準天頂衛星初号機「みちびき」 トピックス

トピックス一覧

2017年2月22日更新
「みちびき」運用を内閣府へ移管

「みちびき」運用を内閣府へ移管

2017年2月28日をもって準天頂衛星初号機「みちびき」を内閣府に移管するとともに、JAXAによる運用を終了します。移管後は内閣府により運用が行われます。詳細については、以下を参照ください。

2013年11月28日更新
「GPS World 2013」Leadership Award (人工衛星部門)を受賞

「GPS World 2013」Leadership Award (人工衛星部門)を受賞

測位衛星システム技術室の小暮ミッションマネージャが、衛星測位システム(GNSS)※の業界紙「GPS World」が選出する「GPS World 2013 Leadership Award (人工衛星部門)」を受賞しました。
同賞は衛星測位システム(GNSS)に関連して、衛星、信号、サービス、製品の各部門で当該年度に世界で最も傑出した成果を残した人物に対して贈られる賞で、 GPS World編集委員や有識者40名の投票により決定されます。小暮マネージャーは平成13年から、準天頂衛星システムの概念検討を担当、初号機「みちびき」(平成22年打ち上げ)の開発や、GPSやGalileo等各国の衛星測位システムとの技術調整、アジア地域における利用促進に携わってきました。
表彰は9月19日にアメリカ テネシー州ナッシュビルのハーミテージホテルで行われました。

2012年12月20日 更新
「みちびき」ルビジウム原子時計2の状況について

準天頂衛星初号機「みちびき」は運用系並びに待機系の計2台のルビジウム原子時計を搭載する冗長構成をとっており、そのうち運用系のルビジウム原子時計を使用し測位信号を生成しております。
2012年12月19日2時40分(日本時間)に、待機系であるルビジウム原子時計2に異常が再発し、現在までに正常に起動できない状態が続いております。
現在、測位信号の生成にはルビジウム原子時計1を使用し、正常な測位信号の提供を継続しております。ルビジウム原子時計2に関しては、今後も原因究明ならびに対策の検討を進めてまいります。

2012年6月4日 更新
「みちびき」測位信号提供の一時中断と再開について

6月4日午前1時42分(日本時間)、ルビジウム原子時計2を含む時刻生成系統が不安定となり正常な測位信号が生成できなくなったため、測位信号の提供を一時中断しました。その後、冗長系のルビジウム原子時計1に切り替えて正常動作を確認したところ「みちびき」の信号精度等に影響がなかったため、同日10時15分に測位信号の提供を再開しました。
現在、測位信号の提供は正常に行われています。今後、技術実証とともに原因究明を進めてまいります。(写真:ルビジウム原子時計)

2012年5月21日 更新
「みちびき」が金環日食時の地球を撮影!

5月21日(月)午前7時34分頃(日本時間)、首都圏をはじめ日本各地で観測された金環日食に合わせて、準天頂衛星初号機「みちびき」が宇宙から地球を撮影しました。日食の際に、日本上空のエリアが月の影となり黒くなっていることが分かります。
今回、「みちびき」のほかにも太陽観測衛星「ひので」が金環日食にまつわる撮影を行いました

2011年10月24日 更新
彩りの日本、「みちびき」アート募集!

準天頂衛星初号機「みちびき」をつかって日本全国に“「みちびき」アート”を描きませんか!?
「みちびき」アートとは、「みちびき」&GPS受信機を持って自分がたどった軌跡で、メッセージや模様を描くアートです。現在、この活動へ参加する高校生を募集しています。この活動は、現在JAXAが実施している、準天頂衛星初号機「みちびき」のGPS補完技術実証実験の一部として実施します。この活動により取得された観測データは、実証実験の解析対象データとして活用されます。
参加申し込みは2011年11月22日(火)までです。期間延長しました! 申し込みはお早めに!
募集企画の詳細、応募要項はこちらから。

2011年9月22日 更新
JAXA複数GNSS実証実験 募集中

JAXAは9月22日より、JAXA複数GNSS(Global Navigation Satellite Systems)実証実験の募集をしています。
JAXA複数GNSS実証実験は、アジア・オセアニア複数GNSS実証実験キャンペーンの一環として、複数GNSSアジア(MGA)で了承された、準天頂衛星システムを含む複数のGNSSを用いた実証実験であり、JAXAは、本実証実験のため、所有する受信機およびアンテナを提供いたします。
この実証実験は、アジア・オセアニア地域における準天頂衛星システムを含む複数のGNSSの利活用の推進を目的とするもので、そのために複数のGNSSによる測位可能時間率や測位精度の向上を定量的に示し、新しいGNSSアプリケーションを検討します。
締切りは10月14日(金)。募集に関する詳しい情報、応募フォーマットは以下のホームページ(英語版のみ)をご参照ください。

2011年7月29日 更新
「みちびき」のルビジウム原子時計の冗長系切り替えについて

7月28日21時43分(日本時間)、「みちびき」に搭載しているルビジウム原子時計1が異常となり正常な測位信号を生成できなくなったためアラートフラグが設定され、「みちびき」の測位信号の利用ができない状態となりました。その後冗長系のルビジウム原子時計2に切り替えて正常動作を確認したところ「みちびき」の精度等に影響がなかったため、7月29日4時05分にアラートフラグを解除しました。
測位信号の生成には2台中1台の原子時計を使用しており、1台が機能を停止しても「みちびき」の機能・性能に影響はありません。現在、衛星は測位信号の提供を正常に継続しております。今後は技術実証を行いながら原因究明を進めてまいります。

2011年7月14日 更新
「みちびき」、すべてのGPS補完信号の提供を開始

準天頂衛星初号機「みちびき」の測位信号(L5、L1C)は、品質・信頼性が準天頂衛星システムユーザインタフェース仕様書を満たしていることが確認されたため、7月14日にアラートフラグが解除されました。
6月22日にアラートフラグを解除したL1-C/A、L2C信号と合わせ、これですべてのGPS補完信号を、「みちびき」対応のGPS受信機で測位計算に利用できるようになりました。
L5、L1C信号はL1-C/A、L2C信号に比べ測距精度の改善やマルチパス誤差の低減などが期待されており、近代化GPS信号と呼ばれています。

2011年6月22日 更新
「みちびき」測位信号の提供を開始

準天頂衛星初号機「みちびき」の一部の測位信号(L1-C/A、L2C)は、その品質・信頼性が準天頂衛星システムユーザインタフェース仕様書を満たしていることが確認されたため、アラートフラグが解除されました。
アラートフラグが解除された測位信号は、「みちびき」対応のGPS受信機で測位計算に利用できるようになります。またJAXAでは「みちびき」対応のGPS受信機の開発促進活動を行なっており、今後「みちびき」の効果を実験、体験できる環境が広がることが期待されます。

2011年5月16日 更新
「みちびき」の測位信号により都市部での測位率改善を確認

準天頂衛星初号機「みちびき」による本格的な技術実証、利用実証実験が昨年12月より実施されております。この度、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)と三菱電機株式会社(以下三菱電機)の共同研究で、測位衛星の見通しの悪い都市部において天頂方向に位置する「みちびき」の測位信号を使用した測位実験を実施し、超高層ビルの立ち並ぶ新宿および細街路の多い銀座において、GPS衛星に「みちびき」が加わることで、測位率が大幅に改善することを確認しました。この測位率の改善の効果として、低コストのジャイロスコープ(移動体の回転を検出するセンサ)を用いたナビゲーションシステムで、新宿副都心周辺の道路で走行車線の識別を行うことが可能であることが実証できた他、高精度が要求されるGPS測量でも作業可能なエリア、時間の拡大も確認しております。
JAXAでは引き続き測位信号の精度・信頼性向上などの技術実証を行っていきます。
三菱電機では今回の成果に基づき、カーナビやLBS(位置情報サービス)分野での「みちびき」の利用を目指し、アプリケーション検証を進めていきます。
図:GPS+みちびきによる測位可能エリア(銀座)

2010年12月15日 更新
「みちびき」の技術実証・利用実証を開始

準天頂衛星初号機「みちびき」は、衛星バス機器ならびにミッション機器等の衛星各部の初期機能確認を約3ヶ月にわたり実施し、全ての機能と性能が正常であることを確認しました。
これによりJAXAは12月13日に「みちびき」を定常運用へ移行し、今後は全関係機関による技術実証・利用実証が本格的に開始されます。
なお、各機関においては、搭載機器や地上システムの健全性を確認した段階で一部の技術実証を開始しておりますが、JAXAが12月15日11時48分(日本標準時)にすべての測位信号を標準コードに切り替えたことにより、全関係機関による技術実証・利用実証が本格的に開始されます。

2010年10月26日 更新
「みちびき」全測位信号の送信を開始し地上での受信を確認

準天頂衛星初号機「みちびき」は、10月19日に開始したL1-SAIF信号の送信に続き、残りの測位信号(L1-C/A、L2C、L5、L1C、LEX)についてL帯ヘリカルアンテナより送信を開始し、GPS等の既存の衛星測位サービスに干渉を与えないことを確認しながら、段階的に出力を上げました。
10月26日には所定の出力での全信号送信を開始し、地上システムにて正常に受信できたことを確認しました。
引き続き技術実証実施機関等と協力して搭載機器等の初期機能確認(打ち上げ後3ヶ月間)を実施します。
(画像:みちびき搭載のモニタカメラで26日正午(日本時間)に撮影した地球)

2010年10月19日 更新
「みちびき」L1-SAIF信号の送信を開始

9月11日、種子島宇宙センターから打ち上げた準天頂衛星初号機「みちびき」は、これまで初期機能確認の中で姿勢制御系や通信系等の衛星バス機器の確認を行ってきましたが、10月19日に測位信号のうちL1-SAIF信号をL1-SAIFアンテナより送信開始しました。
今後、送信中のL1-SAIF信号がGPS等の既存の衛星測位サービスに干渉を与えないことを確認した後は、他の測位信号についても同様に確認を行います。
引き続き技術実証実施機関等と協力して搭載機器等の初期機能確認(打ち上げ後3ヶ月間)を実施します。

*1:L1-SAIF信号:測位補正情報、GPSの健全性に関する情報などを搭載したGPS補強信号
*2:L1-SAIFアンテナ:L1-SAIF信号を地上へ送信するアンテナ

2010年10月12日 更新
市販GPS受信機の準天頂衛星システム対応支援制度を開始

JAXAは準天頂衛星初号機「みちびき」からの測位信号送信開始に先立ち、市販GPS受信機の準天頂衛星システム対応支援の制度を開始します。
この支援制度は、カーナビや、携帯電話で採用されている一般のGPS受信機を準天頂衛星システムの測位信号を受信、処理できるように改修、新規開発する受信機/チップメーカーを技術的に支援する制度です。

2010年9月27日 更新
「みちびき」中心経度約135度の準天頂軌道へ投入

9月11日にH-IIAロケット18号機によって打ち上げられた準天頂衛星初号機「みちびき」は、ドリフト軌道から準天頂軌道に投入するための軌道制御を21日から実施し、9月27日6:28の最終の軌道制御により、日本上空を通る中心経度約135度の準天頂軌道に投入されました。
今後、技術実証実施機関等と協力して搭載機器等の初期機能確認を約3ヵ月間行う予定です。

2010年9月19日 更新
「みちびき」定常制御モードへ移行

9月11日にH-IIAロケット18号機によって打ち上げられた準天頂衛星初号機「みちびき」は、5回のアポジエンジン噴射を経てドリフト軌道(準天頂軌道に投入される一歩手前の軌道)へ投入され、19日19:31に「定常制御モード」へ移行したことを確認し、クリティカル運用期間を終了しました。
今後、約1週間かけて準天頂軌道への軌道制御を行い、約3ヵ月間技術実証実施機関と協力して搭載機器等の初期機能確認を行う予定です。

2010年9月11日 更新
「みちびき」打ち上げ成功!

9月11日20:17、準天頂衛星初号機「みちびき」を搭載したH-IIAロケット18号機を、種子島宇宙センターから打ち上がりました。H-IIAロケット18号機は正常に飛行し、打ち上げ約28分27秒後に「みちびき」を分離した事を確認しました。
今後、準天頂軌道投入までの「みちびき」の最新情報は、引き続きみちびき特設サイトで発信していく予定です。
(写真:(C)JAXA/三菱重工業)

2010年8月23日 更新
みちびきデータ公開サイト「QZ-Vision(キューズィービジョン)」本格オープン

準天頂衛星初号機「みちびき」のデータ公開を目的としたWEBサイト「QZ- vision(キューズィービジョン)」が、本格オープンしました。 PLAY(遊ぶ、みちびき)、READ(知る、みちびき)、USE(使う、みちびき)の3 つのテーマからなるこのサイトは、打ち上げ後の「みちびき」の運用情報を提供する他、準天頂衛星システムの詳細解説、触って遊べる3D「みちびき」、様々な分野で活躍される方々へのインタビュー「みちびく人々」など、衛星測位をまったく知らない人から、専門家まで楽しんでいただけるサイトです。

2010年8月10日 更新
みちびきデータ公開サイト「QZ-Vision(キューズィービジョン)」予告編オープン!

準天頂衛星初号機「みちびき」のデータ公開を目的としたWEBサイト「QZ-vision(キューズィービジョン)」を8月23日にオープンします。
打ち上げ後の「みちびき」の運用情報を提供するほか、準天頂衛星システムの詳細解説、触って遊べる3D「みちびき」や、漫画家の小山宙哉氏をはじめ、様々な分野で活躍される方々へのインタビュー「みちびく人々」など、衛星測位を全く知らない人から、専門家まで楽しんでいただけるサイトになります。
サイトのオープンまでの間、まずは予告編ということで、現在で国際連合の宇宙部・宇宙応用課長として活動されている土井隆雄宇宙飛行士のインタビュー、打ち上げカウントダウンスクリーンセーバ、「みちびき」1/50スケール超精密ペーパークラフトをお楽しみください。

2010年8月4日 更新
「みちびき」打ち上げ日再設定!

リアクションホイールに懸念事項が確認されたため打ち上げを延期していた準天頂衛星初号機「みちびき」は、部品の交換作業および打ち上げの見通しが得られたことから、H-IIAロケット18号機の打ち上げ予定日時を9月11日(土)20:17~21:16に再設定しました。
「みちびき特設サイト」では応援メッセージを募集中です。開発・運用に携わるプロジェクトチームへの応援をお待ちしています。

2010年6月23日 更新
「みちびき」打ち上げを延期

H-IIAロケット18号機による準天頂衛星初号機「みちびき」の打ち上げを8月2日に予定していましたが、「みちびき」に搭載されているリアクションホイールに懸念事項が確認され、その調査検討に時間を要することが判明しました。品質・信頼性の確保に万全を期し、かつ打ち上げを早期に実現するためには、これらの部品を交換する必要があり、この対応のため打ち上げを延期することにしました。
なお、新たな打ち上げ日については、決定次第お知らせいたします。

2010年6月9日 更新
「みちびき」打ち上げ日決定!特設サイトオープン

準天頂衛星初号機「みちびき」を搭載するH-IIAロケット18号機の打ち上げ予定日時が、8月2日(月)22:54~23:54に設定されました。
同時に「みちびき特設サイト」もオープン!「みちびき」の準備状況や打ち上げの結果など最新情報をお伝えしていきます。どうぞお楽しみに!
特設サイトでは、応援メッセージの募集も開始しました。皆さまから「みちびき」や開発・運用に携わるプロジェクトチームへの応援をお待ちしています。

2010年5月31日 更新
「第42回世界情報社会・電気通信日のつどい」国際活動奨励賞受賞

この度、財団法人日本ITU協会主催の「第42回世界情報社会・電気通信日のつどい」において、「国際活動奨励賞」を準天頂衛星システムプロジェクトチームの小暮聡主任開発員が受賞しました。
これは、準天頂衛星システムの研究開発にあたって、準天頂衛星システムの送受信機特性や保護基準等に関する勧告・レポートの作成にあたって中心的な役割を担うなど、日本の衛星測位技術の国際的な展開に多大な貢献を果たした功績を認められたものです。

2010年5月11日 更新
「みちびき」種子島宇宙センターに到着


5月8日、準天頂衛星初号機「みちびき」を載せた船が鹿児島県の種子島の港に到着しました。その後、大型トレーラーで種子島内を輸送し、種子島宇宙センターの第2衛星組立棟(STA2)に搬入されました。
「みちびき」は夏の打ち上げに向けて、確認試験、推薬充填などの作業を行っていきます。

    2010年4月26日 更新
    「みちびき」報道機関に機体公開

    4月23日、三菱電機鎌倉製作所で、準天頂衛星初号機「みちびき」を報道機関向けに公開しました。今後「みちびき」は、5月に種子島宇宙センターへ搬入され、今年度の打ち上げに向け、最終準備作業に入る予定です。

      2010年3月29日 更新
      「みちびき」アンテナ干渉/RFプレゼンス試験を実施

      3月10日から16日にかけて、高精度の測位サービスを提供する準天頂衛星初号機「みちびき」のアンテナ干渉/RFプレゼンス試験を実施しました。
      この試験は、電波暗室という試験室にて「みちびき」に搭載しているアンテナから電波放射を行い、アンテナが衛星に適切に接続されていること、アンテナの出力が衛星搭載機器や他のアンテナに干渉を起こさないことを確認する試験です。この試験によって「みちびき」のアンテナに問題のないことを確認しました。
      「みちびき」は、4月中にすべてのシステム試験を終えたのち、2010年度の打ち上げに向けて種子島宇宙センターへ輸送する予定です。

        2010年3月11日 更新
        「みちびき」名付け親に認定書を送りました

        準天頂衛星初号機に「みちびき」と命名された328名の方々に、認定書を発送しました。
        現在「みちびき」はシステム試験を実施しており、4月下旬に種子島へ輸送される予定です。

          2010年3月4日 更新
          第3回 あっ!!と驚く位置利用サービスアイデア募集中

          いよいよ今年(2010年)、わが国初の測位衛星である準天頂衛星初号機「みちびき」が打ち上げられます。「みちびき」を利用することにより、現在のGPS衛星のみによる測位よりも、より長い時間、より多くの場所で、より正確な位置が判るようになることが期待されます。
          現在、財団法人衛星測位利用推進センターが、これらの特徴を活かした位置情報利用の斬新なアイデアを広く募集しています。また今回の募集では、優れた作品は実現に向けて関連企業・団体等にご紹介したいとのことです。皆様、奮ってご応募下さい。6月30日(水)締切です。

          2010年1月20日 更新
          準天頂衛星初号機の愛称が「みちびき」に決定!

          2010年度打ち上げ予定の準天頂衛星初号機の愛称を募集した結果、応募総数11,111件中から「みちびき」が愛称に選ばれました。
          高精度な測位情報により正確な場所へ“みちびく”や、次世代の衛星測位技術を日本において確立し未来の新しい社会へ“みちびく”からという提案理由が多くあり、準天頂衛星のミッションをわかりやすく的確に表していることから、この愛称が選ばれました。
          「みちびき」にご応募いただいた方の中から抽選の結果、西川 一(にしかわ はじむ)さん(50代男性・和歌山県)に、「みちびき」打ち上げを見届けていただくため、種子島宇宙センターへご招待することに決定しました。

          2010年1月15日 更新
          準天頂衛星初号機「振動試験」終了

          まずは準天頂衛星初号機の愛称にたくさんのご応募いただき、ありがとうございました!1月下旬に発表予定ですのでお楽しみに。
          製作を終えた準天頂衛星初号機は、順調にさまざまな試験をクリアしています。
          12月上旬から12月末にかけて、「振動試験」を三菱電機鎌倉製作所で実施しました。「振動試験」は、人工衛星がロケットによる打ち上げ時の振動で壊れないことを確認する試験です。衛星を振動台の上に載せて、前後・左右・上下それぞれの方向に振動を実際に加え、衛星に問題が生じないことを確認しました。
          写真1は、振動試験台に載せられた準天頂衛星です。左側面と右側面に収納状態の太陽電池パドルが見えています。加振機は写真の奥にあり、台に載せた衛星を前後に(X軸方向に)振動させます。X軸の振動試験が終わった後は、衛星を90度回転させて、Y軸の振動試験を行いました。写真2は、衛星を上下に振動させるZ軸振動試験の様子です。
          この後、1月末にかけてはロケット打ち上げ時の音響、ロケット分離時の衝撃、太陽電池パドル展開時の衝撃を模擬する試験をそれぞれ実施する予定です。

            2009年12月4日 更新
            準天頂衛星「熱真空試験」を終了

            10月1日から始まった準天頂衛星の「熱真空試験」は、準天頂衛星を宇宙空間よりも厳しい温度環境に晒して機能性能を確認し、10月30日に予定通り終了しました。
            熱真空試験の終了後には、衛星に太陽電池パドルを取り付けました。(写真左)
            その後「アライメント測定」を実施し、熱真空試験が始まる前の結果と比較して、衛星に取り付いたセンサやスラスタの位置や角度が熱真空環境前後で変化していないことを確認しました。(写真右)
            現在は12月上旬から実施する、ロケットによる打ち上げ環境での耐性を検証する「機械環境試験」(振動試験、音響試験、分離衝撃試験)に向けて準備を進めています。

            なお現在この準天頂衛星初号機の愛称を募集しています。
            採用させていただいた愛称を提案した方全員に認定証と記念品をお贈りします。またその中から抽選で1組2名さまには種子島宇宙センターで、実際に準天頂衛星が打ち上がるのを見届けていただきます。応募は12月16日(火)17時までです。ぜひ素敵な名前を考えてください。

            左:太陽電池パドル取り付け後の準天頂衛星
            (衛星の上面と下面にパドルを折りたたんだ収納状態で取り付いています)
            右:アライメント試験中の準天頂衛星
            (パドルは収納状態で手前の面に取り付いています)

            2009年10月19日 更新
            準天頂衛星 熱真空試験を実施中

            現在、準天頂衛星は熱真空試験の真っ最中です。10月1日から始まったこの試験は24時間休まず続けられ、10月末に終了予定です。
            熱真空試験は、高真空・極低温という宇宙空間を模擬する「スペースチャンバ」と呼ばれる試験設備に衛星を入れて、熱制御性・電気性能を試験するものです。
            宇宙空間は地上と違って大気がありませんから、直接太陽光を受ける面は100℃を超える高温になり、反対に太陽光を受けない面は-100℃以下になるという過酷な環境です。そんな環境でも衛星の中が温度制御され、電子機器が正常に動作することを確認するのが熱真空試験の目的です。
            熱真空試験が始まる前には、衛星に取り付いたセンサやスラスタの位置を精密に測定する「アライメント測定」を行いました。熱真空試験後にも同じ測定を行い、熱真空環境前後で取り付け位置が変化していないことを確認する予定です。
            また現在この準天頂衛星初号機の愛称を募集しています。採用させていただいた方から抽選で、種子島宇宙センターへお越しいただき、実際に準天頂衛星が打ち上がるのを見届けていただけます。応募は12月16日(火)17時までです。素敵な名前を考えてください。


            写真左:アライメント測定中の準天頂衛星(垂直状態)
            写真右:スペースチャンバに搬入し試験準備中の準天頂衛星(水平状態)

            2009年10月16日 更新
            ~見上げれば 宇宙から照らす 道しるべ~
            準天頂衛星初号機愛称募集!

            準天頂衛星は、カーナビや携帯電話のGPS機能を、日本の高層ビル街や山間部でも高精度でサービスを提供できるようにするための測位衛星で、2010年度に初号機の打ち上げを予定しています。
            この準天頂衛星初号機の愛称を皆様から募集します。採用させていただいた方から抽選で、種子島宇宙センターへお越しいただき、実際に準天頂衛星が打ち上がるのを見届けていただきます。
            応募は12月16日(火)17時までです。

            2009年9月14日 更新
            システムプロトフライト試験開始

            8月17日、三菱電機鎌倉製作所にて準天頂衛星のシステムプロトフライト試験(システムPFT)が開始されました。
            衛星は宇宙に打ち上げてからは修理できませんので、地上での試験をしっかり行う必要があります。システムPFTは、組立てを終えた衛星がロケットによる打上げ時の振動や、高真空極低温の宇宙環境といった過酷な環境にさらされても、正しく機能することを確認する一連の試験です。
            まず初めに行った「外観検査」に続き、8月20日から9月3日にかけて「電気性能試験」が実施され、準天頂衛星は設計どおり正常に動作することが確認されました。
            今後は「熱真空試験」「振動試験」「音響試験」「分離衝撃試験」などを通して、電気性能試験で確認した性能に劣化や異常がなく、衛星がフライト環境に耐えられることを確認していきます。(写真:初期電気性能試験中の衛星システム)

              2009年8月31日 更新
              JAXA及びNOAAの協力に基づき、準天頂衛星システム地上モニタ局を開設



              8月25日、JAXAと米国海洋大気庁(NOAA)は、来年度打ち上げ予定の準天頂衛星初号機からの信号を追跡監視する地上局をグアムに開設しました。
              JAXAとNOAAは2008年からこのQZSSモニタ局のグアム気象観測所への設置について調整を進めてきました。当該局は両機関の合意に基づき、JAXAのアンテナ及び受信機等の設備をNOAA施設内への設置を認めるかわりに、当該局で受信した観測データの共有をNOAAに認めるものです。
              (画像 左:NOAAグアム気象観測所とJAXA準天頂衛星プロジェクトメンバー、右:設置された測位信号観測データの受信局)

              2008年10月10日 更新
              L-アンテナ正弦波振動試験を実施

              10月6日、筑波宇宙センター 構造試験棟において、Lバンドアンテナの正弦波振動試験を終了しました。
              振動試験は打ち上げ時の大きな振動を与えた後でも、正常に機器が機能するかを確認するもので、人工衛星のいわば登竜門。
              この試験なくしては、打ち上げはできません。
              試験は無事終了し、Lバンドアンテナに問題は生じませんでした。
              Lバンドアンテナとは、「Lバンドヘリカルアレイアンテナ」のことで、Lバンドの電波を利用する、らせん状(ヘリカル)に巻きつけたアンテナ素子を集めた(アレイ)アンテナのことです。
              準天頂測位衛星では19本のヘリカルアンテナ素子で構成されており、高利得で、なおかつ、地球の曲面に沿って衛星までの距離が異なる地球上のユーザに同じレベルの信号を送信する極めて優れたアンテナです。

                2008年4月16日 更新
                準天頂衛星アンテナプロトフライト試験を実施

                3月7日、筑波宇宙センターの第1電波試験設備において、プロトフライト試験を行いました。
                この試験では、搭載アンテナの電波パターンの測定をし、送信フィ-ド、リフレクタ-(反射鏡)、準天頂L-アンテナの順に電波を流す「コンパクトレンジシステム」を組んで、打ち上げ品質が備わっているかを確認しました。

                  2008年3月5日 更新
                  準天頂衛星初号機の利用促進に係るアンケート

                  現在の衛星による測位(GPS)より正確な測位が期待される「準天頂衛星」。
                  JAXAでは、準天頂衛星システムの初号機をより多くの皆様に利用していただくことが重要課題と認識しており、そのために、GPS等の現在の衛星測位システムの利用状況と今後の利用計画、要望等をできるだけ詳しく把握したいと考えています。
                  つきましては、趣旨をご理解いただき、アンケートにご協力ください。アンケートの締切は3月28日(金)までです。


                  なお、(財)衛星測位利用推進センター(SPAC)において、「あっ!!と驚く位置利用サービスアイデア大募集」と題して、正確な測位が可能になることによって考えられる、画期的な新しい位置利用アイデアも募集していますのでお知らせします。こちらは3月31日(月)締切です。

                  2008年2月13日 更新
                  あっ!!と驚く位置利用サービスアイデア大募集中

                  現在の衛星による測位(GPS)より正確な測位が期待される「準天頂衛星」。
                  正確な測位が可能になることにより考えられる、画期的な新しい位置利用アイデアを募集します。
                  3月31日(月)締切です。

                  2007年1月22日 更新
                  準天頂衛星システムユーザI/F仕様書公開

                  準天頂衛星システム(QZSS)から送信する測位信号・メッセージの仕様やQZSSのサービス概要、性能等についてまとめた文書「準天頂衛星システムユーザインタフェース仕様書」(IS-QZSS)の0.0版を公開することになりました。

                  準天頂衛星システムユーザインタフェース仕様書(IS-QZSS)

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