プレスリリース
一覧-
- 2019年2月1日 11:00 [発表]
- JAXAと米国ボーイング社間の航空分野における協力協定の締結について
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- 2018年12月4日 17:30 [報告]
- 研究開発課題の評価(航空安全技術の研究開発及び航空環境技術の研究開発)について
航空安全技術の研究開発プログラム(STAR)とは
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2012(平成24)年までの10年間に起きた重大な航空機事故は、乱気流等の気象要因が引き金となった操縦不能(LOC-I, Loss OF Control In-flight)によるものがもっとも多いと報告されています。 本プログラムでは、世界トップのレーザーレーダー(ライダー)技術をベースに、乱気流中の揺れ、翼振動を抑制する突風応答・荷重軽減システムの技術開発を行い、ウェザー・セーフティ・アビオニクスを次世代旅客機で実現し、航空機運航中の事故を防止するとともに、日本の装備品産業の競争力を高めることに貢献します。 また東日本大震災では、救援航空機が大きな活躍をしました。しかし、情報共有、広域連携、全天候運航など明らかになった課題もあります。将来起こりうる大規模災害への対応能力強化の観点から、災害時に宇宙・航空連携により救援航空機を効率的かつ安全に活用する災害救援航空機統合運用システムや災害時における無人航空機の利用拡大に資する技術を開発します。 更に日本の航空交通管理システムの長期ビジョンCARATSで掲げる安全性や運航効率等の目標を実現するため、次世代運航システムの研究開発「DREAMSプロジェクト」を着実に推進し、安全で安心な社会を実現することに貢献します。 |
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航空安全技術の研究開発プロジェクト
次世代運航システム「DREAMS」
2030年には現在のおよそ2倍になると予想される航空輸送量に対応するため、ICAO(国際民間航空機関)は新技術による運航システム実現のためのビジョン
「グローバルATM運用概念」を提示しています。 |
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乱気流事故防止機体技術実証(SafeAvio)
JAXAでは、ドップラーライダー(LlDAR : Light Detection and Ranging)により乱気流を事前に検知し、機体の揺れを自動的に低減制御することで乗客・乗員の安全性を向上するための世界初のシステム実現に向け、「乱気流事故防止機体技術(SafeAvio)」の 研究開発を行っています。 |
![]() 乱気流事故防止システムの働き |
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災害対応航空技術(D-NET2)
![]() 災害救援航空機統合運用システム(D-NET2)のシステム構成 |
災害時においては、発災後72時間以内の救援活動が何より求められます。この期間は陸上の交通網の機能が低下しているため、災害救援航空機を最適に運用するためには、航空~宇宙機器の有効活用が最重要課題です。 |
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特集
パンフレット
- 分散型高効率航空交通管理システム「DREAMS」
(1.5MB)