2021年Spring(春)テーマ JAXA’s83号特集

2021 Spring(JAXA's83号)

2021年4月

2021年4月12日 更新
JAXA's 83号

日本中が、いや世界が盛り上がった「はやぶさ2」の帰還。コロナで暗いニュースばかりが続く中、数少ない明るいニュースだったかと思います。今号ではそのプロジェクトをJAXA'sなりの切り口で皆様にお伝えすべく工夫してみましたが、いかがでしたでしょうか。他にも、ちょっと難しい数式をビジュアルにお見せしたページもおすすめです。サイエンスとアート、緻密さと抽象、論理と感性の対比といったところ? その橋渡しになっていれば幸いです。(JAXA's編集委員 伊藤健/航空技術部門次世代航空イノベーションハブ長)

2021年4月12日 更新
JAXA's 83号 対談「遥か彼方の宇宙と、私たちの日常をつなぐ」

日本時間の2020年12月6日、午前2時28分頃。小惑星リュウグウのかけらの入った再突入カプセルが、地球に帰還。小惑星探査機「はやぶさ2」、6年の旅路の最重要ミッションは、こうして無事に完了した。さて、私たち人類は、そのかけらを通して太陽系の成り立ちや生命の起源に迫ることはできるのか? 新しい科学がこれからスタートする。そんな「はやぶさ2」の偉業を「希望に感じた」と話すのは、建築家の永山祐子さんだ。建築と宇宙探査。両者の視座が交わるところとは? 永山さんと「はやぶさ2」プロジェクトマネージャの津田雄一の対談を行った。

2021年4月12日 更新
JAXA's 83号 「はやぶさ2」スポークスパーソンと振り返る、6年の旅路

小惑星探査機「はやぶさ2」のスポークスパーソンを務めた、JAXA宇宙科学研究所の吉川真と久保田孝。理学と工学、それぞれの専門分野で力を発揮しつつ、「はやぶさ2」を国民的なプロジェクトへと発展させていったプロセスを振り返ってもらった。

2021年4月12日 更新
JAXA's 83号 海や地球ができる前の有機物の進化を解く

海洋研究開発機構JAMSTEC(ジャムステック)の研究者、高野淑識さんは、「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプルを分析する研究者の一人。なぜ、海の専門家が、小惑星の物質分析を行うのか? 答えは、「リュウグウは、海や地球が誕生する前の水や有機物のリアルな姿を調べられる、唯一のチャンス」であるから。そこは、水と炭素が織りなす無生命的な現場、そして非生命的な物質の進化の謎を解く究極の現場である、という。

2021年4月12日 更新
JAXA's 83号 宇宙用ライダーで地球観測の新たな利用を拓く

研究開発部門では、日本で初めて地球観測にライダーを使うというチャレンジングな研究を進めている。地球の気候変動を解明する手がかりにもなるという、画期的な技術とは?センサ研究グループの今井正が語った。

2021年4月12日 更新
JAXA's 83号 具象と抽象のあいだを行き来する学問

JAXAの取り組みにおいて欠かせない学問、それが数学だ。数式を通して世界の真理に近づくことで宇宙航空分野の研究開発は進んでいく。つまり生活者である私たちにとってはあまり馴染みのない数式も、JAXAの研究者にとってはインスピレーションの宝庫だったりするのだ。そんな数学の情(こころ)に少しでも触れて見たい。そこで83号のタブロイド版に掲載した「数式が私たちに世界を教えてくれる」の番外編として最も難解な数式のひとつ、ナビエ・ストークス方程式を扱う、航空技術部門・数値解析技術研究ユニット長の青山剛史と同ユニットに所属する数学者の相曽秀昭に話を聞いた。

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