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航空技術の研究 航空安全技術の研究開発

航空安全技術の研究開発プログラム(STAR)とは

2012(平成24)年までの10年間に起きた重大な航空機事故は、乱気流等の気象要因が引き金となった操縦不能(LOC-I, Loss OF Control In-flight)によるものがもっとも多いと報告されています。

本プログラムでは、世界トップのレーザーレーダー(ライダー)技術をベースに、乱気流中の揺れ、翼振動を抑制する突風応答・荷重軽減システムの技術開発を行い、ウェザー・セーフティ・アビオニクスを次世代旅客機で実現し、航空機運航中の事故を防止するとともに、日本の装備品産業の競争力を高めることに貢献します。

また東日本大震災では、救援航空機が大きな活躍をしました。しかし、情報共有、広域連携、全天候運航など明らかになった課題もあります。将来起こりうる大規模災害への対応能力強化の観点から、災害時に宇宙・航空連携により救援航空機を効率的かつ安全に活用する災害救援航空機統合運用システムや災害時における無人航空機の利用拡大に資する技術を開発します。

更に日本の航空交通管理システムの長期ビジョンCARATSで掲げる安全性や運航効率等の目標を実現するため、次世代運航システムの研究開発「DREAMSプロジェクト」を着実に推進し、安全で安心な社会を実現することに貢献します。

航空安全技術の研究開発プロジェクト

次世代運航システム「DREAMS」

2030年には現在のおよそ2倍になると予想される航空輸送量に対応するため、ICAO(国際民間航空機関)は新技術による運航システム実現のためのビジョン 「グローバルATM運用概念」を提示しています。
DREAMSプロジェクトでは、(1)「気象情報技術」(2)「低騒音運航技術」(3)「高精度衛星航法技術」(4)「飛行軌道制御技術」(5)「防災・小型機運航技 術」の5つの技術の確立を目指し、2012年から2015年に研究開発を実施しました。
現在は、引き続きこれらの技術の国際規格団体への提案や、民間企業などへの技術移転を促進するための活動を行っています。

乱気流事故防止機体技術実証(SafeAvio)

JAXAでは、ドップラーライダー(LlDAR : Light Detection and Ranging)により乱気流を事前に検知し、機体の揺れを自動的に低減制御することで乗客・乗員の安全性を向上するための世界初のシステム実現に向け、「乱気流事故防止機体技術(SafeAvio)」の 研究開発を行っています。

乱気流事故防止システムの働き

災害対応航空技術(D-NET2)

災害救援航空機統合運用システム(D-NET2)のシステム構成

災害時においては、発災後72時間以内の救援活動が何より求められます。この期間は陸上の交通網の機能が低下しているため、災害救援航空機を最適に運用するためには、航空~宇宙機器の有効活用が最重要課題です。
JAXAでは、ヘリコプター等の航空機、無人航空機、人工衛星の統合的な運用による災害情報の収集・共有化及び災害救援航空機による効率的かつ安全な救援活動を支援する「災害救援航空機統合運用システム(D-NET2)」の実現に必要な技術を開発することで、将来起こりうる大規模災害への対応能力強化に貢献します。

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