鹿児島県肝属郡 内之浦宇宙空間観測所

内之浦宇宙空間観測所では、科学観測ロケットおよび科学衛星の打ち上げならびにそれらの追跡やデータ取得などの業務を行っています。
起伏の多い地勢の山腹を削って造成された台地に機能的な建物が配置されており、世界に類のない特色のある観測所となっています。
職員の仕事は、観測所の管理、事務および施設の維持が主ですが、見学者に対しての案内や説明により、宇宙に関する理解を深めてもらうことも重要な仕事のひとつとなっています。
衛星からの電波の受信、観測ロケットおよび科学衛星の打ち上げ時には、必要に応じて宇宙科学研究所相模原キャンパスや民間会社からの職員・技術者が派遣されます。このような先進の体制のもと、1962年の設立以来、大小400機を超えるロケットと、わが国初の「おおすみ」を含む30機あまりの人工衛星、探査機を打ち上げ、宇宙科学研究に多大な貢献を果たしています。

所在地

〒893-1402 鹿児島県肝属郡肝付町南方1791-13

お問い合わせ

主要施設

M(ミュー)センター

M型ロケット発射装置、Mロケット組立室、衛星を調整するクリーンルームなど打ち上げに必要な各種の建屋があります。

20メートルアンテナ・34メートルアンテナ

内之浦宇宙空間観測所の一番高い台地に設置され、科学衛星からの電波(SバンドおよびXバンド)を追跡受信するアンテナです。

KSセンター

S-520、S-310、MT-135型観測ロケットの発射台地です。日本初の人工衛星「おおすみ」も1970年にここから打ち上げられました。

イプシロン管制センター (ECC)

イプシロンロケットの発射管制や搭載する人工衛星の管制を行うほか、射場や海上の監視、気象観測などの打ち上げに必要な作業を行う施設です。

イプシロン管制センター(ECC)発射管制室

ロケット打ち上げまでの全体作業の進捗をつかさどる指揮所となる部屋です。

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