輸送システムの研究開発と運用 S-310/S-520/SS-520(観測ロケット)

運用中

観測ロケットとは

観測ロケット

日本の宇宙科学研究を支える

JAXAの観測ロケットは固体燃料を使用したロケットで高度100㎞~1000㎞の宇宙空間を飛行しながら落下するまでの間に、各種観測や実験を行う小型飛翔体です。このロケットを利用して、超高層大気や地球周辺の科学、更に天文学などの幅広い科学観測を行っています。また新しい飛翔体システムの開発や微小重力を利用した材料科学や各種光学実験の分野でも、観測ロケットが使用されています。これらの実験では、計画立案から実験実施まで迅速な対応が可能であり、短時間で実験成果を得ることができます。現在、JAXAが使用している観測ロケットはS-310型、S-520型、SS-520型の3種類です。

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2018年2月3日 更新

SS-520 5号機打ち上げ実証実験成功!超小型衛星TRICOM-1Rの分離・軌道投入に成功!

SS-520 5号機打ち上げ実証実験成功!超小型衛星TRICOM-1Rの分離・軌道投入に成功!

2月3日(日)14時03分00秒に、内之浦宇宙空間観測所からSS-520 5号機による超小型衛星打ち上げの実証実験が行われました。
SS-520 5号機は計画通り飛行し、実験実施後約7分30秒に超小型衛星TRICOM-1R(トリコム・ワンアール)を分離、軌道投入に成功しました。

SS-520 5号機は、2017年1月の4号機での実験失敗の原因対策を施し、当初の目的である超小型衛星打上げ機に係る技術の先行実証の再実験として行いました。

プレスリリース

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構成

S-310 S-520 SS-520
全長 7.1m 8m 9.65m
直径 0.31m 0.52m 0.52m
全備重量 0.7t 2.1t 2.6t
到達高度 150km 300km 800km
ペイロード 50kg 95/150kg 140kg

運用中の観測ロケットの特徴

S-310

S-520

SS-520

パンフレット

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