小惑星探査機「はやぶさ2」が取得した小惑星「トリフネ」の画像
2026年(令和8年)7月6日
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」の拡張ミッションにおける最初の小惑星探査として、小惑星「トリフネ」のフライバイに成功し、7月5日18時35分に地上において、「はやぶさ2」の状態が正常であることを確認しました。
また、小惑星「トリフネ」の画像、サイエンスデータの取得にも成功しましたので、以下のとおり、お知らせいたします。
記
望遠の光学航法カメラ(ONC-T)によって撮影された小惑星「トリフネ」
中間赤外カメラ(TIR)によって撮影された小惑星「トリフネ」
・ トリフネまでの距離:約10km
フライバイ探査
小惑星探査機「はやぶさ2」は、2014年12月にH-IIAロケット26号機によって打ち上げられ、小惑星「リュウグウ」を探査した後、2020年12月6日に地球へ「リュウグウ」のサンプルを届けました。その後、ミッションを延長し「拡張ミッション」として探査機の運用を続けてきましたが、拡張ミッションにおける最初の探査対象となる小惑星「トリフネ」に、2026年7月5日、18時30分(日本時間/誤差±1秒)に、フライバイに成功しました。(時刻は速報値)
科学機器による観測は、まずONC-Tによる観測が6月半ばから開始され、6月20日には「トリフネ」が撮影されました。その後、ONC-Tによる観測は継続的に行われましたが、その目的は探査機の光学電波複合航法に使うためでした。そして、最接近時刻の1時間ほど前から、NIRS3、TIR、LIDARによる観測も行いました。観測は「トリフネ」に最接近する直前まで行われ、「トリフネ」通過後には行われていません。現時点では、サイエンス機器で取得されたデータの一部のみが、通信によって地上に伝送されました。今後の運用で、残りのデータを地上へ伝送することになります。
参考:「はやぶさ2」に搭載されている科学機器
| 略称 | 名称 | 目的 | 仕様 | 外観 |
| ONC-T | 光学航法カメラ(望遠) | 天体の写真の撮影 航法や科学のデータ取得 |
・視野角 6.35°× 6.35° ・ピクセル数 1024×1024 |
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| TIR | 中間赤外カメラ | 小惑星表面の温度の計測 熱慣性、表面の粗さ |
・視野角 16°×12° ・観測波長 8〜12μm ・画素数 328×248 |
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| NIRS3 | 近赤外分光計 | 構成物質の調査 水や水酸基(-OH)の存在 |
・視野角 0.1° ・観測波長 1.8〜3.2μm ・波長分解能 20nm |
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| LIDAR | レーザ高度計 | 小惑星までの距離の測定 | ・波長1.064μmのパルスYAGレーザー ・測距距離 30m〜25km |
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以上



