陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)とは
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大地にも、精密検査が必要だ。「だいち2号」の観測データは、災害状況や森林分布の把握、地殻変動の計測など、様々な分野で利用されています。特に、衛星から地上までの距離の変化を数cmの精度で検出できる性能を持ち、地震・火山活動などの詳細な把握に貢献しています。暮らしの安全の確保・地球規模の環境問題の解決などが主なミッションです。 |
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トピックス
一覧トンガ火山噴火及び津波被害の災害対応支援
JAXAは、1月16日のセンチネルアジアからの要請を受けて、「だいち2号」(ALOS-2)によるトンガ王国のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山噴火及び津波被害の緊急観測を行いました。観測したデータは、南洋理工大学(Nanyang Technological University ? Earth Observatory of Singapore)及びアラブ首長国連邦のムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター(Mohammed Bin Rashid Space Centre (MBRSC))が解析し、建物被害地図等の情報が提供されました。これらの情報は、アジア太平洋諸島の連携体である太平洋共同体(the Pacific Community (SPC))などの防災機関に提供され、被害状況の把握に活用されています。 「だいち2号」の観測データは、宇宙技術によるアジア太平洋地域の災害活動の支援を目的とした、宇宙機関・防災機関・国際機関により構成された国際的な協力枠組み「センチネルアジア」を通じて提供されました。 ![]() 南洋理工大学(Nanyang Technological University-Earth Observatory of Singapore)より提供された災害地図。「だいち2号」及びSentinel-1の観測画像を解析することで、建物被害箇所を推定し、それを地図にマッピングしている(黄色及び赤色は被害を受けた可能性が高いことを示しており、赤色がより可能性が高いことを示している)。 |
プレスリリース
一覧-
- 2023年3月28日 14:00 プレスリリース
- 「だいち2号」による全国地殻変動分布図の初公開について
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- 2023年1月20日 14:00 プレスリリース
- 港湾の被災状況把握にJAXAの衛星画像を活用 ― JAXAと国土交通省港湾局が災害発生時の人工衛星画像データの活用に関する協定を締結 ―
特集
- 2016年1月6日
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独自技術で災害を未然に防ぎたい─火山大国日本を見守る「だいち2号」22名のチーム力(サイボウズ)
※掲載は終了しました。
2014年7月23日
動画ニュース:陸域観測技術衛星2号「だいち2号」 大地の精密検査開始!
パンフレット
- 陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)
(1.1MB)
- パンフレット
(2.6MB)
- パンフレット英語版
(13MB)
- フライヤー
(1.3MB)
- だいち2号ソリューションブック 第3版
(4.9MB)
- 使える!JAXAの地球観測技術
(4.6MB)