温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)

2009年1月23日打ち上げ > 運用中

プロジェクトトピックス


2009年11月11日 更新

「いぶき」観測データに関するNASA等との技術調整会議を開催

11月10日(火)から13日(金)まで、JAXA筑波宇宙センター及び国立環境研究所でGOSAT-ACOS※技術調整会議を開催します。この会議は、「いぶき」観測データの校正・検証について議論を行い、来年1月に予定されている一般ユーザへの濃度データ配布開始に向けて、データの精度を高めることを目的としています。
※ACOS (the Atmospheric CO2 Observations from Space) チームとは、「いぶき」のデータ解析を行う組織です。 NASAジェット推進研究所(JPL)、カリフォルニア工科大学(Caltech)、コロラド州立大学等によって構成されています。
写真:JAXA筑波宇宙センターにて

プロジェクト概要


プリント

地球環境へのグローバルな取り組み「いぶき」

現在、地球温暖化は人類全体にとって大きな課題となっています。このままでは数世紀以内に極端な地球環境変動が起きる可能性があると指摘されています。
1997年、京都で開かれた第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)で「京都議定書」が採択され、先進国が二酸化炭素等の排出量を2008〜2012年の5年間の平均で、1990年水準から6〜8%削減することが義務づけられました。
さらに、各国が地上・海洋・宇宙での観測を一段と強化する「全球気候観測システム(GCOS: Global Climate Observation System)」が、世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)によって提案されました。
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)は、これらの条約への貢献を目的とした衛星で、温室効果をもたらすと言われている二酸化炭素やメタンなどの濃度分布を宇宙から観測します。「いぶき」はJAXAと環境省が共同開発するプロジェクトで、JAXAは衛星と観測センサの開発を、環境省は主にデータ利用を担当します。


地球温暖化をもたらす二酸化炭素の濃度分布を
高精度で推定します

従来、地上の二酸化炭素観測地点の数は不十分で、観測地点の位置にも偏りがありましたが、「いぶき」では、宇宙からの高頻度でグローバルな観測データと地上観測データ、シミュレーションモデルを組み合わせることにより、二酸化炭素濃度分布を高精度で推定することができます。また、同じく地球温暖化をもたらすガスであるメタンについても観測を行うことが検討されています。


主要諸元

国際標識番号 2009-002A
打ち上げ日時 2009(平成21)年1月23日 12:54
打ち上げロケット H-IIAロケット15号機
打ち上げ場所 種子島宇宙センター
形状 2翼式太陽電池パドルを有する箱形
3.7m×1.8m×奥行2.0m
(太陽電池パドル両翼端間13.7m)
質量 約1,750kg(打ち上げ時)
軌道 太陽同期準回帰軌道
軌道高度 約667km
軌道傾斜角 約98度
軌道周期 約98分

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