航空安全技術の研究開発プログラム(STAR)とは
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航空輸送量の増加に伴い、航空機事故も増加する可能性があります。これを防ぐには、航空機の安全性のさらなる向上が必要です。一方、頻発する自然災害や多様化する危機管理ニーズに柔軟・迅速に対応するため、無人機を含む航空機のさらなる活用が求められています。 本プログラムでは、航空機運航の安全性向上とともに、航空機を使った安全・安心の創出に資する研究開発を推進します。具体的には、航空機事故の大きな要因である特殊気象(乱気流、雪氷、雷、火山灰など)とヒューマンエラーの検知・予測・防御技術の研究開発を進め、航空機運航の安全性や効率性を向上させるとともに、その成果の技術移転を通じて日本の装備品産業の国際競争力を高めることに貢献します。一方、航空宇宙機器の統合的な運用により自然災害対応や警備・警戒などの危機管理能力の大幅な向上を実現する災害・危機管理対応統合運用システムの研究開発やヘリコプタ・無人機の利用拡大に向けた運航管理・支援技術の研究開発などを進め、安全で安心な社会と生活に貢献します。 |
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気象影響防御技術(WEATHER-Eye)の研究開発航空機の運航安全性・効率性を向上させるため、機体・滑走路の状態や気象状況を予測・検知し、特殊気象を回避・防御する気象影響防御技術、潜在的なヒューマンエラーを予知する脅威予知防御技術の開発を目指します。 |
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航空機開発の高速化を実現する基盤応用技術の研究開発これまでアビオニクス関連技術の研究開発で蓄積してきたコア技術やハブ機能を活用し、先行するメーカー等との連携により「航空機装備品ソフトウェア認証技術イニシアティブ」を設立しました。 |
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災害・危機管理対応統合運用システム(D-NET3)の研究開発ヘリコプター等の航空機、無人航空機、人工衛星の統合的な運用による災害情報の収集・共有化と、災害救援航空機による効率的かつ安全な救援活動を支援するための研究開発を進めています。 |
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スマートフライト(高度判断支援)技術の研究機上/地上の情報を統合処理し、パイロットや管制官の運航上のタスクを自動化、最適化することにより、航空機運航(飛び方)の効率性、安全性の向上に貢献することを目指します。 |
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小型無人機の自動飛行・ミッション性能向上技術の研究開発小型無人航空機の運航安全と任務能力向上のための研究開発と、運航需要の拡大に対応する効率性、環境適合性向上に重点化した運航技術の研究開発を行っています。 |
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機体動揺低減技術の飛行実証晴天乱気流検知・情報提供システムの研究開発を行い、システムの機能・性能について飛行実証を行いました。また、乱気流による急な機体の揺れを抑える機体動揺低減技術の開発を進めています。 |
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高速回転翼機設計技術の研究開発優れたホバリング性能を維持しつつ、最大飛行速度を通常の約2倍に向上することを目指す、高速性と機動性を併せ持ったコンパウンド・ヘリコプターの研究を進めています。 |
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状況認識支援システムの研究開発(SAVERH)パイロットの視覚情報が制限された環境におけるヘリコプターの運航安全性を向上させ、かつ任務の達成を支援するため、画像センサや距離センサなど各種センサの情報を適切なシンボルなどを用いてパイロットに表示提供する視覚情報支援技術の研究を進めています。 |
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プレスリリース
一覧-
- 2024年5月10日 10:00 記者会見等
- 大樹町・JAXA連携協力拠点 大樹航空宇宙実験場における実験計画等説明会
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- 2023年10月6日 15:00 プレスリリース
- パイロット訓練のDX促進
特集
パンフレット
- 分散型高効率航空交通管理システム「DREAMS」
(1.5MB)