宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)の
国際宇宙ステーションとの結合について
平成30年9月28日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)は、国際宇宙ステーション(ISS)に向けて最終接近を実施した後、9月27日20時36分(日本時間)にISSロボットアームにより把持されました。その後、9月28日03時08分(日本時間)にISSロボットアーム運用により、ISSとの結合を完了しました。
今後は、船外及び船内貨物がISSへ順次移送される予定です。
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理事長談話
宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)と
国際宇宙ステーションとの結合成功について
平成30年9月23日に、H-IIBロケット7号機により種子島宇宙センターから打ち上げられた宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)は、計画どおり先ほど国際宇宙ステーション(ISS)に結合いたしました。
「こうのとり」7号機は、6号機に引き続き搭載する日本製のリチウムイオン電池を使用した新型のISSバッテリ、米国航空宇宙局(NASA)及び欧州宇宙機関(ESA)の実験ラックといったISS運用に欠かせない物資や、超小型衛星などの「きぼう」の利用物資を搭載し、補給機として世界最重量の貨物の輸送を行いました。「こうのとり」7号機の開発に携わった方々や「こうのとり」運用管制チームの着実な開発・運用によってこれらの物資をISSに届け、国際パートナーからの期待に応えることができたことを大変誇らしく思います。
今後、小型回収カプセルを用いた日本で初めてのISSからの回収技術の実証や、「きぼう」を活用した技術試験衛星9号機で採用する高効率排熱技術の実証などを行う予定です。これら将来の宇宙活動に向けた技術実証に挑戦するとともに、「こうのとり」7号機のISS分離及び大気圏再突入までを着実に運用してまいります。
平成30年9月28日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
理事長 山川 宏