国際協力とは
JAXAは、国際貢献と日本の経済社会・国民の利益の両方を考慮しつつ、日本の国際的地位にふさわしい国際協力を推進しています。 2020年11月19日、「ディスタンスを超えたビジョンの共有」をテーマに、「APRSAFオンライン2020」がオンラインで開催されました。
|
![]() |
---|
トピックス
一覧「日・米宇宙協力に関する枠組協定」署名式
2023年1月13日、訪米中の岸田内閣総理大臣立会いの下、林外務大臣及びブリンケン米国国務長官がアメリカ航空宇宙局(NASA)本部にて「日・米宇宙協力に関する枠組協定」に署名しました。JAXA山川理事長及び星出宇宙飛行士も現地で署名式に立会う機会をいただきました。
![]() (写真提供:内閣広報室) |
プレスリリース
一覧-
- 2023年1月11日 15:00 プレスリリース
- JAXAと国連宇宙部との連携協力(KiboCUBE)に基づく 第3回選定のインドネシア衛星の「きぼう」からの放出について
-
- 2022年8月18日 11:00 プレスリリース
- JAXAと国連宇宙部との連携協力(KiboCUBE)に基づく第4回選定のモルドバ衛星の「きぼう」からの放出について
海外からのゲスト
一覧協力機関
アメリカ・カナダ
アメリカとの協力関係は、「宇宙開発に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協力に関する交換公文」が締結された1969(昭和44)年から始まりました。
以降、NASA(米国航空宇宙局)を中心に、国際宇宙ステーションや日本人宇宙飛行士をスペーシャトル計画に参加させること、地球観測や科学衛星など、幅広い分野で国際協力をおこなっています。
カナダとは、1989年以降、カナダ宇宙庁と日本・カナダ宇宙パネルを定期的に開催して、地球観測分野、微小重力分野等の相互の協力について長期的視点に立った意見交換を行っています。また、国際宇宙ステーション運用のパートナーとしても共に協力しています。
関連サイト
ヨーロッパ・ロシア
ヨーロッパとの協力関係は、欧州宇宙機関(ESA)と締結された交換公文に基づく情報交換によって、1972(昭和47)年から始まりました。
1980年代に入ってからは、フランス国立宇宙研究センター(CNES)と地球観測衛星の打ち上げの際に相互支援を実施。スウェーデン宇宙公社(SSC)とは、スウェーデンのキルナに日本の追跡局を設置するなど、追跡管制での協力関係は深まっていきました。また、ロシア宇宙庁(RSA)とはロシアの宇宙ステーション「ミール」を利用して宇宙実験を実施しました。
その後、地球観測分野および国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟の運用における国際協力関係はますます盛んになり、ロシアやフランスをはじめ各国との協定が締結されています。
アジア・太平洋地域
アジア太平洋地域の各国との協力関係は、インド、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、韓国等に加え、アラブ首長国連邦やトルコ等の中東地域、オーストラリア、ニュージーランド等の太平洋地域の各国と、協力協定を締結/締結に向けた議論を実施の上、宇宙利用分野、宇宙技術分野、宇宙科学及び宇宙探査分野、宇宙教育分野などの様々な分野において、協力を行っています。
アジア・太平洋地域宇宙機関会議(Asia-Pacific Regional Space Agency Forum: APRSAF)
1993年、日本が主体となってアジア・太平洋地域宇宙機関会議(Asia-Pacific Regional Space Agency Forum: APRSAF)を設立し、アジア・太平洋地域の30以上の国・地域が参加し、アジア・太平洋地域での国際協力に関して定期的な会合をおこなっています。2019年には第26回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-26)を名古屋で開催。次の25年間を見据えて今後10年間取り組む目標を掲げた「APRSAF名古屋ビジョン」を採択しました。
主な歴史:
2005 | Sentinel Asia設立 |
---|---|
2006 | SAFEの設立 |
2008 | Kibo-ABCの設立 |
2019 | 宇宙政策イニシアチブの設立 |
APRSAF25年間の歴史
関連サイト
アジア・太平洋地域について
アジア・太平洋地域宇宙機関会議(Asia-Pacific Regional Space Agency Forum: APRSAF)について
国連等を通じた国際協働
科学衛星分野
科学衛星の分野では、国際協力のもとに研究を進めることが重要な意味を持っています。国際的な宇宙科学の協力は、1980年代のハレー彗星探査計画をきっかけに始められた宇宙科学関係機関連絡協議会(IACG)をはじめ、さまざまなレベルで行われています。
月・惑星探査分野
月・惑星探査分野においては、世界14カ国の宇宙機関による国際探査戦略(GES)の検討に積極的に参加し、共に「“GES:国際協働のための共通の認識”文書」(フレームワーク文書)を作成しました。現在、このフレームワーク文書で示された協働活動を実行するためのメカニズム(国際宇宙探査協働グループ:ISECG)に参画し、具体的な検討活動を進めています。
航空分野
航空技術部門は、公的航空研究機関に加え、海外メーカーや大学との相互利益に基づいた連携協力や共同研究、更には国際機関への協力などを行っています。また世界の公的航空研究開発機関によって構成される国際組織「IFAR(国際航空研究フォーラム)」では、JAXAが副議長を務めるなどリーダーシップを発揮し、国際的な航空研究機関の発展に貢献していきます。
特集
- 2014年12月25日
- JAXAの積極的な支援に期待
トーマス・デジャマルディン
- 2011年01月04日
- 地球温暖化問題の克服に向けて
~GEO炭素プロジェクトへの貢献~
- 2009年10月26日
- 国際的な協力関係のさらなる発展を
ヤニック・デスカタ
- 2009年06月29日
- アジア連携による
安全安心なアジア社会の実現を
- 2008年02月14日
- 国際舞台での日本の活躍に期待
チャールズ・エラチ
- 2007年11月22日
- 日本とインドの国際協力で新たな宇宙開発時代を築く
マダヴァン・ナイール