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気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C) トピックス

トピックス一覧

2018年7月3日 更新
「しきさい」偏光近紫外観測の紹介

「しきさい」偏光近紫外観測の紹介

気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)搭載の多波長光学放射計(SGLI)は、近紫外から熱赤外(380nm~12µm)の波長域で観測を行う光学センサです。赤と近赤外の波長では、衛星進行方向の前方あるいは後方の偏光観測を行う機能も持っています。偏光観測によって、光の強度だけでない光の状態(電磁波の振動方向)を調べることができます。

「しきさい」の偏光と近紫外の観測は、陸上のエアロゾル(大気中を浮遊する塵)を精度良く推定できるようになることが期待されています。
可視近赤外域では、陸域の地表面反射率は海に比べ大きく、かつ植生や土地被覆によりその値もさまざまに異なるため、これらの波長域のみでのエアロゾルの推定は非常に困難でした。
一方、「しきさい」が観測することができる近紫外域では、陸域の地表面反射率は非常に小さくなります。また、偏光反射率は可視近赤外域の非偏光反射率に比べて陸地による反射の影響を受けにくいという特徴があり、陸域の地表面反射率の影響を受けにくいこれらの観測を用いることによって微細な大気の特徴を捉え、陸上でもエアロゾルを精度よく推定できるようになることが期待されています。

画像:気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)が、2018年3月23日に観測した中国周辺のカラー画像(R: VN08、G: VN05、B: VN03)、赤バンド反射率(VN08)、近紫外バンド反射率(VN01)、および近赤外バンド偏光反射率(PL02)の画像

2018年4月20日 更新
「しきさい」が捉えた赤潮

「しきさい」が捉えた赤潮

気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)は、打ち上げ後3か月間の初期機能確認を終了し、2018年4月からは定常的な観測運用を開始しました。

2018年4月2日、「しきさい」(GCOM-C)が山口県の日本海側の沿岸域において、夜光虫の赤潮とみられるパターンを捉える事ができました。
日本周辺海域では例年春に、一般的には漁業被害は起こさない夜光虫による赤潮が発生することが知られており、2018年3月末から4月上旬にかけて山口県日本海側の沿岸域等で夜光虫の赤潮が報告されていました(山口県水産研究センター等の協力による)。
「しきさい」搭載のSGLIは現在観測精度を検証中です。今後SGLIで近紫外~短波長赤外の広い波長域を250m空間解像度で観測することにより、赤潮のような細かな現象も捉え、沿岸環境の監視等に貢献することが期待されます。

画像:気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)による、2018年4月2日の山口県周辺のトゥルーカラー合成画像
(人の目と同様に見えるように赤、緑、青チャンネルをRGBに割り振った画像)

2018年4月10日 更新
「しきさい」が捉えた日本海・日本列島を横断する黄砂

「しきさい」が捉えた日本海・日本列島を横断する黄砂

気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)が、関東の桜が見頃を迎えていた2018月3月29日、日本海・日本列島を横断する黄砂を捉えました。日本では春に観測されることの多い黄砂は、日常生活でも黄褐色に煙る空の様子や車体の汚れなどでその飛来を知ることができます。
「しきさい」(GCOM-C)は近紫外から熱赤外までの19の観測チャンネルを組み合わせて黄砂をより明確に識別します。また、近紫外から熱赤外の多数の観測チャンネルに加えて、偏光観測という特徴的な機能を用いて、エアロゾルの量と特性を全球規模で高精度に定量化することを計画しています。

画像:「しきさい」(GCOM-C)搭載のSGLIにより、2018月3月29日に取得した日本周辺のエアロゾル観測データによるカラー合成画像。日本列島の南の海上の明るい領域は「サングリント」と呼ばれる太陽光線が海面による鏡面反射で強く反射された領域。
(赤、緑、青にSGLIのVN8、VN5、VN3の各チャンネル反射率を割り当てたRGB合成画像)。

2018年2月8日 更新
「しきさい」、フィリピン・マヨン火山の噴火を観測

「しきさい」、フィリピン・マヨン火山の噴火を観測

気候変動観測衛星「しきさい」が、2018年1月13日に噴火したフィリピン、マヨン火山の噴火の様子を捉えました。

2017年12月23日に種子島宇宙センターより打ち上げられた「しきさい」は、初期機能確認運用を実施しており、2018年1月1日から開始した可視~短波長赤外に続き、1月22日からは熱赤外の試験観測も開始しています。 2018年1月23日に得られた250m空間解像度の熱赤外観測画像からは、(マヨン火山の大半は雲に覆われているものの)山頂付近から灰色がかった噴煙が西に向かって放出されている様子が見られます。これは22日以降の活動活発化に伴って発生した噴煙の一つと考えらます。

画像:「しきさい」による2018年1月23日2時頃(世界時)のフィリピン、マヨン火山の観測画像(赤・緑・青波長の250m観測データで作成したRGB画像)

2018年1月12日 更新
「しきさい」、初画像を取得

「しきさい」、初画像を取得

JAXAは、2017年12月23日に打ち上げた気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)が取得した初画像を公開しました。初画像は、初期機能確認試験を実施している中、「しきさい」(GCOM-C)搭載の多波長光学放射計(SGLI)により1月1日から6日にかけて取得されました。
SGLIは、近紫外から熱赤外までの19の観測波長帯(色)を持ち、偏光・多方向、近紫外観測といった特徴的な機能を有しています。本日公開した画像は、日本近辺の海氷、沿岸域の海色、植生及びガンジス川流域でのエアロゾルの様子などをそれぞれ見やすい色合いになるように処理したものです。
「しきさい」(GCOM-C)は、今後も引き続き初期機能確認運用を行った後、地上観測データとの比較などによるデータの精度確認やデータ補正等を行う初期校正検証運用を予定しています。
図:「しきさい」搭載SGLIによる日本列島・オホーツク海周辺の擬似カラー画像(左)および樺太周辺部分の拡大図(右)

2017年12月24日 更新
「しきさい」「つばめ」のクリティカル運用期間が無事終了!初期機能確認へ!

「しきさい」「つばめ」のクリティカル運用期間が無事終了!初期機能確認へ!

12月23日(土)に種子島宇宙センターから打ち上げられた「しきさい」(GCOM-C)と「つばめ」(SLATS)は、姿勢制御系が定常状態に移行し安定していることを確認しました。軌道に投入後、太陽電池パドルの展開が正常に行われ、そのほか重要なイベントを正常に終え、クリティカル運用期間を終了しました。
今後、初期機能確認運用期間へ移行し、約3ヶ月半かけて衛星搭載機器が宇宙空間で正しく動作するかを確認します。
地球観測衛星特設サイトでは、H-IIAロケット37号機の打ち上げ写真を募集しています。また、Twitterからも「#h2a打ち上げ写真」をつけてツイートをお願いします。みなさんからのH-IIAロケット37号機の写真をお待ちしております!

2017年12月23日 更新
「しきさい」「つばめ」/H-IIAロケット37号機、打ち上げ成功!

「しきさい」「つばめ」/H-IIAロケット37号機、打ち上げ成功!

12月23日(土)10時26分22秒(日本時間)に、「しきさい」(GCOM-C)と「つばめ」(SLATS)を搭載したH-IIAロケット37号機が、種子島宇宙センターから打ち上げられました。
ロケットは正常に飛行し、打ち上げから約16分13秒後に「しきさい」(GCOM-C)を、続いて約1時間47分59秒後には、「つばめ」(SLATS)を正常に分離したことを確認しました。
今後「しきさい」は、通信の確保、姿勢制御を行った後、SGLIをはじめとするミッション機器の電源投入を行う予定です。 地球観測衛星特設サイトでは、H-IIAロケット37号機の打ち上げ写真を募集しています。また、Twitterからも「#h2a打ち上げ写真」をつけてツイートをお願いします。みなさんからのH-IIAロケット37号機の写真をお待ちしております!

2017年7月14日 更新
気候変動観測衛星(GCOM-C)の愛称は「しきさい」

気候変動観測衛星(GCOM-C)の愛称は「しきさい」

気候変動観測衛星(GCOM-C)の愛称を約1ヵ月間にわたり募集し、同時募集のSLATSとあわせて12,895件ものご応募をいただきました。
選考の結果、GCOM-Cの愛称を「しきさい」に決定いたしました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
選考理由は「彩り豊かなイメージが、多波長を観測可能な多波長光学放射計(SGLI)により、植生、海洋、雪氷等、多くの観測対象をもつGCOM-Cの特徴を的確に表している」ためです。
「しきさい」とご提案いただいた方全員に8月以降に記念品を送付する予定です。
これからも、気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)のプロジェクトにご注目ください。



2017年5月26日 更新
GCOM-C、機械環境試験を完了

GCOM-C、機械環境試験を完了

気候変動観測衛星「GCOM-C」は現在、2017年度の打ち上げを目指して、筑波宇宙センターにおいて衛星システムの環境試験を実施しています。
2017年3月から4月にかけては機械環境試験として、正弦波振動試験、音響試験(写真)を総合環境試験棟にて実施し、無事に終了しました。今回の試験の目的は、ロケット上昇中にロケットエンジン燃焼による厳しい振動や音響に衛星が耐えることを確認することです。
GCOM-Cは今後、環境試験後の衛星システムの機能性能を確認するための電気性能試験を実施します。



2017年4月25日 更新
GCOM-CとSLATSの「愛称」を同時募集します

GCOM-CとSLATSの「愛称」を同時募集します

JAXAは、気候変動観測衛星「GCOM-C」と超低高度衛星技術試験機「SLATS」を、2017年度にH-IIAロケットで同時に打ち上げる予定です。皆さまにこの二つの衛星に対して親しみを持っていただくため、人工衛星の愛称を募集します。
選定愛称をご提案いただいた方には認定証および記念品をお送りする他、抽選で種子島宇宙センターでのGCOM-C及びSLATSの打ち上げ見学にご招待します。応募要領をご覧のうえ、ご応募ください。



2017年3月17日 更新
GCOM-Cの熱真空試験を実施

GCOM-Cの熱真空試験を実施

GCOM-Cは、平成29年度の打ち上げに向けて、衛星システムの環境試験を実施しています。
2017年1月から2月にかけては、筑波宇宙センターの13mφスペースチャンバで熱真空試験を実施し、軌道上で晒される温度環境において、衛星の各機能が正常に働くことを確認しました。

2014年12月26日 更新
気候変動観測衛星「GCOM-C」のミッションマーク決定

気候変動観測衛星「GCOM-C」のミッションマーク決定

気候変動観測衛星「GCOM-C」のミッションマークが決定しました。
GCOM-Cは、気候変動に影響を及ぼしているとされる地球上の様々なデータを取得して、温暖化などの気候変動メカニズムの解明や黄砂の飛来状況監視、海洋プランクトンの観測による漁場推定などに使用する予定の人工衛星です。
GCOM-Cのミッションマークは、観測対象である雲・大気中のちり(エアロゾル)・植生(森林)・雪氷・海をシンプルに図案化しています。また、基本カラーには日本の伝統色「常磐色(ときわいろ)」を採用しました。常磐色には松や杉などの常緑樹の葉の色のように、常に変わらず長く続く繁栄への願いが込められています。
GCOM-Cは2016年度の打ち上げに向けて開発を進めています。

2011年7月11日 更新
GCOM-C1構造モデルの正弦波振動試験を実施

GCOM-C1構造モデルの正弦波振動試験を実施しました。この試験は、ロケット打ち上げの際に発生する振動を模擬した正弦波振動を与え、衛星の構造部材及び搭載機器が耐えられるかどうかを検証するものです。試験は無事終了し、耐性に異常がないことを確認しました。
なお、構造モデルとは、ロケット打ち上げ時の振動環境だけでなく、音響環境、衛星分離時の衝撃、太陽電池パドル展開時の衝撃などに対する衛星本体及び搭載機器の耐性を確認するため、衛星を機械的に模擬したものです。

    2010年3月10日 更新
    「地球観測衛星による気候変動監視への期待」シンポジウムのお知らせ

    4月15日(木)に、ホテルパシフィック東京で、「地球観測衛星による気候変動監視への期待」シンポジウムを開催します。
    地球規模での気候変動を監視するためには、複数の衛星や種類の異なった観測センサが必要となるため、国際協力が欠かせません。JAXAでは温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」をはじめ、「地球環境変動観測ミッション(GCOM)」等により様々な国際貢献を果たしていく計画です。
    本シンポジウムでは、世界の宇宙・気象機関の代表により、各国の地球観測衛星による気候変動監視の取り組みを紹介するとともに、それらの取り組みがグローバルな国際協力により推進されていることを紹介します。また、今後の更なる国際協力に向けた展望についても議論する予定です。皆様の多数のご来場をお待ちしております。

    2010年1月9日 更新
    地球環境変動観測ミッション第2回研究公募のお知らせ

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地球環境変動観測ミッション(GCOM)の第2回研究公募(RA)として、第1期気候変動観測衛星(GCOM-C1)に関する、「地球物理量導出のためのアルゴリズム開発」、「そのための基礎データ取得と検証準備」、ならびに「データの応用に直接関連する研究」を公募します。このRAには、国内外のあらゆる機関から応募ができます。その中には、教育機関(ただし学生を除く)、民間、非営利団体、日本政府の機関を含みます。

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