トピックス一覧
2013年12月2日更新
AMSR-E低速回転データを公開
AMSR-Eは回転摩擦の増大により2011年10月4日(UTC)に観測及び回転を自動的に停止しました。その後NASAとJAXAは状況の解析を始めるとともに、AMSR-Eの観測を再開させる方法を模索してきました。そして2012年12月4日(UTC)に、AMSR-Eは低速(毎分2回転)での回転及び観測を再開しました。JAXAは低速回転データに対するラジオメトリック及び幾何学的な初期補正を完了したため、AMSR-E低速回転データを公開します。このデータは、AMSR-Eを他の放射計と相互校正するユーザや、低速回転による新しい特徴を利用した研究を試みるユーザ等に有用なものです。
このデータはJAXAの標準プロダクトではありません。一般的なユーザ向けには、AMSR2の標準プロダクトが用意されています。
画像:低速回転における観測領域
詳しくは以下をご覧ください。
2011年10月4日 更新
AMSR-Eの観測停止について
JAXAが開発した改良型高性能マイクロ波放射計AMSR-Eは、2002年に打ち上げられたアメリカの地球観測衛星Aquaに搭載され、設計寿命3年のところを9年を超えて運用されてきました。2011年8月末以降にアンテナの回転摩擦の持続的増大が確認され監視を続けていましたが、2011年10月4日15時58分頃(日本時間)、定常観測に必要な回転速度(毎分40回転)を維持する限界に達したため、AMSR-Eは観測およびアンテナの回転を自動で停止しました。 |
2006年5月18日 更新
気象庁の全球数値予報モデルにおいてAMSR-Eデータの利用が始まる
2006年5月15日より「AQUA」に搭載された日本のセンサー「AMSR-E」のデータを含む、複数の衛星(センサ)のマイクロ波放射計データが、気象庁の全球数値予報モデルに利用されることになりました。
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2004年11月25日 更新
天気予報業務でのAMSR-Eデータ利用始まる
平成16年11月17日から、気象庁の天気予報業務でのAMSR-Eデータ利用が開始されました。近年の天気予報では、コンピュータ上で大気の動きを再現し、将来の予測を行う数値天気予報が一般的になっています。数値天気予報の正確さは、初めに与える観測情報の量や質と、数値モデルの精度に大きく依存します。衛星観測は、データを取得することが難しい広大な海洋上などでも均質な情報を定期的に得ることができるため、数値天気予報の入力情報として重要となっています。 平成16年7月18日3時(日本時間)を初めの状態として、6時間後、9時間後の予報結果を示したもの。AとBはそれぞれAMSR-Eデータなし・ありの場合の予報結果、Cは実際の雨量を示します。AMSR-Eの利用によって、福井における予想降水強度(矢印部分)が実際の雨量により近くなり、予報が改善されていることが分かります。また、AMSR-E無しの場合に山口県沖(楕円部分)に見られた広い偽の降水域も低減されています。解析・予報結果および・図は気象庁の提供によるものです。 AMSR-Eデータを数値天気予報の初期値として使うためには、データを速やかに気象庁へ伝送する必要があります。このようなニーズを満たすため、地球観測センターではAMSR-Eデータを直接受信し、データ処理・提供を行っています |
2004年5月11日 更新
打ち上げから2周年、順調に観測を継続中です
改良型高性能マイクロ波放射計「AMSR-E」を搭載したNASAの地球観測衛星「AQUA」は、2004年5月4日で打上げから2周年を迎えました。 AMSR-Eは現在も順調に観測を続け、全球の物理量データ(図参照)を生み出しています。この2年の間には、21世紀初めてのエルニーニョの様子 (*1)や、2003年夏季に起こったヨーロッパの熱波(*2)などの世界的な現象を捉え、また2004年3月には土壌水分量などを含む8種類全てのプロダクトの公開(*3)を開始しました。これらのプロダクトは地球観測センターのウェブサイト(*4)から入手することができます。 2年が経過したとはいえ、気候変動などの継続的な監視はまだまだ緒に就いたばかりであり、観測の継続とともに次世代の観測計画の検討もすすめ、今後の気候モニタリングに貢献していきます。また、この冬には「オホーツク海の流氷速報ページ」を立ち上げるなど、身近な地域の気象現象を毎日継続的にお知らせしてきました。今後は台風到来の季節に合わせ、速報ページを立ち上げるべく準備中です。 |
2004年1月7日 更新
オホーツク海の流氷速報ページを開設!MSR-Eが捉えた「海氷密接度」を毎日更新していきます
地球観測利用推進センター(EORC)では、主に「AMSR-E」のデータを用いてのオホーツク海の流氷速報ページを開設しました。旧NASDAが開発した高性能マイクロ波放射計「AMSR-E」は、NASAの「Aqua」衛星に搭載されて2002年5月に打ち上げられ、現在も順調に観測を続けています。 |
2003年9月22日 更新
AMSR-E「物理量プロダクト」の公開が始まりました
NASAの衛星「Aqua」に搭載されている改良型高性能マイクロ波放射計「AMSR-E」は、地球規模での「水」の観測のためにNASDAが開発したセンサです。打上げから1年4か月を経た現在も順調に観測を続けています。今年6月の「輝度温度プロダクト」の公開に続き、9月19日から「物理量プロダクト」の公開を開始しました。国内外の利用・研究機関や一般のユーザーに提供されるのは「海面水温」「海上風速」「積算水蒸気量」「降水強度」「海氷密接度」の5種類の物理量で、複数の観測周波数帯で得られた輝度温度を組み合わせて、ユーザーがより扱い易い形に加工した「高次プロダクト」となっています。これらのデータは、地球規模の水・エネルギー循環の理解に役立てられます。 |
2003年1月10日 更新
AMSR-Eの「Level3全球ブラウズ画像」を公開
地球上の水に関する物理量などの観測を行なうためNASDAが新規に開発したマイクロ波放射計「AMSR-E」は、NASAの地球観測衛星「Aqua」に搭載され、順調に観測を続けています。 |
2002年9月18日 更新
2002年5月4日に、打ち上げられたEOS-PM1(Aqua)搭載AMSR-Eは、軌道上にて発生した異常事象の原因究明の結果、今後の運用には問題の無い事を確認しました。さらに、AMSR-Eの軌道上での初期機能確認を完了し、軌道上での定常的な運用に移行しました。今後は、観測データの校正・検証作業、地上データ処理設備の機能・性能確認、観測データから物理量を推定する処理プログラムの開発等を行います。観測データの公開は打上げ1年後の2003年5月を予定しています。 |
2002年5月4日 更新
AMSR-E(アムサー・イー)を搭載した、NASAの地球観測衛星「Aqua(アクア)」は、 日本時間5月4日午後6時54分58秒に米国バンデンバーグ射場よりデルタIIロケットで打ち上げられました。 |
2002年4月30日 更新
1999年12月にロサンゼルスでAMSR-EをNASAに引き渡した後、2000年1月より現地で実施してきた衛星作業が完了しました。 |
2002年3月1日 更新
1999年12月にロサンゼルスでAMSR-EをNASAに引き渡した後、2000年1月より現地で実施してきた衛星作業が完了しました。 |
2002年1月30日 更新
1999年12月にロサンゼルスでAMSR-EをNASAに引き渡した後、2000年1月より現地で衛星作業を実施しています。 |
2001年12月26日 更新
2001年12月10日 更新
1999年12月にロサンゼルスでAMSR-EをNASAに引き渡した後、2000年1月より現地で衛星作業を実施しています。 |
2001年7月30日 更新
1999年12月にロサンゼルスでAMSR-EをNASAに引き渡した後、2000年1月より現地で衛星作業を実施しています。2001年7月には、第2回システムレベル衛星総合試験を実施しました。8月から9月にかけて、熱真空試験を実施する予定です。 |
2001年6月13日 更新
1999年12月にロサンゼルスでAMSR-EをNASAに引き渡した後、2000年1月より現地で衛星作業を実施しています。5月にはフォールトマネージメント試験(軌道上での不具合に対処する機能の確認)と第4回目の衛星インターフェース試験を実施しました。 |
2001年4月3日 更新
平成11年12月にロサンゼルスでAMSR-EをNASAに引き渡した後、平成12年1月より現地で衛星作業を実施しています。3月には第3回目の衛星インターフェース試験を実施しました。 |
2001年3月15日 更新
平成11年12月にロサンゼルスでAMSR-EをNASAに引き渡した後、平成12年1月より現地で衛星作業を実施しています。2月から3月にかけ、第1回目のシステムレベル衛星総合試験を実施しました。3月には第3回目の衛星インターフェース試験を行う予定です。 |
2001年2月5日 更新
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2001年1月15日 更新
平成11年12月にロサンゼルスでAMSR-EをNASAに引き渡した後、平成12年1月より現地で衛星作業を実施しています。12月には機械環境試験後の衛星総合試験を実施し、良好に終了しました。1月には熱真空試験前の衛星総合試験(システムレベル)を実施する予定です。 |
2000年12月8日 更新
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2000年11月2日 更新
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2000年9月14日 更新
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2000年6月3日 更新
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2000年4月14日 更新
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2000年1月14日 更新
AMSR-Eの開発の最終段階であるシステム試験は12月初めに終了しました。 |
1999年12月10日 更新
現在AMSR-Eは、開発の最終段階であるシステム試験を筑波宇宙センターで実施中です。AMSR-Eはロケットへの搭載性を考慮し、アンテナを折り畳んだ状態で打上げ、軌道に投入された後にアンテナを展開します。そのため、アンテナを展開させる機構部は重要な役割を持っています。11月には振動試験後のアンテナ展開試験を実施し、展開機構部は正常に機能することが確認されました。尚、今回のアンテナ展開試験は熱真空試験、音響試験後の8月に実施した試験と同じ試験です。 |
1999年11月12日 更新
現在AMSR-Eは、開発の最終段階であるシステム試験を筑波宇宙センター、並びに供試体メーカで実施中です。10月にはAMSR-Eが打上げ時に発生する振動に曝さらされても、ダメージを受けないことを確認する振動試験を実施し、ダメージがないことが確認されました。 |
1999年10月8日 更新
現在AMSR-Eは、開発の最終段階であるシステム試験を筑波宇宙センターで実施中です。AMSR-Eはロケットへの搭載性を考慮し、アンテナを折り畳んだ状態で打上げ、軌道に投入された後にアンテナを展開します。そのため、アンテナを展開させる機構部は重要な役割を持っています。熱真空試験、音響試験後のアンテナ展開試験の結果、展開機構部は正常に機能することが確認されました。 |
1999年9月10日 更新
現在AMSR-Eは、開発の最終段階であるシステム試験を筑波宇宙センターで実施中です。7月にはAMSR-Eが打上げ時に発生する音響振動に曝さらされても、ダメージを受けないことを確認する音響試験を実施し、ダメージがないことが確認されました。 |
1999年7月26日 更新
現在AMSR-Eは、開発の最終段階であるシステム試験を筑波宇宙センターで実施中です。6月には厳しい宇宙環境下でもAMSR-Eが機能することを確認する熱真空試験を実施し、良好な結果が得られました。今月から8月にかけて、打上げ時の環境に耐えられることを確認する機械環境試験を行います。 |