太陽系と宇宙の起源の解明に向けて 火星衛星探査計画(MMX)

開発中

火星衛星探査計画(MMX)とは

火星衛星探査計画(MMX)

MMX(Martian Moons eXploration)における火星探査機は、地球から打上げ後、約1年をかけて火星圏に到着し、火星周回軌道へ投入されます。その後、火星衛星の擬周回軌道(QSO: Quasi Satellite Orbit)に入り、火星衛星観測・サンプル採取を行います。観測と採取を終えた探査機は、サンプルを携えて地球に帰還するというシナリオを描き、検討を行っています。現状は2026年度打上げ、2027年度火星周回軌道投入、2031年度地球帰還を想定しています。

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2023年6月21日 更新

火星衛星探査機(MMX)搭載小型ローバーに関するDLR・CNESとの三者間協力覚書(MOC)を締結

 JAXAの火星衛星探査機(MMX)には、ドイツ宇宙航空センター(DLR)およびフランス国立宇宙研究センター(CNES)が共同開発する小型ローバーが搭載されます。このローバーは、火星衛星フォボス上空でMMX探査機から放出され、フォボスに着陸し、表面の観測等を行うことによって、安全かつ確実なMMX探査機の着陸に貢献します。

 2023年6月20日、フランス・パリにて開催されたパリ航空ショーにおいて、JAXA山川理事長、DLRカイザー=ピッツァーラ長官、DLRペルツァー理事、およびCNESバティスト総裁により、火星衛星探査機(MMX)搭載小型ローバーに関するJAXA/CNES/DLRの三者間協力覚書(MOC)が署名締結されました。  また、署名式の場で、小型ローバーの愛称が「IDEFIX」(イデフィックス)に決まったことについてもDLR・CNESから発表がなされました。

三者間協力覚書(MOC)署名式の様子

MMX搭載小型ローバー「IDEFIX」の模型

 JAXAは、先の「はやぶさ2」ミッションにおいても、小型着陸機「MASCOT」の搭載でDLR・CNESと協力をしており、成功に終わった「はやぶさ2」ミッションに続き、MMXにおいても、DLR・CNESと協力しミッションの成功に向けて取り組んで参ります。

ミッション概要とミッションフロー

MMX(Martian Moons eXploration)は、火星の衛星を探査するミッションである。火星はフォボスとダイモスと呼ばれる2つの衛星を持っており、火星の衛星の表層物質を地球に回収(サンプルリターン)して地球に戻ってくることを想定しています。

ミッション概要とミッションフロー

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