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国際宇宙ステーション・「きぼう」からの超小型衛星利用に関する
JAXA、九州工業大学との包括的な連携協力について

平成29年4月19日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
国立大学法人九州工業大学

 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国立大学法人九州工業大学(九州工業大学)の2者は、「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出の利用開拓をともに進めるため、このたび包括的な連携協力協定を締結しました。

 JAXAは平成28年10月に「きぼう利用戦略」を策定し、「きぼう」を我が国の研究開発基盤として定着化させること及び利用成果を最大化することを目指しています。その中で、超小型衛星放出プラットフォームを重点項目の一つとしました。衛星放出能力の増強のほか、衛星インテグレーション技術や国内外との衛星受注実績を持つ大学やコンソーシアムとの連携強化による利用拡大を目指しています。

 九州工業大学は、国内外の政府機関や大学等との間で超小型衛星の利用開拓を進め、これまで複数の超小型衛星の開発・運用を進めてきました。平成29年1月には、シンガポールの大学と共同開発した超小型衛星「AOBA-VELOX-III ※1」の「きぼう」からの放出においてJAXAと連携し、成功させた実績を持ちます。また、超小型衛星の開発を通じた人材育成を目的とした「BIRDSプロジェクト ※2」を立ち上げ、平成29年度には、九州工業大学の日本人学生に加え、モンゴル、ガーナ、バングラデシュ、ナイジェリア、タイの留学生が主体的に開発したBIRDSシリーズ最初の超小型衛星5機を「きぼう」から放出する予定です。九州工業大学は、今後もBIRDSプロジェクトを中心とした超小型衛星の開発を通じた人材育成と持続可能な宇宙プログラムの基盤作りに積極的に取り組んでいきます。

 連携協定は、人材育成機能、超小型衛星開発の能力・経験を持つ大学とJAXAの持つユニークな超小型衛星放出能力及び安価・定期的な放出機会を組み合わせ、日本の総合力を活用することによって、多くのアジア、新興国が求める人材育成と衛星放出を合わせた形での国際協力を推進する新たな仕組みです。九州工業大学とJAXAは、連携してユーザ開拓・プロモーションを積極的に進めることにより、超小型衛星の利用を企画・検討している国内外の政府機関や大学等に対して「きぼう」の利用機会の情報を早期に提供し、その利用検討を効果的に進めることが可能となります。

 平成29年度以降も、有償利用に加え国際協力による「きぼう」からの超小型衛星放出が計画されています。放出能力も順次増強する予定です。これまでのJAXA単独による利用拡大の取り組みから、九州工業大学とJAXAが補完しあうことによって新たなサービスを構築し、産業自立化を視野にいれた基礎作りを実施します。

  1. ※1 「AOBA-VELOX-III」は、シンガポール南洋理工大学、九州工業大学が共同開発した2Uサイズ (10cmx10cmx10cmの2倍)の超小型衛星で、JAXAが提供する打上げ機会を利用し、平成29年1月16日に「きぼう」から放出しました。パルス型プラズマスラスタの実証を目的としています。
  2. ※2 「BIRDSプロジェクト」は、Joint Global Multi Nation Birds projectの略称で、宇宙新興国との国境を越えた学際的な衛星プロジェクト。

署名後握手するCNESル・ガル総裁(左)とJAXA奥村理事長(右)

(左)浜崎理事(JAXA)、(右)尾家学長(九州工業大学)
平成29年4月12日(水) 九州工業大学にて撮影




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