太陽系と宇宙の起源の解明に向けて 太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)

後期運用中

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)とは

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)は、「ようこう」(SOLAR-A)の後継機です。日本・アメリカ・イギリスにより共同開発され、2006年9月23日6:36(日本標準時)、M-Vロケット7号機で内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。

開発における各国の役割として、衛星システムはJAXAおよび三菱電機が担当。可視光望遠鏡についてはJAXAおよび国立天文台が望遠鏡本体を、アメリカのNASAが焦点面検出装置を製作。X線望遠鏡についてはNASAが光学系、JAXAがCCDカメラを製作。イギリス(PPARC)は、NASA・JAXAと共に極紫外線撮像分光装置を製作しました。

2007年12月末よりX帯受信が不安定になる頻度が増したことから、着実な観測データの受信のため2008年9月よりS帯での科学データ受信に移行しています。
「ひので」の設計寿命は3年でしたが、2019年2月現在、12年半の長期にわたり運用を続けています。

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2017年9月19日 更新

「ひので」がとらえた大規模フレアのX線動画の公開

「ひので」がとらえた大規模フレアのX線動画の公開

2017年9月6日から11日(いずれも日本時間)にかけて計4回、太陽で大規模フレア(爆発現象)が発生しました。9月6日のフレアは太陽面の中央付近で起こりましたが、その後、フレアを起こした活動領域は太陽の自転により西(向かって右)側へ移動し、11日のフレアは太陽の縁で起こりました。9月6日と11日に起こった大規模フレアについて、太陽観測衛星「ひので」はX線観測により、その爆発の瞬間をとらえることに成功しました。その時の動画が2017年9月15日付けで公開されました。

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