プレスリリース・記者会見等

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イプシロンSロケット第2段モータ地上燃焼試験について(第二報)

2023年(令和5年)7月17日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 7月14日に実施いたしました標記燃焼試験における爆発・火災事故におきまして、地域住民の皆様、地元地域をはじめ関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けすることとなり、深くお詫び申し上げます。
14日以降16日までに確認できている被害状況および原因調査状況につきまして、以下のとおりお知らせいたします。

<被害の確認状況>
現時点までに確認できている状況については以下の通り。今後お知らせすべき情報が判明した場合には、改めてご案内いたします。
■人的被害:被害報告なし
■第三者物的被害:被害報告なし
■JAXA設備の損傷:真空燃焼試験棟及びその内部設備の損壊、実験場内隣接建屋の破損(窓ガラス、扉等)

<原因調査状況>
■確認状況:
・モータ点火後20秒あたりから燃焼圧力が予測圧力から乖離が始まった。その後、モータ点火後約57秒の時点で燃焼圧力が約7.5MPaでモータが爆発。(ただし燃焼圧力は最大使用圧力(8.0MPa)及び耐圧試験の圧力(10.0MPa)以下であった)また、モータ爆発までノズル駆動が正常であったことを確認した。
・第2段モータの大部分は真空燃焼試験棟内外に飛散した。安全の観点から真空燃焼試験棟外の一部飛散物を回収済み。
■推定原因:検討中
■データ詳細評価や映像等の詳細確認、試験に用いたモータの検査記録の確認などを進めており、今後、故障の木解析を詳細化しつつ原因調査を進め開発に反映していく。

以上

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