小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」とは
|
ソーラーセイル(太陽帆)は、超薄膜の帆を広げ太陽光圧を受けて進む宇宙船です。ソーラー電力セイルは、帆の一部に薄膜の太陽電池を貼り付けて大電力発電を同時に行います。この電力を用いて高性能イオンエンジンを駆動することで、ハイブリッド推進を実現し、効率的で柔軟なミッションが可能となります。 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」(IKAROS = Interplanetary Kite-craft Accelerated by Radiation Of the Sun)では、帆だけで宇宙空間を航行できること及び薄膜太陽電池で発電できることの世界初の実証をめざし、2010年5月21日にH-IIAロケット17号機によって金星探査機「あかつき」と相乗りで打ち上げられました。 |
|---|
トピックス
一覧令和8年度「空の日」日本航空協会表彰「航空特別賞」「空の夢賞」を受賞しました
|
一般財団法人日本航空協会より、新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)プロジェクトチーム、気象影響防御技術(WEATHER-Eye)コンソーシアム、小型ソーラー電力セイル実証機IKAROSチームが表彰を受け、9月18日に表彰式が行われました。 ●JAXA 新型宇宙ステーション補給機プロジェクトチーム表彰理由新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)において搭載量の大幅な増加とともに新たな機能付加により多彩な物資や実験機器の輸送を行う新しい時代の扉を開きました。
航空特別賞を受賞したHTV-Xプロジェクトチーム関係者 HTV-Xプロジェクトチーム 伊藤(元)プロジェクトマネージャのコメント
"HTV-Xの特徴といたしまして、単なる輸送機のみならず、ISSで荷物を運んだ後も、軌道上で最大約1年半の実験運用ができる、新しい科学技術・宇宙技術の実験ができる能力を有しております。私はこの特徴を表しまして『二刀流』と呼んでおります。
油井宇宙飛行士がISSのロボットアームで把持した後に撮影したHTV-X1号機 (JAXA/NASA) 関連リンク●WEATHER-Eyeコンソーシアム表彰理由滑走路雪氷検知や被雷危険性予測など、航空機を気象リスクから守る技術を世界に先駆けて開発・実用化し、運航の安全性と効率性の向上に多大な貢献をされました。
トロフィーを手にした神田淳航空プログラムディレクタ(左)と、表彰状を手にした岩垂好直主任研究開発員(運航安全技術ユニット) 航空技術部門 神田航空プログラムディレクタのコメント
"航空機運航における事故・インシデントの最大の要因は気象であり、特に日本は世界的に見ても気象条件が厳しい地域であることから、エアライン各社は安全運航の確保に日々大きな努力を重ねています。また、気象による運航効率の低下も重要な課題となっています。
気象影響防御技術(WEATHER-Eye)コンソーシアムで取り組んでいる技術 関連リンク●JAXA宇宙科学研究所 IKAROSチーム表彰理由宇宙帆船であるソーラーセイルを世界で初めて実証し、日本独自の持続可能な外惑星探査という壮大な夢への道筋を示すことで広く社会に夢と希望を与えました。
「空の夢賞」のトロフィーを持つ森(元)チーム長とチームメンバー IKAROSチーム 森(元)チーム長のコメント
"IKAROSは世界で初めて「ソーラーセイル」と「ソーラー電力セイル」の実証に成功しました。
IKAROSの分離カメラ(DCAM2)が撮像したソーラー電力セイル展開の様子 関連リンク |
プレスリリース
一覧-
- 2012年3月21日 15:30 [報告]
- 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」後期運用報告
-
- 2011年1月26日 15:30 [報告]
- 小型ソーラー電力セイル実証機(IKAROS)の定常運用終了報告
特集

- 2016年5月18日
- ISASニュース No.420別冊 特集 IKAROSからソーラー電力セイル探査機へ

2009年12月28日
JAXAの太陽系惑星探査
パンフレット
- 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」
(1.23MB)