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人工衛星・探査機による貢献 データ中継技術衛星「こだま」(DRTS)

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2012年9月10日 更新

「こだま」が軌道上での運用、10年を達成

「こだま」が軌道上での運用、10年を達成

2002年9月10日に打ち上げられた「こだま」が、本日、軌道上運用10年を達成しました。「こだま」はこれまでに、陸域観測技術衛星「だいち」と世界最高速度278Mbps のデータ中継実験に成功し、その広可視域を活かして大容量データをリアルタイム中継することで「だいち」の地球全球陸域観測及び災害監視に貢献してきました。「だいち」の654万シーン・約1ペタバイトにも上る観測データの95%以上は「こだま」経由で取得されたものです。
また、10年間に亘って国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟など多種多様な6機の宇宙機とのデータ中継実験にも成功し、これらの実験稼働率は99%以上という高い値を達成しました。
今後もデータ中継衛星の利用計画があることから、「こだま」の運用を継続するとともに、我が国のデータ中継衛星の継続確保に向けた準備を続けていきます。

データ中継技術衛星「こだま」(DRTS)とは

通信可能時間や範囲を飛躍的に拡大する「こだま」

「こだま」(DRTS)は、2002(平成14)年9月10日種子島宇宙センターからH-IIAロケットで打ち上げられたデータ中継技術衛星です。
データ中継衛星とは通信衛星の一種で、静止軌道上に配置され、中~低高度(300~1000キロメートル)を周回する宇宙機(衛星など)と地上局との通信を中継します。こうした中継を行うことにより、中~低高度の宇宙機と地上局との間のリアルタイムでの通信可能領域を飛躍的に拡大することができます。
ひとつの地上局が中~低高度の宇宙機と直接交信できる範囲は、地上局からの可視範囲を宇宙機が通過するわずかな時間(10分程度)に限られますが、「こだま」で地上局と中~低高度の宇宙機との通信を中継することにより、宇宙機の飛行領域の6割程度を通信可能領域に収めることができます。これにより、国土が限られた我が国においても、少ない地上局で宇宙機と通信を確保できる時間を飛躍的に多くすることができます。
「こだま」はこれまでに、陸域観測技術衛星「だいち」と世界最高速度278Mbpsのデータ中継実験に成功し、その広可視域を活かして大容量データをリアルタイム中継することで「だいち」の地球全球陸域観測及び災害監視に貢献してきました。また、打ち上げから10年間にわたって国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟など多種多様なの宇宙機とのデータ中継実験にも成功し、現在も「きぼう」日本実験棟や陸域観測技術衛星2号「だいち2号」などとのデータ中継を続けています。

2002年9月10日打ち上げ

データ中継技術衛星「こだま」(DRTS)の特徴

主要諸元

国際標識番号 2002-042B
打ち上げ日時 2002(平成14)年9月10日 17:20
打ち上げロケット H-IIAロケット3号機
打ち上げ場所 種子島宇宙センター
形状 本体:約2.2m×2.4m×2.2m
箱型
質量 約1,500kg(静止軌道上初期)
軌道 静止衛星軌道(東経90.75度)
軌道高度 約36,000km
軌道傾斜角 0度
軌道周期 約24時間
姿勢制御方式 三軸姿勢制御方式(コントロールド・バイアスモーメンタム)

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