トピックス

2020年

2020年7月

2020年7月25日 更新
大気球実験B20–04の実施終了について [マルチクロックトレーサーによる大気年代の高精度化]

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2020年7月25日(土)午前3時57分に、成層圏における大気サンプリングを目的として、2020年度気球実験の2号機を、連携協力拠点である大樹航空宇宙実験場より放球しました。この気球は満膨張体積100,000m3(直径約64m)の大型気球で、毎分およそ300mの速度で上昇しました。
気球は、放球2時間25分後に大樹航空宇宙実験場東方約42kmの太平洋上において高度35kmで水平浮遊状態に入りました。その後午前6時52分に指令電波により切り離された気球及び大気サンプラーは、大樹航空宇宙実験場南東約30kmの海上に緩降下し、午前7時38分までに回収船によって回収されました。

放球時の地上気象状況は、天候:霧雨、風速毎秒1m、気温:摂氏16度でした。

※実験概要
成層圏大気科学において現在最も注目されているものの一つである大気年代は成層圏大気輸送の重要な指標であり、特に地球温暖化に伴う成層圏大気力学過程の応答を検出できると期待されています。これまで「クロックトレーサー」と呼ばれる二酸化炭素(CO2)または六フッ化硫黄(SF6)を観測し、その濃度から大気年代を決定する研究が行われてきました。しかし、その長期変化の傾向は近年の数値シミュレーションの結果と異なっており、また必ずしもCO2とSF6の両者から決定した年代は一致しません。そこで、本研究では、CO2とSF6に加えて、新たな「クロックトレーサー」として炭素同位体(13C)、O2/N2比とハロカーボン類の濃度を計測して独立に大気年代を決定し、これまでの大気年代研究の妥当性を検証し、同時に大気年代決定の高精度化・重層化を図ります。大気年代の決定と同時に、成層圏大気の過去30年間にわたる温室効果気体濃度のモニタリングに最新のデータを加え、成層圏における物質循環の長期変動を解明することも目的としています。

放球直前の大気球B20-04号機
©JAXA

2020年7月15日 更新
大気球実験B20–03の実施終了について [皮膜に網をかぶせたスーパープレッシャー気球の性能評価]

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2020年7月14日(火)午前3時53分に、皮膜に網をかぶせたスーパープレッシャー気球の性能評価を目的として、2020年度気球実験の初号機を、連携協力拠点である大樹航空宇宙実験場より放球しました。この気球は満膨張体積2,000m3(直径約18m)のスーパープレッシャー大型気球です。

放球後、何らかの理由により気球は想定通りに上昇しませんでしたが、所定の手順により高度を維持しながら安全な海上まで飛翔させ、午前4時33分に高度10kmで指令電波により切り離した気球および制御機器部は、それぞれ大樹航空宇宙実験場東南東約23kmおよび約40kmの海上に緩降下し、午前5時40分までに回収船によって回収されました。

今後、飛翔データおよび回収した気球皮膜の検査等により原因を調査していく予定です。

放球時の地上気象状況は、天候:曇り、風速毎秒1.5m、気温:摂氏14度でした。

※実験概要
皮膜に網をかぶせる手法で製作されたスーパープレッシャー気球(SP気球)は、高耐圧性能を軽量で実現し、大重量の観測装置を吊り下げて長時間飛翔させることが可能な飛翔体です。本実験は、体積2,000m3のSP気球の飛翔試験を通じて、打ち上げから回収までの一連の運用が可能であることを確認すると共に、飛翔環境下での完全展開、耐圧性能を評価することを目的として実施しました。

2020年7月10日 更新
九州に大雨をもたらした梅雨前線に伴う降水の時間変化や水蒸気量の観測

2020年7月9日現在、活発化した梅雨前線が九州付近に停滞し、九州地方を中心に甚大な被害が発生しています。被害を受けられた方々に対し、謹んでお見舞い申し上げます。

JAXAでは、降水状況の把握に関する情報提供の観点から、衛星全球降水マップ(GSMaP)水循環変動観測衛星「しずく」など、宇宙から雨や水蒸気を観測しているデータを用いて解析を実施いたしました。

下図は、水循環変動観測衛星「しずく」GCOM-Wに搭載されている高性能マイクロ波放射計2(AMSR2)によって観測された7月2日~7日(日本時間)の水蒸気量(鉛直方向に積算した値)の平均値を示しています。この期間中の梅雨前線周辺、特に九州南西側の東シナ海を中心に、水蒸気量が非常に多い状況であったことがわかり、海上からの湿った空気が線状降水帯による持続的な豪雨につながった一因である可能性が示唆されます。

水循環変動観測衛星「しずく」による2020年7月2日~7日(日本時間)の水蒸気量(鉛直方向に積算した値)[kg/m2]

水循環変動観測衛星「しずく」による2020年7月2日~7日(日本時間)の水蒸気量
(鉛直方向に積算した値)[kg/m2]
©JAXA EORC

2020年7月10日 更新
オーストラリア宇宙庁(ASA)との協力覚書の締結について

JAXA山川理事長、ASA Clark(クラーク)長官は2020年7月7日に宇宙利用に関する協力覚書を取り交わしました。署名式には、駐日コート豪州大使、在豪髙橋日本大使にご臨席いただきました。また、本協力覚書の締結については、7月9日の日豪首脳会談においても触れられ、協力が歓迎されました。

本協力覚書に基づき、今後(1)宇宙利用、(2)宇宙技術、(3)宇宙環境利用、(4)宇宙科学・宇宙探査、(5)宇宙教育・アウトリーチの5つの分野における協力創出に向けて、検討を進めてまいります。
日豪の宇宙分野における協力がより深まり、アジア太平洋地域における主要なパートナーとして、共にこの地域の宇宙活動を盛り上げていきたいと思っております。

2020年7月8日 更新
活発化した梅雨前線に伴って発生した九州地方の線状降水帯の観測

2020年7月6日現在、活発化した梅雨前線が九州付近に停滞し、九州地方を中心に甚大な被害が発生しています。被害を受けられた方々に対し、謹んでお見舞い申し上げます。
JAXAでは、降水状況の把握に関する情報提供の観点から、全球降水観測計画(GPM)主衛星衛星全球降水マップ(GSMaP)など、宇宙から雨の状況を観測しているデータを用いて解析を実施いたしました。

図1は衛星全球降水マップ(GSMaP)による7月5日の日降水量の分布を示しています。梅雨前線に伴う降水帯が東西に長くのびている様子が確認できます。特に九州周辺では、250mmを超える降水量が宇宙からも捉えられています。

図1:2020年7月5日(日本時間)の衛星全球降水マップ(GSMaP)による日降水量の分布

図1:2020年7月5日(日本時間)の衛星全球降水マップ(GSMaP)による日降水量の分布
©JAXA EORC

2020年7月8日 更新
「だいち2号」による2020年7月九州南部の豪雨の緊急観測結果について

梅雨前線の活動の活発化と小さい低気圧の通過にともない、2020年7月3日から続いた豪雨によって、熊本県を中心に河川の氾濫や土砂災害の被害が発生しました。JAXAでは国土交通省からの要請に基づき、7月4日13時13分頃および7月5日0時4分頃(いずれも日本時間)に「だいち2号」(ALOS-2)搭載のLバンド合成開口レーダ「パルサー2」(PALSAR-2)による緊急観測を実施し、国土交通省などの防災関係機関等にデータを提供しました。図1に今回のPALSAR-2による観測範囲を示します。

「だいち2号」PALSAR-2の観測範囲(黒:2020年7月4日13時13分頃、青:2020年7月5日0時4分頃)

図1:「だいち2号」PALSAR-2の観測範囲
(黒:2020年7月4日13時13分頃、青:2020年7月5日0時4分頃)
©JAXA EORC

2020年7月2日 更新
つくば市との「相互協力の促進に関する基本協定」の締結について

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、相互協力を図ることにより市民の安全・安心を確保するとともに、市民の良好な生活環境が確保された地域社会の持続的な発展や地域再生に資することを目的として、「相互協力の促進に関する基本協定」をつくば市と締結しましたのでお知らせいたします。

2020年6月25日(木)に、JAXA筑波宇宙センターにおいて本基本協定の締結式を開催し、筑波宇宙センター 寺田所長と五十嵐つくば市長による基本協定書への署名を行いました。

phpto

左:JAXA 筑波宇宙センター 寺田所長
右:つくば市 五十嵐市長

phpto

筑波宇宙セター スペースドーム入口にて
左:つくば市 五十嵐市長
右:JAXA 筑波宇宙センター 寺田所長

phpto

宇宙の真空空間を模擬することが可能な設備:13mΦチャンバをご視察の様子
左:JAXA 筑波宇宙センター 寺田所長
右:つくば市 五十嵐市長

2020年6月

2020年6月30日 更新
HTV-X1号機における超小型衛星放出技術実証ミッションの搭載衛星インテグレーション等を行う実施企業を公募します

HTV-X1号機における超小型衛星放出技術実証ミッションの搭載衛星インテグレーション等を行う実施企業を公募します

HTV-X1号機における超小型衛星放出技術実証ミッションの搭載衛星インテグレーション等を行う実施企業を公募します。

本公募につきましては、有人宇宙技術部門公開ウェブサイトの以下のリンク先をご覧ください。

2020年6月16日 更新
アルツハイマー病発症の要因とされるアミロイド形成の宇宙実験~「きぼう」の微小重力環境では独特なかたちのアミロイド線維ができることを発見~

自然科学研究機構 生命創成探究センター(ExCELLS)の加藤晃一教授、矢木真穂助教、谷中冴子助教らの研究グループは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」日本実験棟を活用して微小重力環境におけるアミロイド線維形成を調べ、微小重力環境では独特なかたちのアミロイド線維ができることを世界で初めて明らかにしました。

2020年6月15日 更新
2020年度 宇宙教育シンポジウムWEB版の開催について

2020年度 宇宙教育シンポジウムWEB版の開催について

5月16日(土)、17日(日)に開催を予定していた、2020年度宇宙教育シンポジウムは、新型コロナウイルス感染症が拡大し、日本政府による緊急事態宣言が発令された状況を受け、開催を中止いたしました。宇宙教育センターでは、Web上において、同シンポジウムの登壇者の発表内容を掲載させていただくなどの代替措置を検討してきましたが、このたび、WEB版を公開できる運びとなりましたのでお知らせいたします。どなたでもアクセスできますので、普段から宇宙教育活動を実践されている方だけではなく、「宇宙教育」とはどのようなものか知りたい方なども、この機会にぜひご覧ください。

公開期間: 2020年6月15日(月)~8月14日(金)
(質問等の受付は7月17日(金)までとなります。)
※遷移先のドメイン( https://onestep-sound.jp/ )は、事務局が使用しているドメインです。

2020年6月10日 更新
「日本の国際宇宙探査シナリオ(案)2019」を掲載しました

「日本の国際宇宙探査シナリオ(案)2019」を掲載しました

JAXAではこの度、2016年度に作成した以下のドキュメントを更新しました。月及び火星(その衛星を含む)を対象とした「国際宇宙探査」における、目標や全体アーキテクチャ、環境データ分析、科学・ロードマップ、技術の各ロードマップ、具体的なミッションの検討をまとめています。

2020年6月3日 更新
宇宙探査イノベーションハブ 第6回 研究提案募集(RFP)

宇宙探査イノベーションハブ 第6回 研究提案募集(RFP)

これまで、宇宙探査オープンイノベーションフォーラム、課題設定ワークショップ等を通じて様々な分野の企業(団体等を含む)や大学等(公的研究機関を含む)と交流、 意見交換し、情報提供要請(RFI: Request for Information)にて企業・大学等が保有する技術情報や研究開発ニーズの提供を受け、 これまでに5回の研究提案募集(RFP: Request for Proposal)を実施しました。その結果、多種多様な企業・大学等と連携した研究開発に取り組んでおります。
この度、これまでRFIに提供いただきました技術情報を基に、本事業において着手すべき研究課題を絞り込み、第6回研究提案募集(RFP、以下「本RFP」)を実施します。

【募集期間】2020年6月1日(月)~2020年7月10日(金)12時まで

詳細は以下を参照ください。
第6回研究提案募集(RFP)

また、意見募集にあたり、下記の通り説明会を開催いたします。

【説明会開催概要】

2020年5月

2020年5月26日 更新
第1回「きぼう」ロボットプログラミング競技会 国内予選のお知らせ

第1回「きぼう」ロボットプログラミング競技会 国内予選のお知らせ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、日米オープン・プラットフォーム・パートナーシップ・プログラム(JP-US OP3)(注1)の枠組みでNASAと協力して、学生向け『第1回 「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC:「きぼう」ロボットプログラミングチャレンジ)』(注2)を開催いたします。

YouTubeのJAXA Channel  で配信しますので、ぜひご覧ください。

なお、国内予選は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、リモートイベントとして開催いたします。

関連リンク

(注1)日米オープン・プラットフォーム・パートナーシップ・プログラム(JP-US OP3)

(注2)第1回 きぼうロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC:きぼうロボットプログラミングチャレンジ

2020年5月22日 更新
[はやぶさ2プロジェクト] 海外メンバーからのメッセージを公開しました

[はやぶさ2プロジェクト] 海外メンバーからのメッセージを公開しました

第2期のイオンエンジン運転が5月12日から始まりましたが、この運用開始を海外の「はやぶさ2」プロジェクトメンバーに伝えたところ、たくさんのメッセージが送られてきました。特に、現在の新型コロナウイルスで世の中全体が大変な状況において、非常に勇気づけられるメッセージですので、ご紹介します。

2020年5月22日 更新
[施設部]事業所紹介ページを公開しました

[施設部]事業所紹介ページを公開しました

施設部所掌の事業所を地図上からご覧いただけます。

2020年5月21日 更新
「こうのとり」9号機/H-IIBロケット9号機 打上げ成功

宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)は、H-IIBロケット9号機(H-IIB・F9)により、種子島宇宙センターから2020年5月21日2時31分00秒(日本標準時)に打ち上げられました。

打上げ前にブルーライトアップされたロケット

打上げ前にブルーライトアップされたロケット ©JAXA

移動発射台に「感謝」と「希望」の言葉

移動発射台に「感謝」と「希望」の言葉 ©JAXA

新型コロナウイルス感染防止の最前線で医療に従事する方々、地元の皆さまをはじめ今回の打上げに対してご理解とご協力をいただいたすべての方々へ感謝いたします。

2020年4月

2020年4月23日 更新
プログラミング教材「ロケット編」と「はやぶさ2編」を公開しました

プログラミング教材「ロケット編」と「はやぶさ2編」を公開しました

JAXAでは、2020年度からプログラミング教育が小学校で実施、また2021年度からは中学校で拡充されることをうけ、宇宙教育教材の開発を行ってきました。すでに「人工衛星編」「地球観測編」の2つを公開していますが、この度「ロケット編」「はやぶさ2編」を公開いたします。

2020年4月9日 更新
美笹深宇宙探査用地上局で「はやぶさ2」からのKa帯電波の受信成功

美笹深宇宙探査用地上局で「はやぶさ2」からのKa帯電波の受信成功

GREATプロジェクトでは、昨年12月16日に成功した小惑星探査機「はやぶさ2」からのX帯信号の受信(8GHz帯)に引き続き、4月8日午前3時15分頃(日本時間)にKa帯(32GHz帯)信号の受信に成功しました。

Ka帯による深宇宙探査機信号の受信は国内で初めてとなります。

2020年4月1日 更新
新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)ウェブサイトを公開しました

新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)ウェブサイトを公開しました

新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)は「こうのとり」の後継機として開発中の無人宇宙船です。ウェブサイトでは新型宇宙ステーション補給機プロジェクトの概要、開発状況、開発秘話などを発信していきます。

また、HTV-X Twitterアカウントも新規開設しました(@HTVX_JAXA)。最新情報はこちらでも投稿していきます。

2020年3月

2020年3月31日 更新
日本発、長寿命ホールスラスタ

国産ホールスラスタの設計に一区切りがつき、地上試験モデルの試験が本格化します。 そこで、JAXAでホールスラスタの開発をしている張科寅(ちょうしなとら)さんに、 ホールスラスタの特徴やどのような良さがあるかなどについて、お話しを聞きました。

張科寅(ちょうしなとら)さん

JAXA研究開発部門 第二研究ユニット/第一宇宙技術部門 技術試験衛星9号機プロジェクトチーム併任

張科寅(ちょうしなとら)さん

ホールスラスタは、はやぶさ1、2などで使われたイオンエンジンと同じく、電気の力を利用する推進機です。技術試験衛星9号機ホールスラスタでは、うまくスラスタ中央に配置できるように設計し、高性能や長寿命といったメリットを得ています。 センターカソードのアイデアは、公開情報の範囲では私の指導教員である荒川義博先生(東大名誉教授)の研究室で実験したのが最初だと思いますが、 静止衛星に適用して宇宙実証するのは技術試験衛星9号機が世界初となる予定です。

ホールスラスタ

ホールスラスタ

2020年3月31日 更新
JAXA機関紙「JAXA's」の80号を発刊しました

JAXA機関紙「JAXA's」の80号を発刊しました

今号のテーマは「雲と雨」。対談では映画『天気の子』を監督した新海 誠さんに登場いただきました。
特集では、知っているようで知らない「雲」と「雨」の関係や、雨が降るプロセスなどについて、ポップなイラストを交え解説しています(タブロイド版限定)。
そのほか、種子島とロケットの関係、昨年打ち上がった「革新的衛星技術実証1号機」の成果など、盛りだくさんの内容でお届けします!

2020年3月19日 更新
小型光通信装置「SOLISS」による宇宙通信インフラ構築への貢献で第4回宇宙開発利用大賞の最高賞、内閣総理大臣賞を受賞

2020年3月9日 更新
衛星雨データから見る世界の豪雨や干ばつ~「世界の雨分布統計」ウェブサイトの公開~

JAXAでは、全球降水観測(GPM)計画の下、GPM主衛星に搭載された二周波降水レーダ(DPR)と、複数の衛星を組み合わせて作成した衛星全球降水マップ(GSMaP)により、宇宙から世界の雨を観測しています。
この度、豪雨や干ばつなどの降水変動監視のための新しいGSMaPウェブサイト「JAXA世界の雨分布統計」を公開しました(図1)。このウェブサイトでは「1日・5日・7日・10日・月」単位の積算降水量や、豪雨指数(パーセンタイル値*)、干ばつ指数(SPI値**)を表示できるため、世界の豪雨や干ばつを容易にモニタリングすることができます。2000年4月から現在までのデータが閲覧可能です。

「世界の雨分布統計」ウェブサイトの画面イメージ(2020年2月の月降水量)

図1.「世界の雨分布統計」ウェブサイトの画面イメージ(2020年2月の月降水量)

2020年3月5日 更新
進路予測が難しかった2019年台風10号

2019年は、台風15号が房総半島を中心に暴風による被害をもたらし、また、台風19号が東日本や東北地方を中心に大雨などによる被害をもたらすなど、台風が日常生活に大きな被害をもたらした年でした。台風10号は、日本上陸に伴い、日本の各地で災害が発生し、死者2名、負傷者56名の大きな人的被害がありましたが、台風進路の予測が難しい台風でした。

この台風10号を対象に、JAXAが東京大学及び理化学研究所と共同で開発した、衛星データと気象モデルを融合するシステム「NICAM-LETKF JAXA Research Analysis (NEXRA)」のデータを使用し、台風進路に影響を与える要素についての解析を行った結果をご紹介します。

JAXA/EORC台風データーベースで提供している2019年台風10号の経路図

図1 JAXA/EORC台風データーベースで提供している2019年台風10号の経路図。

2020年2月

2020年2月27日 更新
「第8回技術経営・イノベーション大賞」にて「はやぶさ2」プロジェクトが科学技術と経済の会会長賞を受賞

(一社)科学技術と経済の会が主催する「第8回技術経営・イノベーション大賞」にて「はやぶさ2」プロジェクトが科学技術と経済の会会長賞を受賞いたしました。
「はやぶさ2」はその小惑星到達と物質採取達成のために行った組織体制のフラット化や議論と意思決定の透明化等の点において今回高い評価をうけ受賞となりました。

phpto
phpto

2020年2月13日 更新
JAXAホームページに関するアンケート実施中

JAXA Webサイト、ファン!ファン!JAXA!では、より良いサイトを目指すためにアンケートを実施しています。
皆さまのご意見やご要望を伺い、改善に役立てたいと思いますので、アンケートへのご協力をお願いいたします。

今回対象となるJAXAホームページは以下です。

JAXA https://www.jaxa.jp/index_j.html
ファン!ファン!JAXA! https://fanfun.jaxa.jp/

※ 多数の方々にアンケートのご回答をいただき、ありがとうございます。
アンケート結果を踏まえ、今後ますますよりよいWEBサイトになるよう努めてまいります。
(2020年2月28日)

2020年2月12日 更新
「革新的衛星技術実証ワークショップ2020」開催のお知らせ

「革新的衛星技術実証ワークショップ2020」開催のお知らせ

「革新的衛星技術実証ワークショップ2020」中止のお知らせ

2020年3月5日に開催を予定しておりました革新的衛星技術実証ワークショップ2020は、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため中止とさせていただきます。
改めての開催につきましては、今後の状況をみて検討いたします。
参加お申し込みいただきました皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何とぞご理解いただきますようお願い申し上げます。
[詳細はこちら]

2019年1月の革新的衛星技術実証1号機打上げから約1年。
1号機の成果と、革新的衛星技術実証プログラムの今後についてご紹介するワークショップを開催いたします。
ぜひ奮ってご参加ください。

日時: 2020年3月5日(木)10:00~17:45
会場: 秋葉原UDXギャラリー 4F Type-E

2020年2月7日 更新
「JAXAでプログラミングを学ぼう!」中止のお知らせ

「JAXAでプログラミングを学ぼう!」中止のお知らせ

「JAXAでプログラミングを学ぼう!」に応募してくださったみなさんへ

2020年2月29日にJAXA東京事務所で行う予定でした「JAXAでプログラミングを学ぼう!」イベントについては、新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため、大変残念ながら開催を延期させていただきます。
イベントを楽しみにされていたみなさんには申し訳ありません。

改めての開催につきましては、今後の状況をみて検討いたしますので、お知らせをお待ちください。
[詳細はこちら]

人の手が届かない宇宙空間ではプログラミングが大活躍!
JAXA東京事務所でプログラミングを学びませんか?

第1部:おはなし「宇宙開発とプログラミング」
第2部:やってみよう「プログラミング教室」(協力:PCN)

日時  : 2020年2月29日(土)
場所  : JAXA東京事務所B1プレゼンテーションルーム
(東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティB1)
時間  : 各回90分(第1部30分、第2部30分)
第1回 10:30~12:00
第2回 13:00~14:30
第3回 15:30~17:00
※受付は開始30分前より行います
参加費 : 1000円(IchigoDake代金)※当日ご持参ください
対象年齢: 小学校4年生~中学校3年生
定員  : 各回12名(抽選)
受付を終了しました。たくさんのお申し込みありがとうございました。当選者または外れてしまった方へのご連絡は2020年2月25日(火)にメールでお知らせします。
今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

2020年2月5日 更新
HTV-X1号機からの超小型衛星放出技術実証における実施企業提案募集の公告予告のお知らせ

HTV-X1号機からの超小型衛星放出技術実証における実施企業提案募集の公告予告のお知らせ

JAXAでは、HTV-Xの技術実証プラットフォームとしての機能・性能を実証するため、HTV-X 1号機の技術実証項目の1つとして、超小型衛星放出ミッションを行うことを検討しています。HTV-X 1号機に対する本ミッションを進めていくにあたり、JAXAが行う衛星放出システムの準備と並行して、衛星放出機会の民間企業への提供を行う予定です。
今後行う企業選定に向けて、実施企業によるユーザ開拓・営業活動期間をより長く確保することを目的として、以下に示す公告予定について事前にお知らせします。企業様からのご意見も前広に伺いたいと思いますので、質問・コメント等ある場合は下記までE-mailにてお問い合わせください。

きぼう利用プロモーション室

z-kibo-promotion[a]ml.jaxa.jp
※[a]を@に変更してください。

<公告予告>

件名:

新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)1号機からの超小型衛星放出技術実証における搭載衛星インテグレーション等を行う実施企業提案募集

提案募集実施期間:

2020年4月下旬~2020年7月(予定)

提案募集の概要:

本提案募集は、HTV-X 1号機からの超小型衛星の放出において、衛星ユーザインテグレーション等を行う実施企業の選定を目的とします。
提案募集の骨子はこちらを参照願います。

2020年2月3日 更新
パリ協定実現に向けた温室効果ガスの長期観測継続へ ~「いぶき2号」による二酸化炭素分布の初解析~

温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」による全球温室効果ガス濃度分布の解析結果が得られました。「いぶき2号」により、2009年以降世界で唯一11年を超えて宇宙から温室効果ガス観測を継続している「いぶき」ミッションを継承し、パリ協定実現に不可欠な温室効果ガスの長期的な変動モニタができるようになりました。
※「いぶき2号」:2018年打上げ。環境省、国立研究開発法人国立環境研究所(NIES)、JAXAによる3者共同プロジェクト

「いぶき2号」のデータを用いた全球の二酸化炭素、一酸化炭素、メタン濃度の解析結果をご紹介します。

「いぶき」「いぶき2号」が観測した全球二酸化炭素濃度(2019年9月)

「いぶき」「いぶき2号」が観測した全球二酸化炭素濃度(2019年9月)

2020年2月3日 更新
宇宙から見たオーストラリアの大規模森林火災

2019年9月頃にオーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州を中心に多発した森林火災は、次第に規模を拡大し、複数の場所で発生した森林火災が合流して制御不能となる「メガ火災(Mega Fire)」も発生するなど、2020年1月末の段階でも終息の目途が立たない状況となっています。

複数の衛星データを用いて、今回の森林火災を多角的に解析した結果を紹介します。

(左)2019年12月の1か月間のGSMaP降水量から計算したオーストラリアのSPI、(右)同様に2019年10-12月の3か月間の降水量から計算したSPI。SPIの値と干ばつの規模、現象の頻度の関係は、WMO (2012)で整理されており、SPIが「-1.5以下で-2.0より大きい」値を取る場合は、概ね「20年に1回」の著しく乾燥した(雨の少ない)状態、SPIが-2.0未満の場合は、現象の頻度が「50年に1回以下」の極端な乾燥に該当し、社会的影響が非常に大きい干ばつが発生する恐れのあることを示す。

2020年1月

2020年1月29日 更新
宇宙科学・探査と「おおすみ」シンポジウムの開催について

宇宙科学・探査と「おおすみ」シンポジウムの開催について

日本初の人工衛星「おおすみ」は、1970年に鹿児島宇宙空間観測所(内之浦)から打上げられました。それから50周年を迎える今年、これまでの50年を振り返りこれからの50年を展望する機会として、「おおすみ」打上げ日の2月11日にシンポジウムを行います。
宇宙科学分野の探査の今後について、戦略的中型と公募型小型に加えて超小型探査機や軌道間輸送機などの新たな視点を含めて展望します。

日時: 2020年2月11日(火・祝)13:00~16:30(12:30開場)
配信映像を下記からご覧いただけます。
「宇宙科学・探査と「おおすみ」シンポジウム」ライブ配信
会場: 国立科学博物館 上野本館 日本館 講堂

2020年1月17日 更新
国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟における利用の取組み・成果の発信と利用促進、商業利用の発展を目的とした『「きぼう」利用シンポジウム』を今年も開催します。

国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟における利用の取組み・成果の発信と利用促進、商業利用の発展を目的とした『「きぼう」利用シンポジウム』を今年も開催します。

 今回は、「きぼう」日本実験棟を軸とした地球低軌道利用を、「学術利用の場として」、「民間利用の場として」、「技術実証の場として」掘り下げ、手に届くところになった「きぼう」の価値や将来性を、各界の有識者やユーザによるディスカッションや発表を通じて、参加者と共有します。
 1日目は「きぼう」利用成果や最新の取組みについて、政策面、科学技術・産業振興の面などから、パネルディスカッションを中心に設定しました。2日目は、JAXA/NASA共同ワークショップの他、衣食住をテーマとした民間の活動、将来の「きぼう」利用やポストISSを見据えた利用需要創出に向けた取組みについて企画しております。

日時: 2020年2月13日(木)13時~、14日(金)10時~
会場: Link-J 日本橋ライフサイエンスハブ
室町ちばぎん三井ビルディング8階(COREDO室町3)

2020年1月17日 更新
2019年度宇宙探査オープンイノベーションフォーラムの開催について

2019年度宇宙探査オープンイノベーションフォーラムの開催について

JST事業の最終年度にあたる本年度は、4つの研究領域の活動及び成果を報告させていただき、今後RFP(研究提案募集)に求めるものや新しい取り組みについてご紹介させていただきます。
皆様のご来場をお待ちしております。

宇宙探査イノベーションハブでは、宇宙探査イノベーションハブでの活動にフィードバックをかけることを目的として、企業(中小企業やベンチャー企業を含む)、大学、研究機関の関係者等の方々を対象に、挑戦しようとしている課題と企業や大学の研究活動とのマッチングを探るための意見交換を「宇宙探査オープンイノベーションフォーラム」として定期的に開催しております。

【東京会場】

日時: 2020年2月7日(金)11:00開場
会場: 丸ビルホール

【大阪会場】

日時: 2020年2月25日(火)11:00開場
会場: グランフロント大阪北館タワーC8階
新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため、中止を決定いたしました。
詳細はこちらをご覧ください。

【仙台会場】

日時: 2020年3月18日(水)11:00開場
会場: メトロポリタン仙台
新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため、中止を決定いたしました。
詳細はこちらをご覧ください。

2020年1月10日 更新
JAXA機関紙「JAXA's」の79号を発刊しました

JAXA機関紙「JAXA's」の79号を発刊しました

今号の特集は「微小重力」。「微小重力」の世界を知ることで、私たちの住む「重力」のある世界を違った視点でみることができ、それを感じていただけるような内容で構成しています。
対談も「微小重力」をテーマに、アーティストで研究者の福原志保さんに登場いただきました。

そのほか、宇宙食の話を描きおろしのイラストと共にお伝えするなど盛りだくさんの内容をお届けします。

PAGE TOP