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プレスリリース

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X線天文衛星「すざく」の状況について

平成27年6月12日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 平成17(2005)年7月10日に打ち上げられたX線天文衛星「すざく」(ASTRO-EII)は、目標寿命である約2年を超えて運用しておりましたが、平成27(2015)年6月1日(月)の運用以来、衛星の動作状況を知らせる通信が間欠的にしか確立できない状態が続いています。

 現時点で、通信不良は電力不足に起因すると推測しており、間欠的な衛星の動作状況を知らせる通信データの蓄積から、衛星状況の把握に努めています。「すざく」は衛星の電源が失われて姿勢制御ができず、およそ3分間に1回の周期で無制御にスピンしている状態だと推定されています。バッテリが機能しておらず、衛星の太陽電池パドルに日が当たっている時間だけ衛星の電源が入り、太陽電池パドルに日が当たらなくなると直ちに衛星電源が切れるという状況です。
 今後少なくとも1~2ヶ月間にわたって正常観測への復帰を目指し、まずは姿勢の安定と、安定した電源を確保する方法を模索することになります。

X線天文衛星「すざく」(ASTRO-EII)について

 平成17(2005)年7月10日に内之浦宇宙空間観測所からM-Vロケット6号機で打ち上げられた我が国5番目のX線天文衛星です。日米国際協力により製作が進められました。打ち上げ後約9年にわたり観測データを取得し、銀河団外縁部に至るX線スペクトルを初めて測定する等、様々な成果をあげていますが、一方でバッテリの劣化が進み、観測継続のためにバッテリの使用方法を工夫しながら運用を続けていました。




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