地球観測衛星「Aqua」とは
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地球の水循環の把握に大きく貢献する
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トピックス
一覧AMSR-E低速回転データを公開
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AMSR-Eは回転摩擦の増大により2011年10月4日(UTC)に観測及び回転を自動的に停止しました。その後NASAとJAXAは状況の解析を始めるとともに、AMSR-Eの観測を再開させる方法を模索してきました。そして2012年12月4日(UTC)に、AMSR-Eは低速(毎分2回転)での回転及び観測を再開しました。JAXAは低速回転データに対するラジオメトリック及び幾何学的な初期補正を完了したため、AMSR-E低速回転データを公開します。このデータは、AMSR-Eを他の放射計と相互校正するユーザや、低速回転による新しい特徴を利用した研究を試みるユーザ等に有用なものです。
このデータはJAXAの標準プロダクトではありません。一般的なユーザ向けには、AMSR2の標準プロダクトが用意されています。 |
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プレスリリース
一覧-
- 2015年12月7日 14:00 プレスリリース
- 地球観測衛星Aqua搭載の改良型高性能マイクロ波放射計(AMSR-E)の運用終了について
改良型高性能マイクロ波放射計「AMSR-E」の特徴
「AMSR-E」は夜間でも曇天でも地上を観測できるセンサ
「AMSR-E」のアンテナは、マイクロ波放射計としては過去最大級(直径1.6メートル)の直径で、今までにない高解像度で水に関するデータ収集が可能です。 また「AMSR-E」には、電波(マイクロ波)を用いるため夜間や雲が出ている状況でも地表観測ができるというメリットがあります。光学観測では雲の下の様子がわからないのに対し、「AMSR-E」のマイクロ波観測では、雲を透過して地表や海面を観測できることが実証されています。 これらの観測データは、日本の気象庁や漁業情報サービスセンター等に提供され、気象予報の精度向上やリアルタイムでの漁場情報の提供等、実利用面での活用が期待されています。 |
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構成
主要諸元
国際標識番号 | 2002-022A |
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打ち上げ日 | 2002(平成14)年5月4日 |
打ち上げロケット | デルタIIロケット(アメリカ) |
打ち上げ場所 | 米国・バンデンバーグ射場 |
形状 | 展開型太陽電池を有する箱型 |
質量 | 約3,100kg |
軌道 | 太陽同期軌道 |
軌道高度 | 約705km |
軌道傾斜角 | 慣性誘導方式 |
軌道周期 | 約99分 |
姿勢制御方式 | 三軸姿勢制御方式(ゼロモーメンタム) |
鎖状に並んだインド洋上のサイクロン群![]() 環境観測技術衛星(ADEOS-II/AMSR)「みどりII」画像とAQUA(EOS-PM1/AMSR-E)の合成画像 |
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