トピックス一覧
2018年2月3日更新
SS-520 5号機打ち上げ実証実験成功!超小型衛星TRICOM-1Rの分離・軌道投入に成功!

2月3日(日)14時03分00秒に、内之浦宇宙空間観測所からSS-520 5号機による超小型衛星打ち上げの実証実験が行われました。
SS-520 5号機は計画通り飛行し、実験実施後約7分30秒に超小型衛星TRICOM-1R(トリコム・ワンアール)を分離、軌道投入に成功しました。
SS-520 5号機は、2017年1月の4号機での実験失敗の原因対策を施し、当初の目的である超小型衛星打上げ機に係る技術の先行実証の再実験として行いました。
2018年1月29日更新
ライブ中継実施!SS-520 5号機/超小型衛星打ち上げ実証実験

搭載部品の一部に不具合が確認されたため、2017年12月28日の実施を見合わせたSS-520 5号機による超小型衛星打上げの実証実験について、原因究明・対策を行い、実験予定日を2018年2月3日(土)14時00分頃~14時20分頃に決定しました。
JAXAではこの打ち上げ実証実験の模様を内之浦宇宙空間からライブ中継でお届けする予定です。ぜひご覧ください。
写真:SS-520 5号機を打ち上げる新型ランチャー
2017年1月25日更新
宇宙に金属鉄は少ない? 観測ロケットS-520-28号機による微小重力実験で検証

鉄を含む固体粒子(ダスト粒子)は星間空間での分子形成を促進する働きなどがあり、星間空間での物理/化学過程を理解するカギとなります。星間空間のダスト粒子に含まれる鉄の存在形態は、金属鉄や酸化鉄など複数あり、それぞれに異なる性質を持っています。これまでの研究では、主要な存在形態は酸化鉄や炭化鉄、硫化鉄以外ではないかと示唆されていました。そこで、金属鉄として存在する可能性を検証するため、微小重力環境でガスの鉄が冷却される様子をその場観察し、鉄同士のくっつき易さ(金属鉄が形成する効率)を調べました。実験の結果、地上実験の結果と異なり、鉄同士はくっつきにくいこと、すなわち金属鉄は宇宙空間において形成しにくいことが示されました。ダスト粒子で鉄は金属ではなく、何らかの化合物として含まれているか、もしくは不純物として他の粒子に付着しているのではないかと推測されます。
本研究成果は、2017年1月21日(日本時間)に公表された、アメリカ科学振興協会のオンラインジャーナル"Science Advances"に掲載されました。
2017年1月15日更新
SS-520 4号機実験結果について

平成29(2017)年1月15日(日)08時33分00秒、民生技術を用いてロケット・衛星の開発を行い、3㎏程度の超小型衛星の打上げの実証を行うことを目的としたSS-520 4号機実験を内之浦宇宙空間観測所において実施しました。
ロケットの第1段の飛行は正常に行われましたが、飛行中に機体からのテレメータが受信できなくなったため、第2段モータの点火を中止しました。なお、ロケットの追跡は正常に行われ、ロケットは内之浦南東海上の予定落下区域に落下したことを確認しました。
2017年1月13日更新
SS-520-4号機打上げの日時再設定について

延期になっておりました内之浦宇宙空間観測所からのSS-520 4号機の打ち上げを、2017年1月15日(日)8時33分~8時50分(日本標準時)に行うこととしましたので、お知らせします。
打ち上げ時刻は、8時33分を予定しております。
*SS-520-4号機は、JAXAの観測ロケット(SS-520)をベースに開発している小型ロケットです。
2017年1月11日更新
SS-520-4号機打ち上げの延期について

内之浦宇宙空間観測所から1月11日(水)に予定していたSS-520-4号機の打ち上げは、天候が必要な条件を満たさなかったため、打ち上げを1月14日(土)以降に延期することとしました。新たな打ち上げ日時については、改めてお知らせいたします。
*SS-520-4号機は、JAXAの観測ロケット(SS-520)をベースに開発している小型ロケットです。
2016年12月8日更新
SS-520-4号機実験、打ち上げへ

JAXAは、民生技術を用いてロケット・衛星の開発を行い、3kg程度の超小型衛星の打ち上げの実証するSS-520-4号機実験を行います。
実験場所:内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町)
打ち上げ予定日:2017年1月11日(水) 7:20~8:50(日本標準時)
実験期間:2017年1月11日(水)~1月31日(火)(実験予備期間を含む)
打ち上げ予定ロケット:SS-520-4号機*
*SS-520-4号機は、JAXAの観測ロケット(SS-520)をベースに開発している小型ロケットです。
2016年1月15日更新
観測ロケットS-310-44号機 打ち上げ結果
JAXAは、2016年1月15日(金)、「電離圏プラズマ加熱現象の解明」を目的とした観測ロケットS-310-44号機を内之浦宇宙空間観測所から打ち上げました。
ロケットは正常に飛翔し、内之浦南東海上に落下しました。
今回の実験では、電離圏下部に発生するSq電流系(※)中心付近で起きるプラズマ加熱現象の解明を目的として、高温度層内のプラズマと電場、磁場等を測定しました。今後、JAXAや各大学において詳しい解析が実施される予定です。
(※)Sq電流系:太陽からのエネルギー入射によって発生する大気の運動に起因する電離圏下部を流れる電流のこと。
2015年11月2日更新
観測ロケットS‐310‐44号機実験の実施について

JAXAは、Sq電流系と呼ばれる環状の電流が発生している空域へ観測ロケットS-310-44号機を打ち上げ、搭載した観測機器によって観測実験を行います。
この実験により、通常は南極や北極でしか見られない宇宙空間から地球へ飛び込んでくる電子の加速や加熱といった特異な現象のメカニズムの解明を目指します。
実験場所:内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町)
打上げ予定日:2016年1月12日(火)12:00~12:30
実験概要:電離圏プラズマ高温度層発生メカニズムの解明
2015年9月11日更新
観測ロケットS-520-30号機 打ち上げ結果

JAXAは、2015年9月11日(金)、「酸化物系宇宙ダストの核生成過程の解明」を目的とした観測ロケットS-520-30号機を内之浦宇宙空間観測所から打ち上げ、実験は成功しました。
ロケットの飛翔並びに搭載した実験装置の動作は正常に行われ、内之浦南東海上に落下しました。
今回の実験では、ロケットの弾道飛行による微小重力環境下で酸化物を蒸発させ、その後凝縮する酸化物粒子が生成し成長する過程を直接測定しました。
2015年9月1日更新
2015年度第一次観測ロケット実験の実施について

JAXAは、2015年度第一次観測ロケット実験において、S-520-30号機による観測実験を行います。
実験場所:内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)
打上げ予定日時:2015年9月11日(金)20時00分~20時30分
実験概要:地球やその他太陽系天体の材料となった微粒子が作られる初期状態の再現を行います。
写真:S-520-28号機(2012年)
2014年8月18日更新
観測ロケットS-520-29号機 打ち上げ結果

JAXAは、2014年8月17日(日)、「スポラディックE層空間構造の立体観測」を目的とした観測ロケットS-520-29号機を内之浦宇宙空間観測所から打上げ、実験は成功しました。
ロケットの飛翔並びに搭載した実験装置の動作は正常に行われ、内之浦南東海上に落下しました。
ロケットに搭載したプラズマ測定用プローブが、ノーズコーン開頭後に測定を開始し、上昇時には高度97kmに、下降時には高度100kmにスポラディックE層が存在していたことを観測しました。
2014年8月5日更新
観測ロケットS-310-43号機 打ち上げ結果

JAXAは、2014年8月4日(月)、「ロケット慣性飛行中の二相流挙動(*)及び熱伝達特性の観測」を目的とした観測ロケットS-310-43号機を内之浦宇宙空間観測所から打ち上げ、実験は成功しました。
ロケットの飛翔並びに搭載した実験装置の動作は正常に行われ、内之浦南東海上に落下しました。
(*))二相流挙動:気体と液体が混合する流れの状態。今回の実験は、極低温流体(液体窒素)を供試体に流し、その沸騰・流動状況を計測することで、熱流動解析モデルの精度向上を目的としています。
写真:S-310-43号機「ロケット慣性飛行中の二相流挙動及び熱伝達特性の観測」画像
2014年6月25日更新
2014年度第一次観測ロケット実験の実施について

JAXA宇宙科学研究所は、2014年度第一次観測ロケット実験において、S-310-43号機、S-520-29号機による観測実験を行います。
実験場所:内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)
「ロケット慣性飛行中の二相流挙動及び熱伝達特性の観測実験」
打ち上げ予定ロケット:観測ロケットS-310-43号機
打ち上げ日時:2014年7月30日23時00分~23時30分 予定
「スポラディックE層空間構造の立体観測実験」
打ち上げ予定ロケット:観測ロケットS-520-29号機
打ち上げ日時:2014年8月8日(金) 19時00分 ~ 19時30分 予定
写真:S-520-28号機(2012年)
2012年12月17日 更新
観測ロケットS-520-28号機 打ち上げ終了
|
2012年8月7日 更新
S-310-41号機 打ち上げ終了
|
2012年1月12日 更新
S-520-26号機 打ち上げ終了
![]() ロケットから放出されたリチウムガスによる赤色雲 (内之浦 6時16分) |
2011年12月20日 更新
S-310-40号機 打ち上げ終了
|
2010年8月31日 更新
S-520-25号機、打ち上げ成功
|
2009年1月26日 更新
S-310-39号機、打ち上げ成功!
|
2008年8月2日 更新
S-520-24号機打ち上げ成功!
|
2008年2月7日 更新
S-310-38号機、打ち上げ成功!
|
2007年9月2日 更新
S-520-23号機打ち上げ成功!
|
2007年1月16日 更新
S-310-37号機打ち上げ成功!
|