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JAXAと国連宇宙部との連携協力(KiboCUBE)に基づく
搭載衛星の第2回選定について
~「KiboCUBE」 発展途上国等の宇宙関連技術向上への貢献等を目指した
「きぼう」からの超小型衛星放出の利用機会提供の協力~

平成29年9月11日

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出の機会提供に関する協力取決めを国際連合宇宙部(UNOOSA)との間で、平成27年9月に締結しました。
本協力を受け、「きぼう」に搭載し、放出する超小型衛星の第2回募集を行いました(応募期間:平成28年9月28日~平成29年3月31日)。
世界各国から多数の優秀な応募があり、今回、以下の提案をJAXAと国連宇宙部の共同で選定しましたのでお知らせします。


衛星名:Guatemalan CubeSat

  • 機関・国名:Universidad del Valle de Guatemala(グアテマラ・デル・バジェ大学)/グアテマラ共和国
  • ミッション概要:衛星開発技術およびリモートセンシング技術の獲得を見据え、CubeSatによるCMOSカメラおよび自作フィルターを用いた海面撮像による、植物プランクトン濃度(クロロフィルα)の観測技術の実証
  • サイズ:1U(国連との連携協力に基づくサイズ)
  • きぼうからの放出予定:平成30年度
選定提案は、グアテマラ初の衛星として開発・運用を行うものとなります。

図:Guatemalan CubeSat
(提供:グアテマラ・デル・バジェ大学)

○関係者のコメントは別紙1をご参照下さい。
○国連宇宙部による同時プレスリリースの仮訳は、別紙2をご参照下さい。

(参考1)
国連宇宙部との連携協力(KiboCUBE)については、以下のプレスリリースを参照ください。



(参考2)
国連宇宙部とJAXAの連携協力の概要

連携期間 平成27年9月8日から平成30年9月7日(3年間)
連携範囲 年1回、CubeSat(1U)程度の衛星放出機会の提供
利用募集
  • 募集案内発出は国連宇宙部が実施。
  • JAXAと国連宇宙部が共同で超小型衛星を選考。
  • 超小型衛星の開発・運用は利用者。
利用機会 計3回の利用機会提供を予定。
第1回に選定されたナイロビ大学/ケニアの1KUNS-PFは平成29年度中に放出を予定。



別紙1

関係者のコメント

JAXA 若田光一 ISSプログラムマネージャ/有人宇宙技術センター長のコメント

国連宇宙部との協力の下、宇宙途上国における宇宙技術開発を支援するKiboCUBEプログラムが更に前進する事を嬉しく思います。 国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の特有の機能を活かし、これまで198機の超小型衛星を「きぼう」から放出しました。 グアテマラ衛星の打上げと放出に向け、グアテマラ・デル・バジェ大学と協力して作業に取り組んでいくことを楽しみにしています。 SDGs(持続可能な開発目標) を推進するため、KiboCUBEプログラムを通して、パートナー各国の宇宙技術向上における確実な成果達成に努めて参ります。

(英文)
I am excited to see the advancement of the KiboCUBE programme which assists capacity-building in space technologies in non-space-fairing countries thanks to our partnership with UNOOSA. Utilizing the unique capabilities of the Japanese Experiment Module “Kibo” on the International Space Station, we have deployed 198 small satellites from “Kibo” to date. And we are excited to work with the Universidad del Valle de Guatemala towards their KiboCUBE launch and deployment. We are committed to achieving concrete results in space technology development in the partner countries of the KiboCUBE programme to further the Sustainable Development Goals.

国連宇宙部 Di Pippo部長(UNOOSA Director Ms.Simonetta Di Pippo)のコメント

(仮訳)
JAXAとKiboCUBEにおけるパートナーシップを継続できることを、喜ばしく思っています。このイニシアチブは、宇宙技術・宇宙工学、及び設計・開発技術の面において、国の能力向上をサポートするとともに、国連の持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献しています。グアテマラ・デル・バジェ大学が、グアテマラ共和国で初となる衛星を開発し、宇宙へのアクセスを通じて自国の持続可能な開発に貢献することを心待ちにしております。
UNOOSAは、国連に加盟している途上国の能力開発に貢献するべくKiboCUBEの活動を行っています。JAXAとのパートナーシップは、UNOOSAが宇宙先進国と連携し、宇宙途上国の支援を行い宇宙技術の能力向上に貢献するという三者間の取り組みです。私たちは全ての人々の宇宙へのオープンなアクセスを目指しており、KiboCUBEはこの鍵となるのです。

We are pleased to continue our KiboCUBE partnership with JAXA. This is an important initiative that helps foster national capacity in space technology engineering, design and construction, and supports a number of Sustainable Development Goals. I am looking forward to seeing the Universidad del Valle de Guatemala’s work as they develop Guatemala’s first ever satellite, giving the country its own access to space for sustainable development.
KiboCUBE forms part of the Office’s increasingly holistic and tangible capacity-building activities that we are conducting for the benefit of Member States, with a particular focus on developing countries. Our partnership with JAXA is a triangular approach to capacity-building, where the Office works with a space faring nation to help non-space-faring nations develop their space technology capabilities. We are committed to ensuring access to space for all, in an open and inclusive manner, and KiboCUBE is key to this.

グアテマラ・デル・バジェ大学 Roberto Moreno学長のコメント

(仮訳)
このユニークな取り組みは、科学、技術、教育を通じて、学生が地域社会の変革の仕掛人(チェンジ・エージェント)になるというグアテマラ・デル・バッジェ大学の使命に沿っています。この機会により可能となるグアテマラ初の衛星打ち上げは、私たちの国にとって歴史的瞬間になるでしょう。

This unique effort is aligned with UVG's mission of preparing students to become change agents in our community, through science, technology and education. The launching of Guatemala's first satellite, which will be made possible by this opportunity, is a historic moment for our country.

グアテマラ・デル・バジェ大学 Luis Zea 氏・Víctor Ayerdi氏(Guatemalan CubeSat共同提案者)のコメント

(仮訳)
このプロジェクトの使命は、マルチスペクトルセンサーのプロトタイプを試験するために超小型衛星を設計、開発、運用し、グアテマラの宇宙科学・技術分野を開拓することにあります。また、この取り組みはグアテマラの人的資源開発の助けとなり、さらには自然資源管理やその他の平和目的のためのリモートセンシングデータの自立した獲得を可能にします。

The mission of the project is to design, develop, and operate a CubeSat-class satellite to test a multispectral sensor prototype, opening the field of space science & technology in Guatemala. It will also help us develop our country’s human capital, and will enable the independent acquisition of remote sensing data for natural resource management and other peaceful purposes.




別紙2

国連宇宙部のプレスリリース

(仮訳)
国連宇宙部・JAXAの「きぼうキューブ」プロジェクトにグアテマラの大学提案が選出
Universidad del Valle de Guatemala team selected for second round of KiboCUBE


[ウィーン/東京、9月11日(国連情報サービス)] 
国連宇宙部(UNOOSA)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、グアテマラ・デル・バジェ大学のチームを2回目のUNOOSA-JAXA「KiboCUBE(きぼうキューブ)」プログラムに選定しました。KiboCUBEは、開発途上国の教育機関や研究機関に超小型衛星(キューブサット)を国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟より放出する機会を提供するためのイニシアチブです。

選定されたグアテマラ・デル・バジェ大学のチームは、今回開発する「Guatemalan Cubesat」(衛星名)に搭載する自作の観測機器を用いて、海中に存在する有害なシアノバクテリアの濃度測定を行い、天然資源管理にも用いられるリモートセンシングに関する技術の獲得を目指します。

グアテマラ・デル・バジェ大学のLuis Zea 氏・Víctor Ayerdi氏(Guatemalan CubeSat共同提案者)は、このプロジェクトの使命は、マルチスペクトルセンサーのプロトタイプをテストするために超小型衛星を設計、開発、運用し、グアテマラの宇宙科学・技術分野を開拓することにあります。また、この取り組みはグアテマラの人的資源開発の助けとなり、さらには自然資源管理やその他の平和目的のためのリモートセンシングデータの自立した獲得を可能にします」とコメントしました。

国連宇宙部のSimonetta Di Pippo部長は、「JAXAとKiboCUBEにおけるパートナーシップを継続できることを、喜ばしく思っています。このイニシアチブは、宇宙技術・宇宙工学、及び設計・開発技術の面において、国の能力向上をサポートするとともに、国連の持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献しています。グアテマラ・デル・バジェ大学が、グアテマラ共和国で初となる衛星を開発し、宇宙へのアクセスを通じて自国の持続可能な開発に貢献することを心待ちにしております。
UNOOSAは、国連に加盟している途上国の能力開発に貢献するべくKiboCUBEの活動を行っています。JAXAとのパートナーシップは、UNOOSAが宇宙先進国と連携し、宇宙途上国の支援を行い宇宙技術の能力向上に貢献するという三者間の取り組みです。私たちは全ての人々の宇宙へのオープンなアクセスを目指しており、KiboCUBEはこの鍵となるのです」とコメントしました。

JAXA 若田光一 ISSプログラムマネージャは、「国連宇宙部との協力の下、宇宙途上国における宇宙技術開発を支援するKiboCUBEプログラムが更に前進する事を嬉しく思います。 国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の特有の機能を活かし、これまで198機の超小型衛星を「きぼう」から放出しました。 グアテマラ衛星の打上げと放出に向け、グアテマラ・デル・バジェ大学と協力して作業に取り組んでいくことを楽しみにしています。 SDGs(持続可能な開発目標) を推進するため、KiboCUBEプログラムを通して、パートナー各国の宇宙技術向上における確実な成果達成に努めて参ります」とコメントしました。

グアテマラ・デル・バジェ大学のRoberto Moreno学長は、「このユニークな取り組みは、科学、技術、教育を通じて、学生が地域社会の変革の仕掛人(チェンジ・エージェント)になるというグアテマラ・デル・バッジェ大学の使命に沿っています。この機会により可能となるグアテマラ初の衛星打ち上げは、私たちの国にとって歴史的瞬間になるでしょう。」とコメントしました。

KiboCUBEは、2015年9月にUNOOSAとJAXAの間で能力開発イニシアチブとして立ち上げられました。第1回KiboCUBEとして、ナイロビ大学のチームが選ばれ、同大学の打ち上げに向けて準備が進められています。第2回KiboCUBEプログラムへの提案申し込みは2017年3月31日に締め切られ、UNOOSAとJAXAは優秀な応募を受領しました。

国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟(きぼう)からのCubeSatの放出に係る国連と日本の協力プログラム(KiboCUBE)の応募プロセスにかかる情報は、以下をご覧ください。
http://www.unoosa.org/oosa/en/ourwork/psa/hsti/kibocube.html

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