. 雲頂高度3km以上の雲を伴う寒冷前線やスコールライン