2026年
2026年2月
2026年2月26日 更新
「宇宙手話」を開発しました
JAXAは筑波大学手話サークルと協力し、聴覚障害者を含む多様な人々に宇宙について理解を深めていただくことを目的に、宇宙用語の手話表現「宇宙手話」を開発しました。また、この「宇宙手話」を紹介する動画「宇宙手話をもっと覚えてみよう」をJAXA 公式YouTubeチャンネル(JAXA Channel)で公開しました。
「宇宙手話」は、JAXAで働く聴覚障害者が企画・制作を行い、宇宙開発の専門知識と聴覚障害者としての知見を取り入れ、約1年かけて開発しました。
今回は、「H3」「ロケットエンジン」「ハニカム構造」などのロケットやその構造に関する用語、「アルテミス(計画)」「有人与圧ローバー」などの月探査ミッションに関する用語といった、ロケットや人工衛星など宇宙開発に関する14の用語を「宇宙手話」にしました。
今回、工夫した点は下記のとおりです。
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学生の皆さんのパフォーマンスを最大限引き出すために、まず3か月間かけて、宇宙開発に関する講義を実施しました。
宇宙開発に関する知識が身についたことで、学生からも積極的な意見を引き出すことが出来るようになりました。 - 学生の皆さんには、「宇宙手話」の開発に集中していただくため、JAXAは広く知られている宇宙用語から約100語のリストを作成して提供しました。そのうえで、学生の皆さんを主体として宇宙用語を自由に選定していただくことで柔軟な発想を促しました。
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手話の初学者の方にもイメージしやすいように、ジェスチャーなどの見てわかりやすい表現になるように作成しました。
聴者(きこえる方)も含め、幅広くどのような方にも親しんでいただけるように心がけました。
また、動画撮影時には、構成や説明文章、手話絵などを可能な限り一般的な表現に抑え、どなたが見てもわかりやすいような構成にすることを意識して作成しています。
この取り組みは JAXA のダイバーシティ&インクルージョン推進の一環であり、SDGs が掲げる「誰一人取り残さない」社会づくりに貢献するものです。
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2026年2月20日 更新
火星着陸探査プログラムにおけるミッション機器提案募集
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、今年打上げ予定の火星衛星探査計画(MMX)に次ぐ火星圏探査として、火星着陸探査ミッションのコンセプト検討を進めてきました。
宇宙基本計画に示されている“火星本星の探査に関する検討を行う”ため、JAXA宇宙科学研究所では火星本星着陸プログラム所内検討タスクフォースを立ち上げるとともに、「日本の国際宇宙探査シナリオ案2025」の検討に沿って、3ステップのミッション検討を行っています。そして、火星着陸機および周回機により、第1段階となる2030年台前半のStep 1ミッションでは、科学目的として、大気や火星内部のダイナミクスを明らかにした上で、地下(地殻・マントル)にある水の量や状態を推定することを目指して、ミッション定義活動を進めています。
ミッション検討を進めるにあたり、火星着陸探査ミッションに期待する観測・探査提案を、科学コミュニティに限らず、広く産学官の皆様から募集いたします。これらの情報をもとに、ミッションの意義やインタフェース条件などの検討を深掘りしていく予定で、Step 1-3のミッション定義に活用してまいります。
2026年2月20日 更新
宇宙戦略基金事業 技術開発テーマ(有人宇宙輸送システムにおける安全確保の基盤技術)の実施機関を決定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙戦略基金に係る政府の基本方針・実施方針を踏まえ、民間企業・大学・国立研究開発法人等に対して、技術開発テーマの公募を実施しており、このたび、下記の技術開発テーマについて、審査会において、提案された各技術開発課題の審議を行い、実施機関を決定しました。
技術開発テーマ:有人宇宙輸送システムにおける安全確保の基盤技術(文部科学省計上分)
詳細:https://fund.jaxa.jp/techlist/theme2_7/
(A) ロケットの往還飛行用の与圧キャビンシステムに必要な生命維持・環境制御機能と与圧機能を実現する基盤技術開発
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| 株式会社岩谷技研 (研究代表者:岩谷 圭介) |
有人宇宙船汎用与圧キャビンシステム―キャビン構造・クルーシステム・ECLSS |
| 宇宙システム開発株式会社 (研究代表者:広崎 朋史) |
有人宇宙輸送の安全確保に資する与圧キャビンECLSS技術の確立 |
(B) ロケット打上げ時の異常発生時に、搭乗員の安全を確保するロケット搭載用安全システムに必要な
①異常検知機能、②離脱機能を実現するための基盤技術の検証
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| 将来宇宙輸送システム株式会社 (研究代表者:梅本 俊行) |
有人宇宙輸送の安全性を支える可視化・検知・退避の基盤技術開発 |
| 三菱重工業株式会社 (研究代表者:今井 源太) |
有人宇宙輸送における安全確保のための異常検知・緊急退避に係る技術実証 |
他の技術開発テーマについても、順次、実施機関を公表する予定です。詳しくは、宇宙戦略基金Webサイトにて情報発信いたします。
2026年2月13日 更新
宇宙戦略基金事業 技術開発テーマ(宇宙機の環境試験の課題解決)の実施機関を決定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙戦略基金に係る政府の基本方針・実施方針を踏まえ、民間企業・大学・国立研究開発法人等に対して、技術開発テーマの公募を実施しており、このたび、下記の技術開発テーマについて、審査会において、提案された各技術開発課題の審議を行い、実施機関を決定しました。
技術開発テーマ:宇宙機の環境試験の課題解決(経済産業省計上分)
詳細:https://fund.jaxa.jp/techlist/theme2_24/
(A) 各種環境試験(放射線試験を除く)の課題解決
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| IMV株式会社 (研究代表者:寺田 祐典) |
宇宙機の各種環境試験実施拠点設立および試験手法の研究開発 |
(B) 放射線試験の課題解決
Ⅰ.放射線試験の課題に対応する設備の開発
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 (研究代表者:澤田 真也) |
エネルギー及び粒子種の変更が容易なシングルイベント評価用陽子ビームラインの開発 |
| 国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 (研究代表者:近藤 恭弘) |
J-PARCリニアックの陽子ビームを用いた宇宙機放射線試験施設の開発 |
| 国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 (研究代表者:松田 誠) |
JAEA東海タンデム加速器における放射線試験設備の開発 |
| 国立研究開発法人 理化学研究所 (研究代表者:櫻井 博儀) |
革新的重イオンビーム供給システムによる半導体試験環境の高度化 |
| 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 (研究代表者:岩田 佳之) |
粒子線治療装置を用いた宇宙放射線試験を実現する技術基盤の確立 |
Ⅱ.放射線試験の課題(設備以外)に対応するシステム開発等
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| SEESE株式会社 (研究代表者:棚田 和玖) |
宇宙産業成長加速の基盤となる放射線試験プラットフォーム構築 |
他の技術開発テーマについても、順次、実施機関を公表する予定です。詳しくは、宇宙戦略基金Webサイトにて情報発信いたします。
2026年2月6日 更新
宇宙戦略基金事業 技術開発テーマ(宇宙転用・新産業シーズ創出拠点「SX-CRANE」)の実施機関を決定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙戦略基金に係る政府の基本方針・実施方針を踏まえ、民間企業・大学・国立研究開発法人等に対して、技術開発テーマの公募を実施しており、このたび、下記の技術開発テーマについて、審査会において、提案された各技術開発課題の審議を行い、実施機関を決定しました。
技術開発テーマ:宇宙転用・新産業シーズ創出拠点「SX-CRANE」(文部科学省計上分)
詳細:https://fund.jaxa.jp/techlist/theme2_17/
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| 国立大学法人東京海洋大学 (研究代表者:久保 信明) |
牽引型:ユビキタスな自律移動社会を支える次世代PNT技術開発 |
| 国立大学法人東京科学大学 (研究代表者:関根 康人) |
牽引型:有人火星時代に向けた環境センサ・小型ペイロード開発拠点 |
| 国立大学法人東京科学大学 (研究代表者:藤田 浩二) |
牽引型:宇宙での医療と一体化した居住空間開発拠点 |
| 国立大学法人山形大学 (研究代表者:古川 英光) |
牽引型:革新的宇宙ガストロノミー技術開発拠点(STAR-MEALS) |
| 学校法人早稲田大学 (研究代表者:野中 朋美) |
牽引型:一般民間人の健康・快適宇宙生活を実現する宇宙QOL研究開発拠点 |
他の技術開発テーマについても、順次、実施機関を公表する予定です。詳しくは、宇宙戦略基金Webサイトにて情報発信いたします。
2026年1月
2026年1月23日 更新
宇宙戦略基金事業 技術開発テーマ(空間自在移動の実現に向けた技術)の実施機関を決定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙戦略基金に係る政府の基本方針・実施方針を踏まえ、民間企業・大学・国立研究開発法人等に対して、技術開発テーマの公募を実施しており、このたび、下記の技術開発テーマについて、審査会において、提案された各技術開発課題の審議を行い、実施機関を決定しました。
技術開発テーマ:空間自在移動の実現に向けた技術(文部科学省計上分)
詳細:https://fund.jaxa.jp/techlist/theme2_10/
(A) 軌道間輸送機の開発
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| 日本電気株式会社 (研究代表者:小湊 隆) |
多様な軌道で衛星・軌道上サービスを早期実現する軌道間輸送機の開発 |
| 株式会社Pale Blue (研究代表者:浅川 純) |
シスルナ以遠における枝線輸送を担う超小型軌道間輸送機の開発 |
| 三菱電機株式会社 (研究代表者:杉田 幹浩) |
自律的なRPOD技術を活用した汎用軌道間輸送機の開発 |
(B) 軌道上燃料補給のコア技術開発
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| 株式会社アストロスケール (研究代表者:河村 信之) |
静止軌道上でのサービスを見据えた電気推進薬の燃料補給技術の開発 |
(C) 宇宙ロジスティクスの研究開発
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| 横浜国立大学 (研究代表者:高尾 勇輝) |
宇宙ロジスティクスにおける意思決定支援のための学際的解析手法の開発 |
他の技術開発テーマについても、順次、実施機関を公表する予定です。詳しくは、宇宙戦略基金Webサイトにて情報発信いたします。
2026年1月16日 更新
宇宙戦略基金事業 技術開発テーマ(衛星通信と地上ネットワークの統合運用の実現に向けた周波数共用技術等の開発・実証、月極域における高精度着陸技術、軌道上データセンター構築技術)の実施機関を決定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙戦略基金に係る政府の基本方針・実施方針を踏まえ、民間企業・大学・国立研究開発法人等に対して、技術開発テーマの公募を実施しており、このたび、下記の技術開発テーマについて、審査会において、提案された各技術開発課題の審議を行い、実施機関を決定しました。
技術開発テーマ:衛星通信と地上ネットワークの統合運用の実現に向けた周波数共用技術等の開発・実証(総務省計上分)
詳細:https://fund.jaxa.jp/techlist/theme2_5/
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| 楽天モバイル株式会社 (研究代表者:朽津 光広) |
ダイナミック周波数共用の開発・実証 |
技術開発テーマ:月極域における高精度着陸技術(文部科学省計上分)
詳細:https://fund.jaxa.jp/techlist/theme2_16/
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| 株式会社ispace (研究代表者:片桐 隆司) |
南極近傍への高精度着陸と通信中継衛星を用いた極域でのペイロード活動支援 |
技術開発テーマ:軌道上データセンター構築技術(文部科学省計上分)
詳細:https://fund.jaxa.jp/techlist/theme2_12/
| 実施機関名(代表機関) | 技術開発課題名 |
|---|---|
| 株式会社SpaceBlast (研究代表者:坂本 佳史) |
高信頼性エッジコンピューティングによる軌道上データセンターの構築 |
他の技術開発テーマについても、順次、実施機関を公表する予定です。詳しくは、宇宙戦略基金Webサイトにて情報発信いたします。