人工衛星で宇宙から地球を守る・利用する 全球降水観測計画/二周波降水レーダ「GPM/DPR」

後期運用中

全球降水観測計画/二周波降水レーダ「GPM/DPR」とは

全球降水観測計画/二周波降水レーダ「GPM/DPR」

日米を中心とした国際協力の下で進められている全球降水 観測計画(GPM計画)。その軸となる人工衛星に搭載された 二周波降水レーダの開発を日本が担当しています。このレーダ では、降水の立体構造を高い精度で観測することができ、 日々の気象予報や気候学の研究にも役立てられています。

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2020年7月8日 更新

活発化した梅雨前線に伴って発生した九州地方の線状降水帯の観測

2020年7月6日現在、活発化した梅雨前線が九州付近に停滞し、九州地方を中心に甚大な被害が発生しています。被害を受けられた方々に対し、謹んでお見舞い申し上げます。
JAXAでは、降水状況の把握に関する情報提供の観点から、全球降水観測計画(GPM)主衛星衛星全球降水マップ(GSMaP)など、宇宙から雨の状況を観測しているデータを用いて解析を実施いたしました。

図1は衛星全球降水マップ(GSMaP)による7月5日の日降水量の分布を示しています。梅雨前線に伴う降水帯が東西に長くのびている様子が確認できます。特に九州周辺では、250mmを超える降水量が宇宙からも捉えられています。

図1:2020年7月5日(日本時間)の衛星全球降水マップ(GSMaP)による日降水量の分布
©JAXA EORC

GPM計画について

GPM計画は二周波降水レーダー(DPR:Dual-frequency Precipitation Radar)とマイクロ波放射計を搭載した主衛星と、マイクロ波放射計を搭載した副衛星群とからなるスケールの大きな観測計画です。
日本(JAXA)とアメリカ(NASA)が中心となり、米国海洋大気庁(NOAA)、フランス、インド、中国等との国際協力により実現します。
JAXAは、主衛星の打ち上げと、情報通信研究機構(NICT)と協力して主衛星に搭載されるDPRの開発を担当しました。主衛星の本体および主衛星に搭載されるマイクロ波放射計はNASAが開発を担当。
マイクロ波放射計を搭載する副衛星群については、NASA、NOAA、フランス、インド、中国等の機関が開発を担当します。これら、複数機の副衛星群により、約3時間毎の全球降水観測が可能になります。

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