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地上と宇宙を結ぶ輸送システム H3ロケット

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2018年4月24日 更新

H3ロケット用の発射管制棟が完成

H3ロケット用の発射管制棟が完成

種子島宇宙センターでは、H3ロケットの打ち上げに向けて、施設や設備の開発が始まっています。その一環として、今年の3月に「竹崎発射管制棟」(略称LCC)の建屋が完成しました。発射管制棟とは、ロケット打上げまでの作業に対する指揮・作業を遠隔操作で行う建屋です。H-IIAロケットの発射管制棟は射点近くの吉信地区にありますが、H3ロケットでは射点から約3km離れた竹崎地区に移しました。

H3の竹崎発射管制棟(LCC)は、全体指揮を司る竹崎総合指令棟(RCC)と隣接させて連携を取りやすくすること、発射管制を行う人員をH-IIAロケットに比べ1/3~1/4に減らすことを目指しました。これにより、管制室はとてもコンパクトになり、また、建設にあたっては、射点の眺望を阻害しないことも考慮しました。
竹崎発射管制棟(LCC)では、今後、発射管制装置や通話・放送等共通設備の設置が行われ、2020年度に種子島宇宙センターで行われるH3ロケットの総合試験や試験機打上げに使用されます。

H3ロケットとは

日本の技術で、宇宙輸送をリードせよ。

H3ロケットは、柔軟性、高信頼性、低価格の3つの要素を実現することを目指し、2020年度に試験機の打ち上げを予定している日本の新しい基幹ロケットです。
国の重要な人工衛星や探査機などを宇宙へ輸送する手段を今後も日本が持ち続けるために、現在運用しているH-IIAロケットH-IIBロケットの後継機として開発されています。H3ロケットは、国の衛星だけでなく民間の商業衛星を毎年打ち上げていくことも視野に入れています。
JAXAとプライムコントラクタである三菱重工業(株)を始めとする国内の関連企業が開発段階から総力を結集して、これまで培った運用経験等を活かして全体のシステムを刷新し、低価格・柔軟性・高信頼性を兼ね備えたロケットの実現を目指します。

H3ロケットの特徴

使いやすいロケットを目指して

H3ロケットは、2020年度以降の世界でどのようなロケットが必要になるかを調査・予測し、それに応えるロケットとして、柔軟性・高信頼性・低価格の3つの要素を実現します。

柔軟性(High flexibility)

複数の機体形態を準備し、利用用途にあった価格・能力のロケットを提供します。
打ち上げまでの期間短縮により、「すぐに打ち上げたい」という利用者の声に応えます。

高信頼性(High credibility)

H-IIAロケットの高い打ち上げ成功率を継承し、確実に打ち上がるロケットにします。

低価格(High cost performance)

H-IIAロケットから打ち上げ価格を低減します。

過去最大のパワーと多様な機体形態

H3ロケットは2種類のフェアリング、第1段エンジン(LE-9)2基または3基、固体ロケットブースタ(SRB-3)0本、2本、4本の切り換えにより、様々な大きさや軌道の人工衛星の打ち上げに対応します。静止トランスファー軌道への打ち上げ能力は、これまでのH-IIAロケット、H-IIBロケットの能力を上回る過去最大に設定しています。

構成

H3ロケット標準型(H3-24L)主要諸元

全長(m) 63
全備質量(t) 574(H3-24L)(ペイロード除く)
誘導方式 慣性誘導方式

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