気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C) トピックス

トピックス一覧

2021年11月2日更新
沖縄本島に接近・漂着している軽石の衛星観測情報

10月23日ごろから現在にかけて大量の軽石が沖縄県に漂着し、船舶の航行や漁業、観光等に被害が出ています。これは8月13日に南方諸島にある海底火山、福徳岡ノ場が噴火して発生した大量の軽石です。2か月にわたり洋上を漂流し、1400km離れた沖縄本島に至りました。JAXAは、海上の軽石の分布を人工衛星観測画像によって把握し、関係機関に情報提供しています。今回は、その分析に利用している主な光学(可視、赤外線)衛星画像、合成開口レーダ(SAR)画像についてご紹介します。

JAXAの気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)の多波長光学放射計(SGLI)は1,150kmの観測幅を有しており、広い海域の観測が可能です。図1.4に「しきさい」で捉えた軽石の分布を示します。

GCOM-C/SGLIによる観測画像

図1.4 2021年10月26日10:43(日本時間)のGCOM-C/SGLIによる観測画像

2020年1月31日更新
宇宙から見たオーストラリアの大規模森林火災

2019年9月頃にオーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州を中心に多発した森林火災は、次第に規模を拡大し、複数の場所で発生した森林火災が合流して制御不能となる「メガ火災(Mega Fire)」も発生するなど、2020年1月末の段階でも終息の目途が立たない状況となっています。

複数の衛星データを用いて、今回の森林火災を多角的に解析した結果を紹介します。

(左)2019年12月の1か月間のGSMaP降水量から計算したオーストラリアのSPI、(右)同様に2019年10-12月の3か月間の降水量から計算したSPI。SPIの値と干ばつの規模、現象の頻度の関係は、WMO (2012)で整理されており、SPIが「-1.5以下で-2.0より大きい」値を取る場合は、概ね「20年に1回」の著しく乾燥した(雨の少ない)状態、SPIが-2.0未満の場合は、現象の頻度が「50年に1回以下」の極端な乾燥に該当し、社会的影響が非常に大きい干ばつが発生する恐れのあることを示す。

2019年9月4日更新
2019年8月ブラジル・アマゾンの林野火災に関する衛星観測

2019年8月ブラジル・アマゾンの林野火災に関する衛星観測

南米ブラジルのアマゾン周辺における森林や農地において、2019年8月から大規模な林野火災が発生しており、その後も被害が拡大しています。 本稿ではこの林野火災に関するJAXAの地球観測衛星による観測結果の一例をご紹介します。 それぞれの衛星の特徴を生かし、「しきさい」(GCOM-C)では火災地点や煙の検知、「だいち2号」(ALOS-2)では森林面積の変化の監視、「いぶき」(GOSAT)では火災からの煙の検知を行うことができます。

2019年7月25日更新
記録的な日照不足が続いた今年の関東地方(地球が見える2019年)

今年の7月は本格的な梅雨空が続いたため、関東地方を中心に記録的な日照不足になっており、野菜などの農作物への影響が懸念されています。気候変動観測衛星「しきさい」および気象衛星「ひまわり8号」による観測データからも、昨年に比べて今年の日射量が少なくなっている様子が分かりました。

図1は、「しきさい」による2018年(左)と2019年(右)の7月上旬(1日から10日までの10日間)で平均した日本周辺域の光合成有効放射(地表に到達する日射の内、植物の光合成に使われる波長域を積算したもの。単位Ein/m2/day)の空間分布を示しています。今年の関東周辺の光合成有効放射は、去年と比べて半分程度に小さくなっていることが分かります。

図1 気候変動観測衛星「しきさい」による2018年(左)と2019年(右)の7月上旬(1日から10日までの10日間)平均の光合成有効放射(単位Ein/m2/day)。

図1 気候変動観測衛星「しきさい」による2018年(左)と2019年(右)の7月上旬(1日から10日までの10日間)平均の光合成有効放射(単位Ein/m2/day)。

2019年7月12日更新
グリーンランド 初夏の大融解(地球が見える2019年)

気候変動観測衛星しきさいや水循環変動観測衛星しずくを統合したグリーンランド氷床の融解域モニタから、2019年6月の氷床の融解面積が直近の数年間において最も拡大していたことが確認されました。以下では特徴的な領域の事例と共に、北極域に位置するグリーンランドの初夏の大融解を紹介します。

今年6月、北極域グリーンランド北西部にあるカナック村を取り囲むフィヨルドで撮影された写真が、デンマーク気象協会の研究者によって公開され話題となりました。まるで海の上を犬橇が駆けているように見えますが、実はこの水面のすぐ下には海氷があり、氷の上を橇が走っているのです。極域や高緯度の海域に存在する海氷は夏になると表面が融解し、氷の上に水たまりを形成します。このような海氷上の水たまりをメルトポンドと呼びます。この地域では例年7月頃には海氷が融解しますが、今年は少し早い時期にフィヨルドを覆っている海氷の表面が広範囲で融解したことで、大規模なメルトポンドが形成されたようです。このようなカナック周辺のフィヨルドにおける大規模なメルトポンドの形成は、宇宙からもその姿が捉えられていました。

左:気候変動観測衛星しきさい(GCOM-C/SGLI)が撮影したグリーンランド氷床全体のトゥルーカラー画像*1。図中赤枠が右図の領域。
右:Sentinel-2/OLIが2019年6月17日に撮影したトゥルーカラー画像*2
*1 赤、緑、青にSGLIのVN8(673.5 nm)、VN5(530 nm)、VN3(443 nm)を使用
*2 赤、緑、青にOLIのBand 4(665 nm)、Band 3(560 nm)、Band 2(490 nm)を使用


2019年4月5日更新
「しきさい」がとらえた「春が来た」を掲載しました(地球が見える2019年)

先週末から関東でも桜の開花が一気に進み、三寒四温の春らしい陽気となってきました。 今回は2017年12月に打ち上げられた気候変動観測衛星「しきさい」で観測された、春を感じる画像をいくつか紹介します。

「しきさい」で観測された日本周辺のカラー画像(左:2019年1月3日、右:2019年3月20日)。
人の目で見た色に近くなるように赤(VN08: 673.5nm)/緑(VN05: 530nm)/青(VN03: 443nm)のチャンネルの観測データをR/G/Bに割り当てた。

2019年2月6日更新
気候変動観測衛星「GCOM-C」が捉えたインドシナ半島の大気微粒子

気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)は、2017年12月23日打上げ後、順調に地球の観測を続けています。「しきさい」搭載の多波長光学放射計(SGLI)は、PM2.5や砂塵などの大気中の微粒子を全球規模で観測することができます。中でも、「しきさい」の特徴の1つである偏光の測定を利用すると、PM2.5のような小さい微粒子を従来よりも捉えやすくなります。
1月29日の10時頃に、「しきさい」が捉えた観測データから、タイの西部・南部からカンボジアやベトナムの南部にかけて、高い偏光輝度が観測されていることがわかります。

図1 1月29日の10時頃(インドシナ時間)に「GCOM-C」が観測した画像(白色部は雲)。
(左)人間の目で見たものに近い画像(右)偏光輝度の観測(陸上のみ)。

2018年10月31日更新
地球が見える2018に、シリーズ「衛星データと数値モデルの融合」(第1回)黄砂やPM2.5など新しい数値モデルデータの公開、を掲載しました

地球が見える2018に、シリーズ「衛星データと数値モデルの融合」(第1回)黄砂やPM2.5など新しい数値モデルデータの公開、を掲載しました

JAXAでは、衛星によって地球の観測を行うことで、さまざまな有用なデータを提供しています。衛星から得られた観測データのみならず、数値モデルとあわせて利用(融合)することで、欠損がなく連続的なデータを作成し、さらに衛星では得られない物理量についても提供することができるようになります。

JAXAは、豊富な観測データを活用して、解析手法の開発やシミュレーションシステムの構築に国内の研究機関と協力して取り組んでいます。

これは、JAXAが地球観測プロジェクトで衛星データの解析技術を蓄積したことと、モデル開発機関がスーパーコンピュータの発達に相まって高分解能のデータを数値モデルに取り込めるようになったシミュレーション技術が飛躍したことの双方により実現しました。

衛星データと数値モデルを融合する最新の研究開発を紹介する3回のシリーズ「衛星データと数値モデルの融合」の第1回として、黄砂やPM2.5に代表される大気中に浮遊する微粒子のシミュレーションをご紹介します。

[詳細はこちら]

2018年10月25日更新
「しきさい」が捉えた紅葉の様子

気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)が捉えた秋深まる日本の紅葉・落葉の様子を紹介します。「しきさい」は可視域において250m解像度のチャンネルを持ち、2日に1回程度の頻度で地表を観測します。森林域における展葉の様子に引き続き、紅葉・落葉の様子も宇宙から識別する事ができました。
「しきさい」は全球スケールで森林や陸域の様子を高頻度で観測します。図1の画像はSGLIで観測したデータに対して大気中の気体分子やエアロゾル粒子による光の散乱・吸収の効果を補正した地表面反射率データから作成した画像です。JAXAではこの大気補正済み地表面反射率データや、植生密度の高低を示す植生指数データなどを2018年12月に公開する予定です。

図は、「しきさい」搭載の多波長光学放射計(SGLI)が2018年10月に観測したデータから作成した北海道から近畿地方にかけてRGB画像です。雲や積雪域は白く見えています。



2018年10月15日更新
GCOM-Cの標準プロダクトのサンプルデータがG-Portalで公開されました

GCOM-Cの標準プロダクトのサンプルデータがG-Portalで公開されました

気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)は、2017年12月23日に種子島宇宙センターから打ち上げられ、衛星・センサの初期機能確認を2018年3月までに完了し、プロダクトの校正検証を実施しています。
この度、GCOM-Cの標準プロダクトのサンプルデータが、地球観測衛星データ提供システム(G-Portal)で公開されました。公開されたサンプルデータは、校正検証前のプロダクトのため、物理量の精度等は調整中です。
なお、GCOM-Cのプロダクト提供は、2018年12月頃から開始する予定です。

2018年8月1日更新
「しきさい」が捉えた日本の猛暑

今年の夏は日本各地で過去最高気温を更新するなど記録的な猛暑となっています。 気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)は、近紫外~熱赤外まで幅広い波長の観測を行うことができ、熱赤外の波長帯の観測では地表面の熱の状態を知ることができます。気候変動観測衛星「しきさい」の観測による日本の酷暑の様子を更新しました。の観測でも日本の酷暑の様子を捉えました。
可視光の波長帯では太陽光の反射がほとんどのため昼間の観測しか行えませんが、熱赤外の波長帯は地球からの輻射(熱放出)を見ているため夜間でも観測を行うことができます。また、これまでの地球観測衛星の熱赤外観測に比べ、250mというより高い空間分解能で高頻度の観測を行えることも「しきさい」の大きな特徴の一つです。

図 2018年8月1日の10:40頃に観測された地表面温度。図の白色の領域は雲域を示しています。(雲の縁や薄い雲は雲と判別されていない場合があります)



2018年7月3日更新
「しきさい」偏光近紫外観測の紹介

「しきさい」偏光近紫外観測の紹介

気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)搭載の多波長光学放射計(SGLI)は、近紫外から熱赤外(380nm~12µm)の波長域で観測を行う光学センサです。赤と近赤外の波長では、衛星進行方向の前方あるいは後方の偏光観測を行う機能も持っています。偏光観測によって、光の強度だけでない光の状態(電磁波の振動方向)を調べることができます。

「しきさい」の偏光と近紫外の観測は、陸上のエアロゾル(大気中を浮遊する塵)を精度良く推定できるようになることが期待されています。
可視近赤外域では、陸域の地表面反射率は海に比べ大きく、かつ植生や土地被覆によりその値もさまざまに異なるため、これらの波長域のみでのエアロゾルの推定は非常に困難でした。
一方、「しきさい」が観測することができる近紫外域では、陸域の地表面反射率は非常に小さくなります。また、偏光反射率は可視近赤外域の非偏光反射率に比べて陸地による反射の影響を受けにくいという特徴があり、陸域の地表面反射率の影響を受けにくいこれらの観測を用いることによって微細な大気の特徴を捉え、陸上でもエアロゾルを精度よく推定できるようになることが期待されています。

画像:気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)が、2018年3月23日に観測した中国周辺のカラー画像(R: VN08、G: VN05、B: VN03)、赤バンド反射率(VN08)、近紫外バンド反射率(VN01)、および近赤外バンド偏光反射率(PL02)の画像

2018年4月20日更新
「しきさい」が捉えた赤潮

「しきさい」が捉えた赤潮

気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)は、打ち上げ後3か月間の初期機能確認を終了し、2018年4月からは定常的な観測運用を開始しました。

2018年4月2日、「しきさい」(GCOM-C)が山口県の日本海側の沿岸域において、夜光虫の赤潮とみられるパターンを捉える事ができました。
日本周辺海域では例年春に、一般的には漁業被害は起こさない夜光虫による赤潮が発生することが知られており、2018年3月末から4月上旬にかけて山口県日本海側の沿岸域等で夜光虫の赤潮が報告されていました(山口県水産研究センター等の協力による)。
「しきさい」搭載のSGLIは現在観測精度を検証中です。今後SGLIで近紫外~短波長赤外の広い波長域を250m空間解像度で観測することにより、赤潮のような細かな現象も捉え、沿岸環境の監視等に貢献することが期待されます。

画像:気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)による、2018年4月2日の山口県周辺のトゥルーカラー合成画像
(人の目と同様に見えるように赤、緑、青チャンネルをRGBに割り振った画像)

2018年4月10日更新
「しきさい」が捉えた日本海・日本列島を横断する黄砂

「しきさい」が捉えた日本海・日本列島を横断する黄砂

気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)が、関東の桜が見頃を迎えていた2018月3月29日、日本海・日本列島を横断する黄砂を捉えました。日本では春に観測されることの多い黄砂は、日常生活でも黄褐色に煙る空の様子や車体の汚れなどでその飛来を知ることができます。
「しきさい」(GCOM-C)は近紫外から熱赤外までの19の観測チャンネルを組み合わせて黄砂をより明確に識別します。また、近紫外から熱赤外の多数の観測チャンネルに加えて、偏光観測という特徴的な機能を用いて、エアロゾルの量と特性を全球規模で高精度に定量化することを計画しています。

画像:「しきさい」(GCOM-C)搭載のSGLIにより、2018月3月29日に取得した日本周辺のエアロゾル観測データによるカラー合成画像。日本列島の南の海上の明るい領域は「サングリント」と呼ばれる太陽光線が海面による鏡面反射で強く反射された領域。
(赤、緑、青にSGLIのVN8、VN5、VN3の各チャンネル反射率を割り当てたRGB合成画像)。

2018年2月8日更新
「しきさい」、フィリピン・マヨン火山の噴火を観測

「しきさい」、フィリピン・マヨン火山の噴火を観測

気候変動観測衛星「しきさい」が、2018年1月13日に噴火したフィリピン、マヨン火山の噴火の様子を捉えました。

2017年12月23日に種子島宇宙センターより打ち上げられた「しきさい」は、初期機能確認運用を実施しており、2018年1月1日から開始した可視~短波長赤外に続き、1月22日からは熱赤外の試験観測も開始しています。 2018年1月23日に得られた250m空間解像度の熱赤外観測画像からは、(マヨン火山の大半は雲に覆われているものの)山頂付近から灰色がかった噴煙が西に向かって放出されている様子が見られます。これは22日以降の活動活発化に伴って発生した噴煙の一つと考えらます。

画像:「しきさい」による2018年1月23日2時頃(世界時)のフィリピン、マヨン火山の観測画像(赤・緑・青波長の250m観測データで作成したRGB画像)

2018年1月12日更新
「しきさい」、初画像を取得

「しきさい」、初画像を取得

JAXAは、2017年12月23日に打ち上げた気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)が取得した初画像を公開しました。初画像は、初期機能確認試験を実施している中、「しきさい」(GCOM-C)搭載の多波長光学放射計(SGLI)により1月1日から6日にかけて取得されました。
SGLIは、近紫外から熱赤外までの19の観測波長帯(色)を持ち、偏光・多方向、近紫外観測といった特徴的な機能を有しています。本日公開した画像は、日本近辺の海氷、沿岸域の海色、植生及びガンジス川流域でのエアロゾルの様子などをそれぞれ見やすい色合いになるように処理したものです。
「しきさい」(GCOM-C)は、今後も引き続き初期機能確認運用を行った後、地上観測データとの比較などによるデータの精度確認やデータ補正等を行う初期校正検証運用を予定しています。
図:「しきさい」搭載SGLIによる日本列島・オホーツク海周辺の擬似カラー画像(左)および樺太周辺部分の拡大図(右)

2017年12月24日更新
「しきさい」「つばめ」のクリティカル運用期間が無事終了!初期機能確認へ!

「しきさい」「つばめ」のクリティカル運用期間が無事終了!初期機能確認へ!

12月23日(土)に種子島宇宙センターから打ち上げられた「しきさい」(GCOM-C)と「つばめ」(SLATS)は、姿勢制御系が定常状態に移行し安定していることを確認しました。軌道に投入後、太陽電池パドルの展開が正常に行われ、そのほか重要なイベントを正常に終え、クリティカル運用期間を終了しました。
今後、初期機能確認運用期間へ移行し、約3ヶ月半かけて衛星搭載機器が宇宙空間で正しく動作するかを確認します。
地球観測衛星特設サイトでは、H-IIAロケット37号機の打ち上げ写真を募集しています。また、Twitterからも「#h2a打ち上げ写真」をつけてツイートをお願いします。みなさんからのH-IIAロケット37号機の写真をお待ちしております!

2017年12月23日更新
「しきさい」「つばめ」/H-IIAロケット37号機、打ち上げ成功!

「しきさい」「つばめ」/H-IIAロケット37号機、打ち上げ成功!

12月23日(土)10時26分22秒(日本時間)に、「しきさい」(GCOM-C)と「つばめ」(SLATS)を搭載したH-IIAロケット37号機が、種子島宇宙センターから打ち上げられました。
ロケットは正常に飛行し、打ち上げから約16分13秒後に「しきさい」(GCOM-C)を、続いて約1時間47分59秒後には、「つばめ」(SLATS)を正常に分離したことを確認しました。
今後「しきさい」は、通信の確保、姿勢制御を行った後、SGLIをはじめとするミッション機器の電源投入を行う予定です。 地球観測衛星特設サイトでは、H-IIAロケット37号機の打ち上げ写真を募集しています。また、Twitterからも「#h2a打ち上げ写真」をつけてツイートをお願いします。みなさんからのH-IIAロケット37号機の写真をお待ちしております!

2017年7月14日更新
気候変動観測衛星(GCOM-C)の愛称は「しきさい」

気候変動観測衛星(GCOM-C)の愛称は「しきさい」

気候変動観測衛星(GCOM-C)の愛称を約1ヵ月間にわたり募集し、同時募集のSLATSとあわせて12,895件ものご応募をいただきました。
選考の結果、GCOM-Cの愛称を「しきさい」に決定いたしました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
選考理由は「彩り豊かなイメージが、多波長を観測可能な多波長光学放射計(SGLI)により、植生、海洋、雪氷等、多くの観測対象をもつGCOM-Cの特徴を的確に表している」ためです。
「しきさい」とご提案いただいた方全員に8月以降に記念品を送付する予定です。
これからも、気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)のプロジェクトにご注目ください。



2017年5月26日更新
GCOM-C、機械環境試験を完了

GCOM-C、機械環境試験を完了

気候変動観測衛星「GCOM-C」は現在、2017年度の打ち上げを目指して、筑波宇宙センターにおいて衛星システムの環境試験を実施しています。
2017年3月から4月にかけては機械環境試験として、正弦波振動試験、音響試験(写真)を総合環境試験棟にて実施し、無事に終了しました。今回の試験の目的は、ロケット上昇中にロケットエンジン燃焼による厳しい振動や音響に衛星が耐えることを確認することです。
GCOM-Cは今後、環境試験後の衛星システムの機能性能を確認するための電気性能試験を実施します。



2017年4月25日更新
GCOM-CとSLATSの「愛称」を同時募集します

GCOM-CとSLATSの「愛称」を同時募集します

JAXAは、気候変動観測衛星「GCOM-C」と超低高度衛星技術試験機「SLATS」を、2017年度にH-IIAロケットで同時に打ち上げる予定です。皆さまにこの二つの衛星に対して親しみを持っていただくため、人工衛星の愛称を募集します。
選定愛称をご提案いただいた方には認定証および記念品をお送りする他、抽選で種子島宇宙センターでのGCOM-C及びSLATSの打ち上げ見学にご招待します。応募要領をご覧のうえ、ご応募ください。



2017年3月17日更新
GCOM-Cの熱真空試験を実施

GCOM-Cの熱真空試験を実施

GCOM-Cは、平成29年度の打ち上げに向けて、衛星システムの環境試験を実施しています。
2017年1月から2月にかけては、筑波宇宙センターの13mφスペースチャンバで熱真空試験を実施し、軌道上で晒される温度環境において、衛星の各機能が正常に働くことを確認しました。

2014年12月26日更新
気候変動観測衛星「GCOM-C」のミッションマーク決定

気候変動観測衛星「GCOM-C」のミッションマーク決定

気候変動観測衛星「GCOM-C」のミッションマークが決定しました。
GCOM-Cは、気候変動に影響を及ぼしているとされる地球上の様々なデータを取得して、温暖化などの気候変動メカニズムの解明や黄砂の飛来状況監視、海洋プランクトンの観測による漁場推定などに使用する予定の人工衛星です。
GCOM-Cのミッションマークは、観測対象である雲・大気中のちり(エアロゾル)・植生(森林)・雪氷・海をシンプルに図案化しています。また、基本カラーには日本の伝統色「常磐色(ときわいろ)」を採用しました。常磐色には松や杉などの常緑樹の葉の色のように、常に変わらず長く続く繁栄への願いが込められています。
GCOM-Cは2016年度の打ち上げに向けて開発を進めています。

2011年7月11日 更新
GCOM-C1構造モデルの正弦波振動試験を実施

GCOM-C1構造モデルの正弦波振動試験を実施しました。この試験は、ロケット打ち上げの際に発生する振動を模擬した正弦波振動を与え、衛星の構造部材及び搭載機器が耐えられるかどうかを検証するものです。試験は無事終了し、耐性に異常がないことを確認しました。
なお、構造モデルとは、ロケット打ち上げ時の振動環境だけでなく、音響環境、衛星分離時の衝撃、太陽電池パドル展開時の衝撃などに対する衛星本体及び搭載機器の耐性を確認するため、衛星を機械的に模擬したものです。

    2010年3月10日 更新
    「地球観測衛星による気候変動監視への期待」シンポジウムのお知らせ

    4月15日(木)に、ホテルパシフィック東京で、「地球観測衛星による気候変動監視への期待」シンポジウムを開催します。
    地球規模での気候変動を監視するためには、複数の衛星や種類の異なった観測センサが必要となるため、国際協力が欠かせません。JAXAでは温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」をはじめ、「地球環境変動観測ミッション(GCOM)」等により様々な国際貢献を果たしていく計画です。
    本シンポジウムでは、世界の宇宙・気象機関の代表により、各国の地球観測衛星による気候変動監視の取り組みを紹介するとともに、それらの取り組みがグローバルな国際協力により推進されていることを紹介します。また、今後の更なる国際協力に向けた展望についても議論する予定です。皆様の多数のご来場をお待ちしております。

    2010年1月9日 更新
    地球環境変動観測ミッション第2回研究公募のお知らせ

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地球環境変動観測ミッション(GCOM)の第2回研究公募(RA)として、第1期気候変動観測衛星(GCOM-C1)に関する、「地球物理量導出のためのアルゴリズム開発」、「そのための基礎データ取得と検証準備」、ならびに「データの応用に直接関連する研究」を公募します。このRAには、国内外のあらゆる機関から応募ができます。その中には、教育機関(ただし学生を除く)、民間、非営利団体、日本政府の機関を含みます。

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